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大学生が月収30万円を得るにはインターンをやれば良いっていう話vol.3(ある大学生の経験談)(最終回)


目次

  1. ITのスキルを伸ばしながら、英語✖︎会計をどう攻める?

  2. なぜITだけをそのまま高めるのではなく、他分野に手を出そうと考えたのか?

  3. 1年半後

  4. 入社後

ITのスキルを伸ばしながら、英語✖︎会計をどう攻める?

大学2年生になり、ITエンジニアとして1年間の実務経験を身につけた私は、まだまだITのスキルを伸ばしたいと思う反面、「会計」や「英語」にも手をつけたいと考えました。
2年生の春、こう思った日から毎日「英語と簿記2級を合わせて3時間」取り組んでいくことになります。

この期間は本当につまらなかったですね。毎日同じことの繰り返しでした。
2年で必修も多かったので、午前中は授業
→午後から夕方までインターン
→夕方から学校に戻って閉館まで勉強

正直全然集中力もない日もありましたね。かなり日常生活に負荷がかかっていたようにも思えます。


なぜITだけをそのまま高めるのではなく、他分野に手を出そうと考えたのか?

実際にITの分野でお仕事をしたことで、とても貴重な経験ができたのは確かですが、
「自分はこの仕事を一生したいだろうか?」
「ITエンジニアに不足していると言われるコミニケーション能力などは自分の得意分野ではないか?」
「やはり東大などで情報系の授業をみっちり受けている人とは、開発に対してのモチベーションが違う」
「英語も喋れて、会計も知ってるエンジニアなんて超需要あるじゃん!」
こんなことを考え始めました。

1年半後

無事、こんなことを1年くらい続けた私は簿記2級を取得し、TOIEC900点は超えました。2ヶ月間費用がタダになる学校のプログラムでロンドンに行ったのですが、ほとんどの日常生活では英語で困ることがなく、自分の英会話能力の向上を実感しました。オンライン英会話ではできない、対面でしか伸ばせない箇所を最後に伸ばせたイメージです。

この時点で3年の秋でした。その当時行なっていた開発インターンを続けて行うことも考えましたが、残り卒業まで1年半もあるという理由で別の会社で働くことを決意しました。

円満にそちらのインターンシップを退職することをご報告し、
「別の何かいいインターンはないかな〜」と考えて色々応募しているうちに今の職場に出会いました。

そこの社長には面接では志望動機なんかはあんまり聞かれず、家庭環境のこと、これまでどんな大学生活を送ってきたか、自分は将来どんなことがしたいか、そしてそれに対してどんな課題があるか、足りない辿々しい語彙力で伝えました。

色々お話を聞いてくださっているうちに社長から
「よしじゃあ3年後に社長になろう」
そう言われました。

入社後

そんなこんなで今の会社に入ることを決めた私は、
「将来、社長になるつもりで育てていくから、来週からよろしく!」
と言われ、居酒屋のバイトに合格したノリで社長になるための日常がスタートしました。

その当時、自分のスキル、資格、経歴、将来性を合わせて見積もられた給料は、タイトルにもある月収30万円でした。

「いや、自分はやばい会社に入ったのではないか?」
当然そう思いました。
田舎の母親に現状を伝えた時もものすごく懐疑的でした。

でも、どう調べてもその会社の取引先、経営陣の経歴、スポンサーをしているスポーツチームに怪しさはありませんでした。
「まぁお金ももらえるし、大学3年生だし、犯罪じゃなきゃ騙されてもいいか〜。」
字の如く騙されてと思って働き始めました。

そこで求められる働き、いわゆる職種は「全て」でした。
・営業
・開発
・設計
・マネジメント
・経理
・マーケティング
・インタビュー
・その他資料作成
・外国からのエンジニアの英語を使っての調整役
・採用
・その他の雑務

これらを月〜金の10:00~15:00の間に全て行うことです。
就業時間は今までのバイト時間、勉強時間を考えれば明らかに少ない時間でしたが、今までにない職種にとらわれない働き方の大変さと、忙しさがありました。

30万円というのは大金ですが、開発、英語、会計を均等にバランス良くこなせることに対して相当する金額ではあるのかなと思います。

私がタイトルで簡単と述べているのは、ここにあります。

大学生でエンジニアとして、営業として安定的に基本給を30万円貰うことは相当難しいと思います。それぞれの職種の仕事をしてみて私も思います。

しかし、「掛け合わせる」ことでそれらは簡単に実現します。

ある分野で秀でた才能を持ってる人は、どうぞそのまま進むべきです。
僕のあこがれの的であり続けてください。

しかし世の中には秀でたものがなくて、それを探し続けて長い時間を浪費している方、または、それを無いと決めつけている方が沢山いるのではないかなと思います。

そんな方は、「秀でたものが無い」ことを最大限に活かしましょう。

秀でたものが無いということは、バランスが取れた人間である可能性が高いです。

なんでもいいです。そのバランスの良さを活かして、何かをかけ合わせましょう。

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今思いついたものを羅列しただけですが、上のことなんかできちゃいますよね。

話を戻しますが、インターン先では大学の単位もほぼ取り終わっていたこともあり、授業を気にせずに平日10:00-15:00まで働きました。

ここでの仕事はとても楽しいです。今までは開発だけをやっていたこともあり、具体的にどうやってお金が生み出されているか不明瞭な部分がありましたが、それがわかり、実際にお客様の声を聞くことも出来ます。

実際にお金の産み方がわかった私は、自分でもできることがあるかもしれないと思い、元インターン先でいちばん優秀であった方と組み会社を立ち上げました。

多くの著名な方との食事にも同席させていただき、普通の大学生では会えないような方にもたくさん進路についてアドバイスをいただきました。

・今月は恵比寿へ引っ越しました。

・膨大なお金がかかるので諦めていた海外のMBAに挑戦するという目標も出来ました。
・女手1人つで育ててくれ、浪人までさせてくれた母に旅行をプレゼントすることが出来ました。
・地元へもお金を気にせず帰ることが出来ます。
・お世話になった先輩方に感謝の気持ちでお返しすることも出来ました。

自分の会社とインターン先を合わせて月収も30万をゆうに超えていました。

世界が明らかに変わりました。
今も実際に変わっている際中です。

しかし最近、自分の中で
「本当によくやってきた方だよな、まだ学部4年なのに」
なんてことを思っちゃうことが増えてきたような気がします。

今の自分は毎月クレジットの支払いを気にしていた頃の自分と比べて必死に努力できてるだろうか?

毎日自問自答しています。

人は初心を忘れた時に堕ちます。自分への戒めという意味でもこの記事を書かせていただきました。

ご覧になって頂き誠にありがとうございます。

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