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イラストレーターになったきっかけのお話~制作出版編~

こんにちわ!イラストレーターのトウドです。

最近、長男氏が急に歴史に興味を持ち始めまして
初めて家族で大河ドラマ視聴に挑戦しております。
あれほど歴史や考古学は嫌だと言っていたのに…何がきっかけになるかわからないものですね。

今回の大河ドラマ「どうする家康」というタイトルなんですが、たったそれだけのタイトルが覚えられない夫氏。
「どうした家康」
うーん、もう一声。
「がんばれ家康」
いや、お前ががんばれ。
終いには
「さよなら信長」
って主人公交代しちゃってるじゃん…
違和感なくさらっと言ってくるのでわたくしもついスルーしてしまいましたが
大河ドラマが最終回を迎える頃にはちゃんと覚えられるといいね夫氏。

それでは前回に引き取りイラストレーターになったきっかけのお話スタートです。

・出版業界のの父と出会う(ホントは父って言うと怒られる)

いつものように出版社に先生の原稿をお届けしに行った時の出来事。
原稿を受け取った編集さんがまじまじとわたくしの顔を眺め、そして「君、おくやま先生の本に出てたよね?」と仰ったのです。
ビックリしました。わたくしがモデルとして先生のご著書に載っていたのは小学校低学年の頃、さすがにあの天然少女と今の私では同一とはわからないのでは?と思ったのですが続けてこう仰いました。
「野の図鑑の春の裏表紙の女の子じゃない?」と!
それはまさしくわたくしでした。
そう。この記事の見出しに使用しているあの写真。
花冠を頭に乗せてもらっている少女です。
「よくおわかりですね!10年位経っているのに」と申し上げたら
「君全然変わってないねぇ」と苦笑いながら
その本がその方にとって初めて賞を受賞した記念べき本であることを教えて下さいました。
そしてわたくしが今おくやま先生の元で絵の勉強をしている旨を知ると「今度絵を見せに来て」と言って下さいました。

その当時はまだ大体の出版社では持ち込みを受け付けていましたが、わたくしはまだ駆け出しでポートフォリオ的なものもなくとにかく描きためた絵を持参して行った事を覚えております。
その中の公園のスケッチをえらく気に入って下さり
「今絵描きさん募集中の案件あるけどやってみる?」とトントン拍子にデビューが決まったのでした。

出版業界のいろは全てこの編集者さんに教わりました。
後に我々の結婚式にまでお越しいただく程親しく長いお付き合いになるのです。
奇しくもわたくしの母と同い年。
わたくしの中では出版業界の父と思っているのですが
お子さんのいらっしゃらないその方は「父」と表現されるのは心地よくなかったみたいですね(笑)

・デビューに向けて怒涛の制作期間突入。担当編集に「尼さん」呼ばわりされる。

スピード退社からたった半年。わたくしは絵描きとして児童図書の作画を担当する事になり、ほぼ自宅に籠りっきりで着々と作業を進めておりました。

10代最後の夏に誰とも会わず、おしゃれもメイクもせずひたすら作画に勤しむわたくしの事を担当編集者さんはいつも「尼さん」と呼称しておりました。
時々会社のある銀座に顔を出すと「お、尼寺から出てきたな」といって美味しい物をご馳走して下さいました。
銀座のご飯美味しかったなぁ(ヨダレ)
時代はまだアナログとデジタルが半々位の時代だったのではと思います。テキストもまだ「写植」といって切り貼りしていたんです。
時に出版社の会議室をお借りして
わたくしは描き、編集さんと写植やさんも手伝ってテキストを切り切り貼り貼り…なんて事もありました。

・いよいよ出版へ

若干20才(ギリギリ手前でしたが)7冊のシリーズものという大作でデビュー。
ですが本当にその当時は自分が何をしているのか、本質的にはわかっていなかったと思います。おバカさん(涙)

出版後、おくやま先生の主宰するスケッチツアーに同行し宿泊先で初めて先生にお酒をついで頂きました。
「20才でデビューなんてすげーよ」と言って下さったのですが自分自身が子供過ぎてよく理解できていなかったような気がします。

お気づきの事と思いますが、ここまでわたくし全くと言っていい程能動的に動いていません。
最初に申し上げた通り「100%運」だけでデビューしてしまったのです。
だから大変なのはこの後…
ですがそれはまた長くなりそうなので(笑)
「イラストレーターになったきっかけのお話」はここまでとし、いずれ「植物専門のイラストレーターになったきっかけ」で後述したいと思います。

「植物専門のイラストレーターになったきっかけ」のお話はイラストレーターとしてやっていくのに必要な事を学ぶ編になると思うので、イラストレーターを目指してらっしゃる方や、スタートさせたばかりの方等にとっては参考にして頂けるお話ができるかもしれません。

ではここまで本当に長々お付き合い下さりありがとう。

もうお分かりかもしれませんがわたくし、話が長いです(笑)
それでも付き合ってやってもいいよ~という奇特な方
是非またご覧頂けたらすっ飛び上がって喜びます❤️

ではまた!

  Illustrator  トウド  ヤヨイ (^_^)ノThanks!☆









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