アルミの話。
わたしの彼はアルミニウム。
初めて会ったのは航空部のテスト飛行の見学のとき。
小さな子供が紙飛行機を飛ばしているような
その夢中になっている姿に私は惹かれてしまった。
彼の作る紙飛行機が飛ぶときの速さはだれにも負けない
(といつも自慢してくる笑)。
彼の夢は軽くて丈夫ですんごくはやい飛行機を作ること。
どこででもだれとでもすぐに仲良くなってしまう社交的な人で、
みんな彼のことを気にかけてくれている。
そして彼はいつも私たちのそばにいて
ちょこっとだけ手を差し伸べてくれる優しい人。
小さな体で大きな夢をもち、大きな創造の翼で大空を飛び回っている。
そんな人。
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