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【教えて!正頭先生】#1 「親が英語ができない!」のメリットを考えよう

トド英語公式アンバサダーに就任された正頭英和さん。「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「グローバル・ティーチャー賞」のトップ10に選ばれ、今もたくさんのエデュテイメントに関わる教育のスペシャリストの知見から、おうち英語で悩むママさんたちの質問に毎週答えていただけることになりました〜😆✨これは嬉しいですね❤️‍🔥 今回はその記念すべき1回目の質問!

Q:親が英語を苦手に感じているんですが、子どものおうち英語にどう関わっていけばいいでしょうか? 

英語を苦手だと感じてらっしゃるなら、お子さんと一緒に学んでいけばいいと思います。「私はやらないけど、子どもはやりなさい」という考えは理不尽なので、お子さんが物心つかない幼いうちはいいですが、大きくなってくると「なんでお母さんはできないのに、私はしないといけないの?」と引っかかってくる可能性もあるとは思います。なので、うまくできなくてもいいので一緒にがんばって学ぶスタンスでいけばいいですね。

Q:親が英語を苦手であることのデメリットはありますか?

お母さんの声で絵本の読み聞かせができないことや、日常での声かけができないことはありますが、ほとんどの方は上手に英語を喋れないので気にするほどのことでもないと思います。もし気にしているんだったら勉強すればいいだけのことです。

ネイティブの発音にはどうしたって敵わないので、アプリに頼るのもいいです。World Englishes(アメリカ・イギリスだけでなく世界の国々のすべての英語はどれも正しいという考え)が広まってきましたが、カタカナ英語を聞かせるよりは良質な音源を聞いた方が耳は良くなります。「世界にはいろんな英語を喋る人がいるんだよ」ということを教えるためにWorld Englishesに触れるのは、ある程度の英語習得ができた後でいいと思います。

英語ができないことを、メリットに考えたらいいと思います。
例えば「子どもの気持ちに寄り添える」「自分が努力している姿勢を見せてあげる」というメンタル面においてはたくさんのメリットがあります。

Q:親はどんな教材で学習したらいいですか?

レベルや考え方によって様々ですが、できればお子さんと同じものを使って学習できたらいいですね。もちろん簡単すぎる場合はモチベーションも上がらないと思うので別の教材を使って大丈夫です。その時にお子さんの目が届くところで学習している姿を見せたり、今日はこんなことを学んだよと教えてあげるといいと思います。

Q:おうち英語環境作りとして、日常的にするといいことは何ですか?

手の届くところに子どもがやりたいものを置いておく、ということだと思います。「やりたい!」と思った時にやれる環境があるのがいいと思います。子どもが自由に使っていいタブレットを準備したり、英語絵本もあるといいですね。と言っても英語絵本は高いので、図書館で借りたり、トド英語にもたくさん入っているのでそれを利用してもいいです。

少し専門的な言い方をしますと、子どもの興味関心のど真ん中のちょっと外の情報を置いておいてあげると、「なんだろう?」と興味を持って寄ってくるのではないかなと思います。例えば日本地図に興味がある子がいたとしたら、世界地図を置いてみる。そうすると興味関心が世界に広がっていくんですね。でも宇宙の本を置いたとすると、日本と宇宙では距離がありすぎて響かないんです。
なので、お子さんが英語絵本に興味があるのなら、まだ読んだことのない本をさらりと置いておいてあげると興味を持ってくれると思います。


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