CFA Level 2受験記

特に苦労したCFA Level2の体験をNoteにまとめたいと思います。自分自身もCFA試験受験にあたり、他の方々の体験記や、X(Twitter)上での投稿を非常に参考にさせて頂きましたので、少しでも受験生の皆さんの参考になればと思っています。こんなサンプルもあるんだくらいの感覚で読んでいただけると幸いです。

【スペック】
30代、家族(パートナー・2歳の子供)あり
・国内金融機関勤務
・証券外務員など国内の金融機関勤めならあたりまえにもっている資格以外は特に保有なし(日本の証券アナリストは非保有)
・英語はTOEIC800点代、純ドメでSchweserのテキストを読むのもかなり時間がかかりました

【2022年11月受験/1回目】
2022年4月にCFA Level1(2022年2月受験)の合格通知を受領後、すぐに11月試験の申込をするも、勉強を始めたのが6月からで、今思い返すと反省ばかりの1回目の受験でした。

・勉強時間はトータルで約400時間。schweserのEssential Packageを購入し、とにかく1週(complete率を100%)にすることをめざしました。

・1回目の受験でやったことは以下の通りです。schweserのみで、まったくCFA協会の問題に手をつけられませんでした。
①schweserのテキストを読む(1周)
②schweserのModule quiz(章末問題)やQ-bank、Topic quiz等を解く
③schweserのMock exam3回分を1周(4回分あるのですが、最後の1回分は時間が足りず着手できず)
④schweserのModule quiz(章末問題)の解きなおしを2週(CFA Level1の時に有効だったので、Level2でも同じ作戦をとりました)
⑤schweserのSecret Sauceの読みこみ1回と、①~④の過程で不安なコンセプトや問題をノートにまとめる(A4ルーズリーフ40枚ほど)

・上記①②を終えた時点で既に10月(試験日のちょうど1か月前)だったので、残り1か月間は③④⑤をひたすらやっていました。試験当日は何とか全て回答したものの、手ごたえがなく神頼みという状況でした。1か月半後、結果がきましたが、特に惜しくもない成績で不合格となりました。以下が不合格時の成績です。

【2023年8月受験/2回目】
・2023年1月に試験結果がでてからすぐに2023年5月試験に申し込みました。2月下旬ぐらいから勉強を開始しましたが、仕事の繁忙期で4月~5月がまったく勉強が手つかずとなってしまったため、泣く泣く試験を8月に延期しました。

・トータルの勉強時間は約250時間、2月~3月で50時間、6月下旬~8月で200時間と、結局最後に追い込みをかけるような形になってしまいました。試験直前の5日間はStudy leaveをとり、1日10時間、150問/日くらい問題演習をこなしてなんとか間に合わせた(本当につらかった・・・)というのが実態です。

・2回目は大きく作戦を変えました。1回目は明らかに演習不足だったことから、CFA学習TipsがよくおっしゃっているCFA協会の問題をひたすら解いていく方針とし、FSA、Equity、Fix income、Portfolio management、EthicとWeightが高いのに得点率が悪かった科目の演習と復習に時間をかけていきました。

・2回目の受験でやったことは以下の通りです。2022年→2023年と年度が変わり、試験範囲も若干変更がありましたが、schweserのパッケージは新しいものを買わず、テキストとSecret sauceは2022年のものを参照し、勉強を進めていました。ただ、試験1か月くらい前になり、改訂された箇所を確認していくとCorporate financeとQuantitative methodがそれなりに変わっていて不安になっていため、結局メルカリで2023年度のschweserのテキスト一式を購入しました。。。
①各Reading毎、schweserのKey conceptと、Secret sauceの該当箇所を読む
②協会HPのPracticeを解く(1周目)
③不安なコンセプトや問題をノートにまとめる(1回目に作ったものにプラスしてA4ルーズリーフ10枚ほど)
④大きく改訂のあったCorporate financeとQuantitative methodはschweserの該当箇所をしっかりと読み込み、schweserのModule quiz(章末問題)を解く
⑤協会HPのPracticeを解く(2周目)
⑥Secret sauceと纏めたノートをひたすら読む(直前)

・当初、協会HPのPractice(約1,500問)を3周し、協会Mockも2周はしたいと考えていたのですが、8月に入った時点でようやく協会HPのPracticeが一周できたという状況(①~④)でしたので、協会Mockの演習は捨て、最後の3週間ほどは⑤と⑥に注力しました(それでも時間が足りず、⑤も得意な分野は問題省くなどし、逆に苦手な科目、特にEthicなどはトータルで同じ問題を3回解くなど、取捨選択をしました)。

・試験当日ですが、かなり不安はあったものの、やはり問題演習をかなりやりこんだ(同じ問題を複数回解いていますが、延べ約3,000問くらい)こともあり、午前も午後も30分ずつ時間を余らせて解くことができ、十分に見直しの時間もとれました。直後は落ちている可能性もあるなと思いましたが、1回目と比べたら相応に手ごたえもあり、先日無事に合格通知を頂きました。以下が合格時の成績です。

【試験を振り返って】
2回目の勝因は、やはり協会の問題演習をしっかりやったことだと思います。1回目の試験後に、初めて協会の問題演習を進めていく中で、これを解いていたらあの時の試験の問題も悩まずに解けていたかもしれないと実感する瞬間が何回もありました。


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