女性ホルモンの「波」
女性ホルモンの2つの波
女性ホルモンには大きく分けて2つの波があります。1つは月経や排卵を起こす「毎月の波」、2つ目は思春期から性成熟期、更年期へと続く中で起こる「一生の波」です。
女性ホルモンの分泌は一定ではなく、増えたり減ったりの変動がこの「波」をつくります。
女性ホルモン 「毎月の波」
月経周期に伴って、女性ホルモンが増えたり減ったりすることで起こります。この波のあおりを受けて、月経前のイライラやむくみ、乳房痛などが起こる「月経前困難症(PMS)」です。
また、月経が来ない、周期が不安定、経血量の増減などの変化がある場合は、女性ホルモンの乱れを疑います。
女性ホルモン 「一生の波」
一生の波は、もっと長期的な変動を指します。
初経から閉経まで、約40年に及ぶ長い期間において女性ホルモンは変動している。この時期は女性の体と心を支え続けた女性ホルモンと決別することになるので、体内環境は大きな変化を迫られます。その結果、のぼせやイライラ、肩こり、疲労、物忘れなどの様々な症状が表れやすいです。
まとめ
「毎月の波」と「一生の波」。これらの波の影響を受けながら、女性は約40年間付き合いながら生きていきます。
参考文献
・女性ホルモンの教科書 (日経ヘルス:編 署:黒住紗織 佐田節子)
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