やめるのやめるの

Sin O to & を開けて丸三ヶ月、日中の気温が高まるにつれて、川島に引き上げることを強く考えるようになっていた。
今年の七月は暑かったから特に。

居心地の良い=流れのある場所で生きたい。

そう思って辰野に引っ越してきてもうすぐ5年。
住環境を整え続けてきた。

商店街にシンオトトを作って、店番が嫌で、出勤なんて言葉使い出したら既に末期的。

七月末に孝太さんにやめることを伝えた翌日、美容師のオオツキさんがフラッと来てくれて、引き留めてくれた。
それで一晩考えてた八月最初の午前二時、一つの情報が目に留まる。

”無人/24時間営業の古着屋が池袋で成立している”

そこからアイディアが連鎖し、色んな人にその時点での考えを話し、反応を聞いた上での現段階の構想。

・新たに古着屋をつくる。O to &  とは別レーベル。
・シンオトトは不定期営業で秋まで様子見/残す。
→がらんどうにしてギャラリー/イートインスペースにするのはアリ。
・僕が軸になるか、僕が軸になる人をみつけてくるか。
→公募はしない。最初は僕一人、もしくは一本釣り/育成型。
・無人、24時間営業、監視カメラ複数、試着室に鍵、路面店でガラス張り。
→第一候補はブラザーミシン、第二候補はガレージ。
・平均単価は1000円。ローカルの10代以下と40代以上向けの価格帯。
・古着の寄附を募る。(募り方には捻りを加える必要)
→仕入・在庫処分先として産廃業者にもあたってみる。
・日本環境設計について引き続き調べる。あたる。

現段階ではこんな感じ。で、美術展の企画と絡めるのはOKもらえた。コンセプチュアルアートとして。孝太さんが主軸になる提案はフラれたから、僕がやるかどうか。若手古着屋にも相談して、前向きになってきてる。

覚悟が無くても成立する仕組みを作ること。
昼寝営業してる僕って価値あるねんて。
こんなん考えてる時が楽しい。