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会社員のHow to なめられない(トゲピの場合)

たまにTwitterでもこのトピックを見かけるが、先日実際会社でも同様の問いを投げかけられたのでトゲピなりの考えを書いていくこととする。

「どうしたらなめられませんか?」

この問いに、会社員各位はどう答えるだろうか。
もしあなたの後輩が、部下が、同僚がこう問うてきたら何とアドバイスするだろうか。

そこまで深く考えたことがなかったので、一度なめたことをしてきた相手には徹底抗戦して即殴り返せ(意訳)としか言いようがなくトゲピは困った。

特にここ数年、そんなことは片指で数えるに足りるほどになくなってしまったわけで、「なめられてムカつく、辛い」という感情の記憶はもうとっくに無いわけである。

さて、どうしたらなめられないのか?という問いであるが、その前にまず「なぜなめられていると感じたのか?」というところが大事だとおもう。往々にしてこの手の感情というのは本人の思い込みや被害妄想、勘違いということがあるからだ。

例えば高圧的なものの言い方をされたとして、その相手が万人に対してそうなのであればそれはあなただけをなめているわけではなく、ただ「そういう性格の人」なわけだ。まあ他者全般をなめている、とも言えるのかもしれないが。

記憶を振り絞って思い出すかぎり、トゲピが「なめられている」を感じた条件は
①過度もしくは不当な要求やわがままを
②トゲピに対してのみ
③高圧的かつ攻撃的な態度で通そうとしてくる
という3つが揃ったときなんだと思う。

どれかひとつでは感じない。全てを満たした時にトゲピは「あ、こいつトゲピのことをなめてる」と感じる。

では、どうしたらなめられないのか。答えは実はとても簡単で(というか冒頭ですでに結論は出てしまっているが)、「なめた態度をとったお前を許さないという圧」を徹底的にこちらもかけることである。

ではそれは具体的にどういうことなのか?

トゲピの考えとして、なめられる要因というのもまた3つありそれぞれに「なめた態度をとったお前を許さないという圧」をかける具体的な対処法がある。
なお以下は"実際あなたがどうか"ではなく"その相手があなたをどう認識しているか"、という点が大事であることに注意されたし。

なめられる理由①
相手にとってあなたの重要度が高くない

なめられる理由②
反撃してこないと思われている

なめられる理由③
バカだと思われている(知識が無いと思われている)

ではまず①からお話ししていこう。

例えばあなたがただの平社員であった場合、相手にとっての重要度は低く(意思決定の最終判断者ではないし、あなたのひとことに重みが無いと思われる)、つまり相手はあなたにどう思われたっていいと感じている可能性が高い。どこにも割と存在する「職位で相手を判断する」というタイプの生き物が相手だとこうなる。

しかし、あなたがいま平社員で明日部長になるそとはできない。ではどうするか。

答えは簡単で、相手にとって重要度の高い人物をこちらの陣に引き込むのである。

例えば取引先から意味不明な要求がきた、しかもチームで動いているのに宛先は自分だけで自分の上長たちは入っていない。

そんなとき、あなたにもし正当性があるのなら反撃メール返信にあなたの上長もCCにぶち込んでください。

電話で言い合いになったら「わたしの権限ではここまでしかお伝えできない。これ以上の議論が必要ならば上長に代わるのでお待ちください」と電話を代わってしまおう。

①が原因の場合はこの対処でまずOKだと思う。相手を職位(序列)だけで判断する=飼い犬と同じレベルで人間を見ている生き物なので対処が一番簡単である。

それでは次に②「反撃してこないと思われている」。

要は、何を言っても言い返してこないだろうから何を言ってもいいやと思われるパターン。
これはもう即カウンターをキメてください。

周りを見ていても失礼なことを言うおじさんというのはいる。それはもうそういう生き物と思うしかない。猫がニャーと鳴くように、犬がワンと鳴くように、そういう鳴き声の生き物と思うのが最もストレスがない。

だが、一度許すとその後何度も同様の発言や行為をしてくるのがその生き物の特徴である。

「それ、普通に失礼なんでやめてくださいね😆」これを即座に言おう。トゲピは2度言ったことがある。考えたらダメだし、躊躇したらだめ。言われた瞬間被せるくらいの勢いで言おう。

そして、これはあなたが言っているのを見た周りに生息している同様の生き物にも牽制の効果を持つ。ゴキブリが巣に帰ってもそのたまごや仲間に効果を発揮するタイプの毒餌みたいな。

でかい声で、許さんという圧を放ちつつも笑顔で即言うというのがポイントです。

最後に③「馬鹿だと思われている(知識が無いと思われている)」。

これについては、正直本当に知識が無いのなら即勉強したほうがいい。なめるなめられない以前に、会社員として、プロフェッショナルとしての問題があなた自身にあるからだ。

知識が無いと、相手はそれに乗じて言いくるめようとしてくることがある。わからないのを良いことに、相手にとって有利な条件や要求を突きつけてくる。

だから、それを制圧するためにある程度の知識は備えておかないといけない。会社は実際に殴り合う地下闘技場ではないので、知力こそが武力たりえるのだ。

トゲピが必要だなとよく感じるのは、IT・財務会計・法律(ベースは民法、あとはそれぞれの専門領域ごとに必要なもの)・統計学あたりだろうか。

トゲピはそれなりのランクの馬鹿なので、「あの時ああいえばよかった」「あのときこういうふうに切り返したらよかった」と思うことが若い頃は本当によくあった。今でもある。

数字がわからないから説得できない、民法の知識があやふやだから契約内容にいちゃもんつけてきた相手の言い分を即時撃破できない、マクロvbaすらわからないレベルだから開発の要件定義がゴミカス、もうそれはたくさんあった。たぶんこれからもある。

そしてこの③については、唯一なめられても仕方ないと思っている。三十路の「わからなぁい🥺」を許し、思いやりのある対応をしてくれるほど社会は優しく無い。

だからこれを解決するには、もうめっちゃ勉強してください。

もし知識はあるのになめられたら、「いや何意味わからんこと言ってんすか?わたしちゃんとわかってますよ?」と理路整然と言い返せば相手もそれ以降下手なことは言ってこないから即解決する。大人になってわかった、勉強はまじ大事。

以上が、トゲピが思うなめられる主な理由3つとそのトゲピ流解決法です。

なお、この理由だけではなく「女である」「年齢が若い」というだけでなめた態度をとってくるタイプの生き物もいるんだろうけどこればかりは性別を変えるのはまず無理だし年齢も急に歳は取れないので解決法はないです!

ただ、傾向として先の①②のパターンに近いものがあるので複合技で対処できるかとおもいます。

そして番外編の解決策として、なめられないためにどうするかという問いのアンサーからは外れるが「自分の認知を変える」というのも解決策としてはありだ。

もしあなたがそこまでメンタルが強くなく、特に②のような場合に言い返せない場合はもう自分の認知を変えるしか無い。他人を変えるだけの強さが無いなら、自分を変えるしか無いのだ。

トゲピは③以外のパターンを記述する際に、一貫してなめたことしてくる相手方を「人」ではなく「生き物」という表現をつかってるわけだが、まじでこの認知の転換はおすすめ。要は自分と同じ土俵で考えなければなめられているとは感じないはず。あーなんか生き物が鳴いてんなーくらいに感じる。

たぶん2〜3年は心底そう思うことは難しいかもしれないが、そう認識する癖をつけて心底そう思えるようになるとガチでストレスは激減します(*⁰▿⁰*)

ただその境地に至るのは割と難しいらしく、会社でもそうアドバイスしているものの「よくそんなふうに割り切れますね、自分には無理です」と言われてしまうことが多いのである程度のメンタル適性は必要なのかもしれない。

以上、番外編の解決策おわり。

そして最後に一番大事なことを。

大前提、通常時はどんな時も笑顔とリスペクトは忘れないように心がけよう。そのベースとなるパーソナリティがあって初めてこの対応に凄みが出るし活きます。

たまに勘違いしてる人がいて、にこにこしてるとなめられる・優しいとなめられるとか思ってツンツンしてる人がいるけど割と悪手だと思うんだよな。本来なら作らなくてよかったはずの敵を作ってしまうし。実際そういうタイプの人はいざという時助けてくれる人もめちゃ少なくて、すごく仕事がやりづらそうに見える。

一定以上の規模の組織において基本味方は多い方が確実に得なので、万人にウケつつ迎撃はピンポイントで確殺!というのがトゲピのモットーです。

右の頬を殴られて左の頬を差し出すな、相手のこめかみにグーパンチぶちこんだれ(*⁰▿⁰*)それでは!

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