物理ひとこと〜検証〜

 年末だなんだと言いながらこの記事を書いています、充足です。さて、もういよいよ年末ということで、共通テストが近づいています。そんな皆様の役にたてたらという思いで今回も書いていきたいと思います。

どうして検証するの?

 さて、今回お話ししたいのは解答の検証についてです。これは物理においてもそうですが、点数をとるという意味で大事です。もちろん他の教科、例えば数学なんかでも大切だと思います。

  例えばの話ですが、物体が速度に比例する空気抵抗を受けながら自由落下すると言われている際に、答えとして速度が無限に上昇する、という答えが出てきたらどうでしょう?実際は終端速度に達することになりますから明らかにおかしいとわかるわけです。

 結局のところなんで検証なんてするの?と言えば、明らかにおかしいようなものを弾いて、正答率をあげよう、というためです。

どうやって検証するの?

 さて、では一体検証といってもどんなことをすべきなのでしょうか?まず第一にすべきは単位の確認です。なんで単位の確認が大事なのか?と言うことについては、前回の物理ひとことをご覧ください。

 次の検証は、具体的値の代入です。どういうことかというと、例えば、位置の関数x(t)が求められた時に、t=0やπ/2などの具体的な値を代入し、その値が問題の状況と合致しているかどうかを確かめると言うことです。必要条件から絞っていく作業に近いと思います。もしあっていれば確信できますし、間違っていたとしても、直すことができ、結果的に得点に繋がります。

まとめ

 色々と書いてきましたが、結局のところ答案に書いた答えを、単位だったり具体的数値代入だったりであっているか確認しよう、というだけです。

 解答チェックだけで数点変わるかもしれないと思うと、かなり大きいと思いますから、なるべく検証をするようにしてほしいというのが個人的な気持ちです。

 今年も終わりで共通テストもすぐそこですが、残りの期間も健康に気をつけて頑張ってください。


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