夢語り㉜

(単なる夢の記録)

神戸・三宮の特徴を集結させたかのようなビル。高層ビルのデパート(そごうらしい)の地下売場の真ん中にJR三宮駅の改札が直結している。そのビルのやたらと長いエスカレーターを昇りきり、なおも階段を上がると、ビルの屋上ではなく岩山の上であった。
小さい頃の弟が、何日もそこに居ついている。弟は小銭を取り出して昼食代の計算を始めるが、計算がひどくあやふやで、百円かそこらで食べられるかどうかも理解できないでいる。それほど幼いのだ。
ここで何をするのだと聞いても、弟ははっきり答えられない。
「考えるの?」と尋ねると、そうだと言った。

(1992年7月27日)

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