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カスの嘘/ボツの嘘イベントありがとうございました20240326

2024年3月20日、阿佐ヶ谷ロフトAにて、トークイベント「ダウナー系お姉さんにボツの嘘を流し込まれるイベント」が開催されました。

同人サークルはるばーど屋の谷幽零とわたくし棘アイロン、そしてWebライターのシュゴウさんをゲストにお招きして登壇しました。

作品が完成・販売したときにはまさかリアルイベントやりましょう!なんてお声がかかるとは夢にも思っていなかったし、当然そんなトークイベントへの出演経験なんかないずぶの素人なので「そんなんやれるのか…?」と直前まで思っていましたが、準備に尽力してくれた谷幽零くん、ゲストとして駆けつけてくださったシュゴウさん、阿佐ヶ谷ロフトAのスタッフさん、かなりゲラな会場のお客さんの協力で無事にやり切ることができました。

会場にお越しいただいた方、配信で見てくださった皆様本当にありがとうございました。
見てない方は4月3日23時59分までアーカイブが残っておりますのでぜひ。

あとガチヒヒ(マダツボミ)

シュゴウさんに執筆していただいたインタビュー記事もぜひ!読んでください!
作品ができるまでと嘘をどうやって作ってたのか……イベントで話したことを詳しく聞いてもらっています。

そしてここからは出演者としての所感を書き残しておきたいと思います。
内容全ネタバレなのでまだ観てない方はそのつもりで!














































あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
めっちゃ楽しかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サイコ〜〜〜〜〜〜
気持ちいい〜〜〜〜〜〜〜
やり!やり!やり!やり!

やる前は「2時間も尺使えるのか…?」と思っていましたが、やってみたらお客さんの反応もよくてかなり喋りやすかったし、
むしろ2時間ちょいで終わらせなきゃいけないのかよ!!と思ったぐらいで

喋ってる側からしたら、あの感じならもう一時間はいけたな〜〜〜〜
インターステラーと同じ尺使えたな〜〜〜〜って感じでした

現地チケットもSOLD OUTで会場はどっかんどっかんウケてて演者も楽しくてイベント大成功!!!
ブイ!ブイ!ブイ!!!
悔い無し!!!

いや1個あり!!!
ノベルティは本当は開場と同時に配る予定でした。
実は「きょうのそらまめちしき」のステッカーは6種類あって、
もしもらった嘘が好きなやつじゃなかったら隣の人と交換しよう!という、トレーディング要素があったら面白いよなと思っていたんですよね。

しかし、梱包が間に合わず……
壇上で袋詰めを始める始末でした。
そして最後、お会計後に一人ずつ手渡しすることになったので、渡してから『あ、ちょうどつまんないなと思ってたそらまめちしきだ』とか思われてもリカバーのしようがないんですよね。
これは仕掛けをちゃんと発動させられなかったということで、悔しいところでした……

あとファイルに挟んでいたプリント。
「カスの嘘ワークショップ」で使った嘘の考え方のスライドをまとめたA4用紙を配っていたんですが、
あれは本来表示するスライドの補足というか、分かりやすいようにするために作ったものでした。
まあでもこっちは、会場も思ってたより暗かったから読めなかっただろうし、先に配れなくても問題なかったかもな……

言い訳ですが、ノベルティの準備が間に合わなかったのはイベント直前にラバーストラップのトラブルが起きたのがかなり重かった。
これは残念でした。
対応に追われた谷幽零くんは梱包と動画編集の時間が確保できず、結局徹夜することになってしまったし……

ちなみに壇上でシュゴウさんに梱包を手伝ってもらっていましたが、
実は楽屋でも本当に開始ギリギリまで一緒に手伝ってもらっていました。
あそこで手伝ってもらってなかったら最悪配布間に合いませんでした。もう足向けて寝られません。
シュゴウさん以外にも、袋詰めを手伝っていただいた阿佐ヶ谷ロフトAのスタッフさん、お給料の外のお仕事をさせてしまってすみませんでした。おかげで首の皮一枚繋がりました。

でも、恥知らずと思われるかもしれませんが、これで良かったこともあります。
ひとつは壇上で梱包作業しているところを見せることで、気の抜けた雰囲気を作れたこと。

壇上で梱包する俺

これはシュゴウさんに仰っていただいたんですが、間に合わず壇上で梱包している……というのがある種のお客さんとのアイスブレイクになっていたと。
たしかにこれが企業とかのやってることだったら『ありえねーぞ』ですが、そこは「なんかたまたま作品がアタった同人サークルでござい」というユルさを見せるのに一役買っていたと思われます。

お客さんも、当然我々のことを知らないわけなので『どんなやつらが、どんなイベントやるんだ?』という、何を見せられるか分からないという緊張があったと思いますが、
そこでこちらがお恥ずかしいところを見せることで多少リラックスできたならよかったのかな……
もちろん、だらしないことではあるし、当初の想定どおり最初に配るのが一番よかったのですが……

ふたつめは、マジのギリギリまで作業していたので、緊張どころではなくなっていたこと。
正直前日は寝付けなかったし(わりとしっかりめに目の下にクマができてしまいました)、当日の朝は腹が痛いほどだったんですが、「あれ?これノベルティ配布間に合わなくね?」と思った時点で、「〜っていうイヤなことが起きたらどうしよう」みたいな漠然とした不安による緊張はなくなり、
「普通に目の前の作業を終わらせないとヤバい!!!」という現実的な問題を解決するために集中できました(開始前に解決しませんでしたが)。

これ凄く緊張をほぐすのに効果的だったので、これから大事な発表・プレゼンとか、人前で何かやる方には「マジのギリギリまで作業する」これがオススメです。
間に合わなかったら知りません。

後悔の話が長くなってしまいましたが、実際のイベントでは嬉しいことばかりでした。

まず自分たちのトークで笑いが起きたこと!!
シンプルですが感動モノでした。

来てくれるお客さんはあくまで「カスの嘘を流しこんでくるお姉さん」のファンであり、「音声作品」のファンであって、
「知らん男どもがやってるサークル」のファンなんか一人もいない、というのがこちらの認識です(今もその認識自体は別に変わってません)。

だからメインは「ボツの嘘」の音声。
我々のトークには興味ないでしょうから、まあ会場冷え冷えの事態にならなければいいな……というのが当初の認識でした。

実際、僕は最初このイベントに餅梨あむさん(声優さん)を呼ぶものだと思っていました。
だってお客さんは我々のお喋りではなく、お姉さんの声を聞きに来ているのだから……と思って……

しかしそれが始まってみたらもうめっちゃウケて!!これは阿佐ヶ谷ロフトAの客層の優しさですね。
開場〜開始までにアルコールが全身に回りきる方ばかりだった可能性もありますが。

谷幽零くんがしっかりと司会進行をして、僕がお喋りで茶々を入れるという流れが、『どこで笑ってあげたらいいのか分かりやすい』という感じでそれも良かったかもしれないですね。
これは始まるまでそういうポジションになる(?)ことを知らなかったので、なんとかこなせてよかった……

大まかな進行(作品できるまで〜ボツの嘘〜ワークショップの流れ)は事前に話し合えていましたが、細かいところは当日まで知らなかったし、というか壇上で初めてスライドを見たのでマジでどうなるか分かってなかった。あ〜なんか今だんだん安心してきたな。

ボツの嘘はかなり反応よかったですね。
壇上から見てると顎外れるんじゃないのってくらいゲラってもらい、とても安心しました。
谷幽零くんが徹夜で「ボツの嘘の読み上げをトリビアの泉みたいな感じで文字の表示と連動させる」という編集をしたと聞いたときは「そこまでやるか???」と思いましたが、
その編集がなかったらあそこまでウケてなかっただろうな〜

それから、ボツの嘘のヤバさから本編の嘘が厳選されてたものだったと感じてくれた方もいて嬉しかったです。分かってんね!ボツの嘘の感じでDLsiteで売ったら、版権はもちろん駄目だし倫理的にも炎上しかねません。
そこの感覚は谷幽零くんのほうが鋭くて、僕は割とダメなやつだしてツッコまれることがけっこうありました。

あと嬉しかったことでいうとキャベツ貰ったの嬉しかったな〜
壇上だとやっぱり緊張してるからメニューに目通らなくて……そこで面白い注文とか考えもしませんでした。
話してないときに手持ちぶさたにならずモシャモシャできるのも焦ることがなくなってよかったし、キャベツが3つ並べられる絵面もシュールで面白いのですごく助かりました。差し入れてくださった方は"理解"ってますね。

真っ先にキャベツにかぶりつく俺

それから……谷幽零くんと棘アイロンがいいコンビ感出てるって感想も嬉しかった。
イベントでも言ったけどあの日で谷幽零くんと会ったのはたったの3回目。ただしDiscordでは1年ちょいでけっこうな回数・時間話したので、イベントでもあれくらいのやりとり・掛け合いはできるだろうと踏んでいました。まあ想定どおりだったかな。
二人の性格の違いも良い感じに相性がよさそうに見えたようで(実際いいと思う)、そこを分かってもらえて嬉しいような、ちょい恥ずかしいような感じですね。

最後の大喜利は本当にあんなに手が上がったのが意外!!配信では見えませんが軽く10人くらい上がってたような……?
お題:商店街も難しいし、想定以上に手が上がったので、進行のために全然考えられなかった(言い訳)が、谷幽零くんが考えてくれてよかった……
でもあそこでパッと挙げられなかったのは我ながらカッコ悪い。マジ反省ですね……

喋りの内容から外れるけど、服も褒められて嬉しかった。ネクタイ似合ってると谷幽零くんにも言われたし。チヤホヤされすぎ。
終わってお客さんにノベルティ配ってるとき、「棘アイロンさん普段何されてる方なんですか?芸人さんですか?」とか言われちゃいました。たはは笑

実際、パリッとした格好でこういうところ出てきたらいっぱしの者に見えるかな?という戦略はありました。
やっぱりド素人なので、だからこそ「面白そうな雰囲気」を少しでも見た目から出さないと重くなった空気に絶対勝てない。
なので、古着屋でオシャレなネクタイ探して、それに合わせて服買って、あと手持ちの服と掛け合わせて……と、家で事前に鏡見ながら二時間くらい服合わせてました。こだわった価値はあったかな。
ほんとの芸人さんだって派手な格好とかルックスに個性つけてやってるわけだし、素人が工夫できる点としてやり得ですね。

ノベルティ配ってるとき「面白かったです」「めっちゃ楽しかったです」って言われて本当に安心した。楽しんでくれてよかった……という気持ちでいっぱいになりました。イベント出る側ってこういう気持ちなんだな~という、本当に貴重な体験をさせてもらいました!!

またやりてえ~~
やらして~~
次はもっと面白く話せる!!!精進します!!!!
ありがとうございました!!

余談
お客さんとしてなんと、Webライターなどをされている『たかや』さんと、オモコロライターをされている『インターネット性善説ドラゴン』さんが来てくださってました。
実はたかやさんがいらしてたのは壇上で話している時点で気づいていました。阿佐ヶ谷ロフト、客席と距離も近いしスクリーンの明かりもあってお客さんの顔がわりとはっきり見えるんですよね。
あ~お二人と写真撮るタイミング無かったのくやし~
またとない機会だったのに……
ご挨拶させてもらったとき、ノベルティお渡しして「たかやさんですよね?」と言ったら、僕がたかやさんを知ってることを本気で意外そうにしていてむしろこっちが意外でした。知ってるにきまってんじゃん……という気持ち。
「たかやさんのライブハウスの記事めっちゃ好きです!」と言ったら『めっちゃスベッたやつじゃないですかあ~!!』とかなりイヤそうなご様子でした。そんな……

とても情熱的に褒めてくださって嬉しかったです。少しお話ししただけですが、そんなに!?ってくらい腰の低い、謙虚な素敵な方でした……あとお肌がきれいで羨ましかったです。

インターネット~ドラゴンさんはたかやさんの隣にいらっしゃっていて、最初分からなかったのですが「なんか見た顔だな」とだけ思っていました。
後ほど「インタ~ラゴンです」と自己紹介されてそうじゃん!!と気づきました。イン~ゴンさんはイベント終了後、感想ツイートもしてくださってとても嬉しかったです……!
イ~ンさんには「夏の大三角を見に行く記事とても面白かったです!」とお伝えしたのですが、一瞬イヤそうな顔をしていた気がしました。
俺が面白いと思う記事、ライターさん的には触れてほしくないやつがちなのか……???

また、サークルはるばーど屋のサイトを作ってくださった「にのせ」さんともお会いできたし、友人の「焼束香椎」もわざわざ来てくれたし……
それからDLsite様から祝い花もいただいちゃってました。本当にありがとうございます……!

谷幽零くんをはじめ、シュゴウさん、阿佐ヶ谷ロフトさん、会場・配信で見てくださった皆さんとカスの嘘を通じて不思議な縁……これは本当に不思議な縁だと思うのですが、これであの日通じ合えたこと、やっぱり思い返しても夢のような体験でした。
一生モノの思い出です。感謝してもしきれないところなのですが、本当に、ありがとうございました。

カス嘘ASMRの企画としてはこれでひと段落で、あとはゆるゆると自分の創作も進めないとな~という感じです。もし今後も興味持っていただけたら嬉しいです!

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