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【教えて!正頭先生】#8 「紙でもタブレットでもコンテンツの面白さが大事」

トド英語公式アンバサダーに就任された正頭英和さん。「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「グローバル・ティーチャー賞」のトップ10に選ばれ、今も多くのエデュテイメントに関わる教育のスペシャリストです。そんな正頭さんが、おうち英語で悩むママさんたちの質問に毎週答えてくださることになりました〜😆✨今回は第8弾です!


Q:タブレット等をやりすぎると子どもの記憶力やさまざまなことへの弊害も言われていますが、タブレットならではの楽しみながらの学習効果も感じています。(発音を聞ける、自分の発話を聞けるなどの効果)

時間制限をしながら使用していますが、子どもにはもっとやりたいとも言われ悩んでいます。

年齢にもよりますが、小学生くらいだったら1時間タブレットを使ったら15分休憩という原則があります。幼稚園や小学校低学年であれば、連続して1時間以上の使用は避けた方がいいと思います。これはトド英語に限らず、どのアプリでも同様で、健康リスクを避けるためです。
低学年の場合、1時間使ったら1時間休憩するという形がいいですね。基本的には、子どもがやりたがっているならやらせてあげるスタンスがいいですが、身体的な影響や依存のリスクもあるので、「プレイした時間と同じくらい休憩しよう、それからまたやろう」「1時間以上連続でするのはやめよう」という感じがいいと思います。

Q:アプリで学習をしたことがない世代なので、子どもがアプリを使用することで本当に身につくのか疑問に思っています。できるだけスクリーンタイムはなく、アナログな方法を教育の基本としているのもありますが、投資する時間に対しての効果がどのくらいのものか知りたいです。

アナログとデジタル、どちらで勉強するのが費用対効果が高いのかということですね。一般的な学習に関しては、どちらも一長一短があるのでバランスを取ることが大切ですが、英語に関しては絶対にデジタルのタブレットが優位です。タブレットを通してリアルな音声を聞けたり、AIが発話の相手をしてくれるからです。リスニングやスピーキングの観点から見て、タブレットは圧倒的に優れていると思います。そのため、英語学習においては費用対効果が非常に高いのは間違いないですね。

他の教科についても、整理整頓や一元管理の視点でタブレットの方が優れている点が多いです。紙の勉強の価値を否定するわけではありませんが、タブレット学習は今後もなくなることはないでしょう。「どちらが効果が良いか」ではなく、「タブレットを使ったらどのような学習が効果的か」を考えると良いと思います。紙の勉強もなくなることはなく、紙でしかできないことも多いです。タブレット学習に早く慣れることは長期的に見て重要だと思います。

他の教科においてもタブレット学習のメリットは多いですね。ですが、タブレットのデメリットとしては、受け身の学習になりやすい点や、視力低下や姿勢の悪化などの身体的な影響があります。ただ、紙の学習でも同様の問題が発生することがあります。

重要なのは、学習そのもののコンテンツの面白さです。タブレットでも紙でも、面白いコンテンツでれば子どもたちは前向きに取り組めると思うので、その視点で子どもの学習を見てあげてほしいです。

Q.実際にデジタルを駆使した学習を授業で取り入れている学校は増えているんですか?

日本では、1人1台のタブレットが配布されていて、多くの先生がデジタルを活用した教育に取り組んでいます。全ての小学生がタブレットを使える状況ですが、実際に活用している学校とそうでない学校の差があります。タブレット学習は増加傾向にあり、この流れは止められないでしょう。世の中の流れを待つのではなく、自分で良い流れを作り、子どもに正しいタブレット学習の方法を身につけさせることが得策だと思います。AIの活用も同様に止められないですね。


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