【教えて!正頭先生】#special「夏休みの有意義な過ごし方について」
トド英語公式アンバサダーに就任された正頭英和さん。「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「グローバル・ティーチャー賞」のトップ10に選ばれ、今も多くのエデュテイメントに関わる教育のスペシャリストです。そんな正頭さんが、2024年8月2日(金)に夏休み特別企画ということで、ウェビナーzoomを開催してくださいました😆✨事前お申し込みいただいた会員様限定配信でしたので、全部を掲載することはできませんが、夏休みに関する質問のみこちらで公開OKとなりましたので、掲載させていただきます!
Q.共働きで平日は学童で夏休みといえども結局過ごす時間は学期中とあまりかわりません。楽しむためのアドバイスをください!(10歳、7歳)
共働きでお忙しいとは思いますが、夏休みだからこそできることと、夏休みでも変えてはいけないことがあります。まず、夏休みでも変えてはいけないことを決めることが大事だと思います。特に、起きる時間・寝る時間、そして食事の時間は固定した方がいいです。もちろん、旅行などの例外があれば仕方ありませんが、そのルーティンはなるべく変えない方がいいかなと思います。
ここが崩れてしまうと、2学期に学校へ行きたくなくなる子が多くなるんですよね。私は不登校が悪いことだとは思っていませんが、不登校が一番多いのは2学期の初めです。夏休みの間に夜型になってしまい、朝なかなか起きられずに学校に行けなくなることはよくあります。もちろん、学校に行きたくない理由がこんな単純なことだけではない場合もありますが、要因の一つであるとは言えます。
Q.テレビ時間を減らしたいのですが、家での楽しみの作り方は?一日の理想的なスケジュールも知りたい。(6歳、3歳)
家でできることをたくさん体験させてあげたらいいんじゃないかなと思いまして、「OYACONET-QUEST」を紹介させていただきたいと思います。
家やショッピングモールで子どもにいろいろ体験させたいと思いますよね?でも、何をさせるか思いつくのは難しい。そんな時には「OYACONET-QUEST」をショッピングモールなどに持って行って、その中のミッションを与えてあげるんです。
例えば、ショッピングモールで低学年の子なら「BIG SHOP BEST 3」で、とにかく面積が大きいお店を探してみるんです。お店を見つけてワークシートに書き込んでいく、という感じですね。レベルも分かれていて、ショッピングモールのレベル2になると「出身地探偵」というミッションがあります。都道府県別の出身地を見つけてみようというもので、商品のパッケージの裏に出身地が書いてあったり、物産展などもよくやってますよね。
この「OYACONET-QUEST」があれば、植物園や動物園、図書館でも学べるというのが面白いところです。さらに、おさるのジョージとコラボしていてとても可愛いです。Amazon限定で販売していますので、あまりお金をかけずに、日常の中でいろんな体験を増やして楽しめるのではないかと思います。
Q.子どもたちが朝おきてからサッと動ける方法(10歳、8歳、6歳、4歳)
朝起きてやることを決め、それをスケジュールにしておくのがいいです。スケジュールは、子どもが1日中どこでもやれるというより、もっと区切ったものがいいですね。たとえば、8時に起きて8時10分までに顔を洗い、歯磨きまで終わらせてしまう、という感じです。子どもが自由に過ごす8時から9時までの間に何をしておくか、その順番を決めておくと、朝起きてすぐに動けるようになると思います。
ただ、4人兄弟だと、どこかで揉めてスムーズにいかないことも多々あるでしょう。なので、スケジュールは決めておくものの、うまくいかないことも多いので、イライラしない・怒らないことが大事かなと思います。
Q.低学年の夏休みの宿題管理に親がどこまで介入すべきか。日記も声をかけないと書き忘れたり、他の宿題も言わないと手をつける様子がない。自主性を身に付けさせたくて、宿題一覧を壁に貼って、”これを見て最終日までに終わるようやってね“、と伝えて完全一任することにしたが、低学年はもっと声かけして良いものか。(7歳、4歳)
自主性を身につけさせたいと考える方も多いと思いますが、自主性というのは自然に身につくもので、こちらから意図的に身につけさせようとしても、簡単に育つものではありません。過度な期待はしない方がいいでしょう。「いろいろ試しているのに、うちの子は全然自主性が身につかない」と嘆く保護者の方もよくいらっしゃいますが、7歳や4歳なら全然大丈夫です。
「低学年の子にはもっと声掛けをした方がいいのでしょうか?」という質問に関しては、お子さんがどこまで自分で取り組んでいるかによります。うまくいかなそうであれば、もっと声かけしてあげてもいいですし、丁寧に見てあげるのもいいと思います。
最近、さまざまな研究で言われていることですが、「甘やかすことは良いことだ」とも言われています。もちろん程度にもよりますが、甘やかしすぎた結果、わがままに育ってしまったケースは実はあまりないんです。甘えられるうちは、甘やかしてあげていい、という考えを私はいろんなところでアドバイスしています。
Q.遊びと学びのバランスは?
遊びと学びを分けているのは親だけです。どんなことでも、楽しいことはやりたいし、楽しくないことはやりたくないんですよね。親が「勉強している」と思うようなことも、お子さんにとっては楽しいから遊んでいる感覚で学んでいるんです。
ですので、バランスについてはあまり気にしなくていいと思います。ただ、運動不足にならないかは気をつけたいですね。運動と室内の活動のバランスは考えた方がいいです。しかし、日本は今とても暑いので、熱中症には注意してほしいです。僕たちが子どもの頃は「外で遊べ」と言われていましたが、今は物理的に気温が上がっているので、外で遊ぶときは首に冷たいものをつける、帽子をかぶる、日焼け止めを塗る、虫除けスプレーを使う、こまめに水分補給するなど、子どもだからといって侮らず、きちんと熱中症対策をして遊んでください。
今回ご視聴できなかった方も、また次回を企画していきますので、ぜひトド英語のSNSをチェックしてください😁事情により視聴できなかった方や、もう一度見返したい方のために、事前にお申し込みいただいた方にはアーカイブ動画をメールでお送りしておりますので、ご確認ください✨それでは、残りの夏休みが有意義で素敵な思い出でいっぱいになりますように!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?