寺岡クラスに関して(R4.10.15時点)

こんにちは、あるいはこんばんは。
アガルートにて司法試験・予備試験受験指導講師をしております、とげぬき法律事務所弁護士の寺岡です。

さて、YouTubeで公開したとおり、「寺岡クラス」(ネーミングがいまいち。寺子屋とかも考えたけど)なるものを始動したわけで。

※R4.10.14現在、無料相談は定員に達したため停止


これがなかなか難しい。というのも動画でも伝えたが、全員にとって最大化するというのはおよそ限りなく不可能に近い。わかってはいたものの…。

というわけでわかりやすくすべく、シンプルに
・学習相談
・添削
という2つにすることとした。

A 学習相談

1回目~5回目まで 1時間/1万6500円
6回目以降     1時間/1万1000円
※11回目は無料

B 添削

【予備試験】
~10通 4400円/1通あたり
11通~ 3300円/1通あたり
【司法試験】
~10通 6600円/1通あたり
11通~ 5500円/1通あたり

これだけである。

以下、学習相談について付言しておこう。
料金はボトムを1万1000円で抑えざるを得なかった。それゆえ、5回目までは1万6500円とし、一般的なタイムチャージ(2万2000円)よりは安く、しかし、通常の法律相談料よりは高い。が、6回目以降は通常の法律相談と同額、ということに。湯水のように金が湧き出る事務所ではないゆえに、申し訳ない。が、それだけの価値は提供する。

「どういうやり方をするのか」にもよるが、基本的には、そう何回も使う必要はない、という考えである。勉強はあくまで自学。9割は自学と心得よ。

「寺岡とたまに話をしているから大丈夫」←これは危険。寺岡と話さず合格した人はごまんといるのに対し、寺岡と話した受験生が全員合格なんてことはもちろんない。
また、こちら都合で考えると、”何年も継続して手助けできる保証がない”。依存は絶対にいけない。
合格は「させてもらう」のではなく「自分でするもの」である。だから、自分が受かるために必要であれば、利用してほしいし、そうでなければむしろ控えるべきであろう。

原則は月1程度ではないか。それ以上は特段の事情により、隔週であったり。あるいは逆に隔月に1回でもいいし、模試終わりに1回だけなんてのもいいだろう。
「意思が弱いから発破かけてほしい」「孤独が辛いからたまに話をしたい」という人は数を増やすのも1つ。いわばメンタルクリニックみたいなものである。が、本当に必要かどうかは再考。

予備組について。元々、TwitterやらYouTubeを視聴してくれる方は、どうしてもアガルート受講生が多い。ゆえに、そうした方からの問い合わせが中心である。
少なくとも、現時点でマネオプ学習している方は、原則不要であろう。マネオプは課題も多い。特に今の時期は予備過去に入り、重問の復習をし直すも

「やべえ、なんも覚えてない」
と絶望するとき。

今、必要なのは頑張って課題の提出を続けることと、自分で復習していくこと。基礎を忘れている方にガンガンソクラテスをしても「わかりません。覚えてません。」の嵐なのは予想できる。この場合、実質的には「指導」になってしまい、ほぼ一方的にしゃべるこちらの説明力がぐんぐん上がるだけ。お金をもらってこっちが成長しちゃうぞ。
あととにかく短答。これはそのうち書くけど、今は膨大な民法に始まり、憲法の人権、あとは刑法の下地をしっかりね。油断したら落ちるのはもちろん、油断してなくても落ちてしまう難しさがある。

ちなみに私にマネオプで当たると、「重問全部やってきてね」と言われるかもしれない。

あえて、マネオプ生が利用するなら、これも特段の事情がある場合ということになろうが、例えば、自分なりに1科目を一応仕上げたと思ったときの実力チェック的なやり方であろうか。例えば刑法であれば、
「構成要件の定義も概ね覚えた…はず」
「重問も問題文見れば、なんとなく検討すべき罪名、問題となる構成要件、定義等が解答見なくても出てくるぞ」
なんて人に対する「超ソクラテス」であろうか。たくさん問答され、「口頭で全然言えねえ…」という反省・悔悟の情→記憶につながる作戦である。

アガルート生以外の予備組については、現在どういう学習の仕方をしているのか等個別事情を確認しないといかんので割愛。

まとめ

・本当に必要かよく考えること(面談で個別に伝えますが)
・司法組は原則月1程度ではなかろうか
・予備組(のうち現マネオプ勢)は原則不要

以上です。次回は、添削について書きましょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?