遠距離れない

「遠距離恋愛と遠距離バンドはどちらが難しいか」
というタイトルにしようと思ったら画面にこの文字が現れた秋雨の昼。

肉体的距離と精神的somethings.

僕は遠距離恋愛が続かない。
近いところで京都と長野、遠いと羅臼-アムステルダムなんてのもあったわけですがキャンパスや仕事や旅などの理由でまず物理的distanceが生まれ(それはもしかしたら精神的な距離が最初にあったのかも知れず)、ほどなく去っていく。

はてさてその僕が上野原との交流については細々と、時に非常に熱く続いている。昨夜、彼、ことクバさんから上野原スタジオの写真とともに、

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「僕たちはいったいいつになったらバンドを始めるんだ?」
というメッセージが届いた。

夜にメッセージは見ていたのだが、さてどう返そうかと思っていると既出のタイトルが今朝浮かび、初期衝動が消えないうちにタイピングを始めたのである。

辰野と上野原、移動距離2時間、僕が物事を少し大げさに言うことを入れると3時間。今までの遠距離恋愛物理的距離(しかしこんな言葉成立するのか)から比べると最も短いこの距離は、よっぽどの大事が起こらない限り前提条件と捉えて良い。

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これは辰野スタジオ。
現在機能しているとは言い難いこの空間は日に日に寒さが増し、近々暖を取れるエリアに引っ越し予定である。

寒いので風呂に入ってきた。

ところで、一週間ほどうちに滞在しているアメリカ人大学院生Danが今ライティンググループで仕事をしている。ネットで繋いで25分なにか書き物をして、5分休憩して、というのを2時間ほどやるらしい。今日は12時-14時。今は大学は同じだけと会ったことない人とやってるって。ってこれ、patchbaysと同じ仕組みやん。必要なんやな、今。

ライティングは距離を超えうることはわかった。

バンドで距離を超えるには楽譜か即興。
前者には曲が必要。後者は不要。
そのどちらもにテンションと楽器の練度は不可欠。
今クバさんは曲を再度作り始めた。
かたや僕はなにかちょっと楽器をやっては、人が来て次。元来移り気。

色々やった結果、クバさんは今ボーカルに辿り着いた様子。
僕は楽器はなんでも良くてリードパーカッション。つまり呼び水。

即興ばっかりやってるけど、そろそろ曲覚えたいから今からsyrupのベース練習してみる。ていうてたら15時からお客さん来るって。そして17時からMid Point Beats.この企画がまた良くて、この4月からのいっちゃん常連KCがいつかConcertを打てるようになった時にお客さんがめっちゃ踊ってる絵を具現化させるための企画。辰野の音楽祭みんなよう踊るなぁってなもんで。

KCは生来のドラマー、N君はギター、材料は揃ってきてる。
ないチャンスに差し込む感じで、プラグをベースに。

肉体的に近くても結ばれない恋もあれば、離れていても成就する音もある。かどうかを今からやる。