社史編纂室の窓際から「インタラプション考」

インタラプションもひと段落したもんやから、現在進行中の官能偏をお休みして、ちょっとアクセスについて分析してみたでー。

まずは、下のグラフを見てもらおうか。

折れ線グラフは、Noteで集計しとる各回のアクセス数や。ユニークユーザはとっとらんから、「のべアクセス数」って考えたらええで。

続いて黄色い棒グラフは、前回を1(100%)としたときの、各回アクセス数比や。要するに前回のアクセス数が1000で、今回のアクセス数が700やったら70%ちゅう計算や。

これを見ると、大雑把に言えば残存率みたいなもんが分かるわけや。「前回おもろかったから今回も読もう」ってなったのが残存やとする。逆に言えば、上の対前回比率が70%ゆうことは、30%は離脱してもうた、ちゅうわけやな。100%を超えることもあるから、純粋な残存率とは言えへんねん。

水色の棒グラフは、今の対前回に近いんやけど、第1回を1(100%)としたときの各回のアクセス数比やねんな。

さて、これを見ると第1回で離脱したのがほぼ30%ゆうことが分かるやろ。第1回目で見限った読者が30%おるわけや。これは全体を通じて一番低い残存率になっとる。要するに物語の設定なり、テイストなりが合わんかったゆうことやねんな。致し方なしや。

続く第3回、4回は離脱がほぼなく進んでいった。これはテイストがあったユーザは第4回まで読んでくれはったゆうことや。言い方を少し変えると第2回、第3回は「次を読んでもええな」思ってくれはったゆうことや。

そして第5回になるとここでまた21%が離脱しとることが分かる。第4回を読んで「次読んでみよかー」思うてくれはったのが79%ちゅうことや。

けど、これは少し踏み込んだ考察が出来るところやねん。実は第4回と第5回ではアップするのに5日間かかってもうたんや。それまでほぼ日刊やったのに。

この手の連載ものは、定期的にアップしないとあっとゆう間に読者の意識から落ちてまうゆうことやろうな。

下のグラフを見て欲しい。縦軸に対前回アクセス比(残存率)、横軸に前回から数えて何日目に次回をアップしたかちゅう日数がとってあるんや。

実際、大雑把にはアップの間隔が開くほど残存率は低くなるちゅうことが分かるやろ。

続く第6回から第8回も順調に推移しとる。第8回は114%、全体で2番目に高い水準ちゅうことやから、これは第7回のラストがよほど期待できる引きになっとったゆうことや。

ちな、この第7回のラストは、主人公の絢が社史編纂室の前に立って、ドアを開けようとするシーンで終わった。「まさかのトド出現か?!」ゆうコメントがたくさん出た回や。

実際、第8回はラストに向けて息抜き&テコ入れのために入れた話で、書いてて楽しかった。コメント欄も好評やった(と思う)。

せやけど、続く第9回はまた少し落ちてもうた。

第9回アップまで4日かかってしまったことが第1の原因や。とにかく第9回はまとめるのに苦労して、とても第8回をアップした翌日になんとかなるようなもんやなかった。ワイの4週間近い作家生活でも最大のピンチの3日間やったでww

続く第10回も、今までで2番目に低い残存率となってもうた。

第9回の翌日にアップしたんやから間隔の問題やない。せやったら、もう第9回の話に原因があると考えるのが一番素直や。

当たり前の話やけど、話に原因がある場合、それは(1)引きが弱い、(2)話がつまらないという2つのいずれか、もしくは両方や。

第9回は、上記の(1)もさることながら、(2)の要素も大きいやろなー。電気自動車についてひたすら語る回で、こういう考察系はおもろいと思うたんやけど、物語には仕立てにくいちゅうのがよく分かった。書くのに苦労して、結果も芳しくないというのがちょっと悲しいわ。いや、ワイは今でもオモロいと思ってんのやでwwww

ゆうても第10回は、ワイの中ではものすごく良く書けた回やと思ってただけに、第9回の失敗は、ほんま痛かった。

もっとも第11回の対前回(残存率)を見ると90%になっとるから、第10回についても引きはあかんかったのかもしれへん。ワイとしては、引きも結構よかったんやけどなwww

後述するけど、第9回以降はまだアップからの日数が不十分でまだアクセスは伸びる余地があるかもしれへん。

最終回は対前回が127%ゆう高水準やった。やはり次回が最終回ちゅうことで興味が一番引けたんやろう。物語の力やなくて、「次回最終回!」ちゅう煽りでこうなるちゅうのは、複雑な心境やねwwww

最後に、もうひとつ。ちょっと違う角度の分析も紹介するで。横軸(説明変数)にピック数、縦軸(被説明変数)にアクセス数を置いたグラフや。

これみると、ピック数が多ければ、Noteへのアクセスも多いゆう当たり前のことが分かるわけやけど、こういうグラフで重要なのは、トレンドラインから上下に外れたものの分析なんや。

今回の分析で言えば、上のグラフの色をつけた2つがそれや。黄色はトレンドを大きく上回る回。赤は大きく下回る回や。

実はそれぞれ黄色は第1回、赤は最終回なんや。やっぱり第1回は期待選考ちゅうか、興味をひく要素が多きかったんやろう。一方で赤は、ピックの割りにアクセスが行かなかったちゅう考え方も出来るんやけど、実際にはまだ十分、アクセス数が落ち着く日数に到達していないちゅう可能性も捨てきれん。

第1回~第8回くらいまでは完全に数字は落ちついとるんやけど、最後の4回分くはあと1週間位すると少し様子が変わるかもしれへん。

1ピックあたりのアクセス数の比率をとると、第8回までは1ピック辺り27前後やったんやけど、第9回以降は21程度の水準で最終回は15程度や。実際、第1回は2~3週間でこのアクセス数/ピック数が20から27.9まであがっとる。

もしトレンドが変わるようなことがあれば、また1週間後ぐらいに追記するわwww

もう疲れたから、今日はここまでや!気が向いたら、もう少し書きたかったこと書くわ。何かの参考にしてくれはったら嬉しいで、、、って何の参考にもならんかwww


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