#19 海外のヘビ話

 ほぼ1年振りですコンニチワ。
今年は飼い犬に顔を噛まれて傷を作ったままヘビ繁殖の時期を迎えました。生きてます。

コーンスネークは交尾も見えれば卵も見えるので
「スケジュールに向けて前進している」感を得られますがレインボーボアに至ってはノーヒント。
ペアリング時にオスが頑張ろうとしているのは確認しましたが
ツッコめたのかい?
ツッコめなかったのかい?
どっちなんだい??(下品)
 
 過去に繁殖させた個体は出産前でも普通に餌を食べていて交配失敗だと思ってたら、
ある日突然チビッ子が産まれてビックリしたものですが
今年の出産予定(希望)な個体は餌を食べようとはしないので痩せる一方。
越冬失敗で弱ってるだけでない事を祈るばかりです。

 さて、本題。
少し前に海外のレインボーボアコミュニティに参加しました。
自分がやりたいと思っている事を海外ブリーダーが実践して結果を出すのを
羨ましく眺める日々を過ごしているわけですが、気になる点が1つ。

交雑表記がわりと緩い。

 コミュニティー内の繁殖報告や販売個体紹介を見ていると繁殖者によって結構な温度差が有る印象です。
レインボーボア全般を取り扱う場所かつ、クローズドな場所なので
「それ位知ってるでしょ」の前提で書かれているのかもしれません。
その中で今年、レインボーボア「スノー」のハッチ報告がありました。

これを読みに来るヘビ飼育者の方には今更な話すぎる話かもしれませんが
スノーはアネリとアルビノを掛け合わせて創られるモルフです。

ブラジルレインボーボア:アネリ(アルビノは存在しない)
コロンビアレインボーボア:アルビノ(アネリは存在しない)
スノーを作るためのキーになるのはこの2種=必然的にハイブリッドになります。

 ノーマル表現で生まれた個体達はコミュニティでは「ダブルヘテロスノー」と呼ばれていますが
F1全数を手元に残してないよね…何処かで放出されているよね…と思うわけです。

 自分がハムショーで衝撃を受けて以来、一方的に尊敬している
チェコのガチレインボーボアブリーダーさんの所ではきちんとハイブリッド表記されているので、ブラジルレインボーボア66%って!(苦笑)みたいな表記に最初は驚いたのですが
ちゃんと明記されているのはある意味親切だと思います。
組み合わせもきっちり書いてくれているし。雑誌にも載ってたし。

 今年スノーをハッチさせていたのはアメリカのブリーダーさんです。
ヘテロ個体達は写真を見る限りブラジル寄り/コロンビア寄りの個体に分かれていました。
上から写真のみだったので横から見るともう少しハイブリ感あったりするのかもしれません。

 輸出入の手続きの関係なのか、詳細情報まで書かれていないのか
そもそも別のブリーダーさんの元での個体だったのか詳細は不明ですが
一時期、国内でコロンビアとブラジルのハイブリッドと思しき個体達が流通した事がありました。(自分は購入していないのでショップでの表記は不明です)
 少なくとも今年は米国でスノーが産まれているので、しばらくすると国内にも入って来る可能性は無きにしも非ず。

 個人的にハイブリッドは悪!とは思っていませんし
スノーはなんか良いなぁと思います(飼うかどうかは別として)
ただし「ハイブリ」表記もしくは「ダブルヘテロスノー」等ときちんと表記をしてくれれば!多少、値段が高くても構わないから(苦笑)
その辺りはきちんと書いてほしい。

あと不要な豆知識として
・バナナ
・パラディグマ
(コロンビアにもパラディグマが存在するけれどハイブリにも居ます。比較すると柄が鮮やかな方)
といった種もハイブリッドレインボーボアです。

…という訳で自分の所でレインボーボアが産まれるか問題の不安を吹き飛ばす為に色々とまとめてぶつけてみました。
何の解決にもなっていません。
来月位に産まれて頂けると大変ありがたいのですが如何でしょうか?
産まれなければ記事もまた来年(苦笑)

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