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札幌記念2023考察

2023/8/20(日)に開催される札幌記念について枠順発表前の考察を記載していきます。
※出走馬に関する記述は5、6に記載してます。

また、本記事は個人的見解を基に作成しており、実際の因果関係と異なる場合がございますことを予めご了承ください。

1.はじめに


札幌記念とは夏のシーズンに毎年札幌競馬場で行われる競馬競争となり、レース概要は以下の通りとなります。

なお、競馬場改修などで開催馬場が変わる場合があります。

[レース概要]
競走名:札幌記念
グレード:G2
条件:サラ系3歳以上オープン(国際)(特指)定量
距離:芝2000m

2.本レースの位置付けについて


中央競馬のイベント「サマー2000シリーズ」の競走の一つであり、夏季に開催される数少ない定量戦であることや賞金の高さから、過去にGIを優勝している馬や後にGIを勝利する馬が本競走に出走するなど、過去や未来のビッグレースとなんらかの繋がりを持つ。

3. 出走馬傾向


7〜8月に開催される唯一のG2競走となり、春のシーズンに海外G1挑戦した休養明けの馬や秋のG1シーズン向け本レースをステップとする馬が参戦する傾向にある。

過去10年の出走馬については以下の通り

🔸本レースに出走し、G1勝利した競走馬
🔻ネオリアリズム
2016年に本レースを優勝し、2017年に海外G1.QE2世Cを優勝

🔻ジャックドール
2022年に本レースを優勝し、2023年に国内G1.大阪杯を優勝

🔻ウインマリリン
2022年に本レースを3着入線し、同年に海外G1. 香港ヴァーズを優勝

🔻レインボーライン
2016年に本レースを3着入線し、2018年に国内G1.天皇賞(春)を優勝

🔸G1勝ち星があり優勝した競走馬
ソダシ(2021年)
ノームコア(2020年)
ブラストワンピース(2019年)

🔸 G1勝ち星があり馬券内に入った競走馬
パンサラッサ
ラヴズオンリーユー
ペルシアンナイト
ラッキーライラック
フィエールマン
モズカッチャン
ゴールドシップ
ホエールキャプチャ

4.レース傾向


本レースの過去10年の平均ラップは前半1000m59.8となり、札幌競馬場の特性もあり極端なハイペースでない限りは前目〜中団のポジショニングで競馬を進める競走馬が勝ち切っている。
※G16勝馬モーリスも稍重馬場を前半59.9で逃げたネオリアリズムを捉えられなかった。

5. 本年度出走予定の上位人気馬に関する考察


競馬サイト「netkeiba」の想定オッズ上位5頭を対象とし、todayの印象を記載。

🔸ジャックドール
【ストロングポイント】
・出走した15戦中14戦が芝2000m
・芝2000mの勝率57%、3着内率71%
・鞍上武豊騎手
→体内時計および実戦の経験値

【考慮するポイント】
・アフリカンゴールドおよびユニコーンライオンの自爆特攻
※2022年の天皇賞(秋)の悲劇を懸念してます。
・国内G1における一級品の末脚もつ競走馬に後塵を記していること
・鞍上武豊騎手
→年齢問題🤔川田騎手、ルメール騎手、モレイラ騎手を跳ね返せるか

🔸プログノーシス
【ストロングポイント】
・9戦して3着内率が89%(5勝)
・鞍上川田騎手
→勝率100%(5戦5勝)

【考慮するポイント】
・国内G1未出走のため、今回のメンバーに通用するか未知数

🔸シャフリヤール
【ストロングポイント】
・G1競走の実戦経験が豊富
→2021年のジャパンカップ以降、国内外G1競走のみ出走しており、2022年の海外G1.ドバイSC優勝経験あり

【考慮するポイント】
・2022年天皇賞(秋)でジャックドールおよびダノンベルーガに後塵を記していること
・鞍上横山武騎手
①リーディング上位で素晴らしい騎手である一方で負けた時に「不利があったから負けた」の言い訳をするなど自身のレースプランが崩れた時の立て直しに難あり
②不利については同情できる反面、不利を受けたら負ける位置につけていたことも事実であり不利を受けないようなポジション取りや受けた時のレースプラン立て直し(アドリブ)する能力に課題を感じる

🔸ニュースソース

🔸 ダノンベルーガ
【ストロングポイント】
・G1出走経験が豊富
→2022年皐月賞以降、国内外G1競走のみ出走しており、2023年の海外G1.ドバイターフでは2着
・鞍上モレイラ騎手
→香港を拠点に活動するジョッキーでその手腕を評価され各国のG1競走に招待されている
・4歳馬

【考慮するポイント】
・G1の勝ち星がない
・ドバイターフのようなレースを展開した時、札幌記念で勝ち切れるか

🔸 ウインマリリン
【ストロングポイント】
・G1経験値が豊富
→2020年フローラS以降、国内外G2以上のレースに出走しており、2022年の海外G1.香港ヴァーズでは優勝

【考慮するポイント】
・馬齢(6歳)
・コンスタントに結果は残せていないこと
・鞍上松岡騎手
→素晴らしいジョッキーだが、川田騎手、ルメール騎手、モレイラ騎手、武豊騎手と比べると見劣りする

6. 本年度出走予定の注目馬


世界の一級線で戦ってきたモレイラ騎手を鞍上に迎えたダノンベルーガ🐎
前走のドバイターフやモーリス(2016年札幌記念で2着)のリベンジを果たすべく完璧な位置につけると推察しました。

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