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vol.14昔ながらの夏物生地、綿楊柳とは? スタッフあわねのおすすめマガジン


こんにちは。
戸田被服株式会社の あわねです。

このメールでは、お客様の「困った」を解決する情報を、本日のおすすめ商品とともにお届けします。

■綿楊柳(めんようりゅう)は、さらりとした着心地

「汗で服が貼りついて気持ち悪い…」

暑くなって汗をかくと、肌に服が貼りついて余計に蒸れる…なんてことありませんか?
汗をかいても さらりとした着心地の服が欲しい!
そんなとき、おすすめなのが綿楊柳です。

楊柳(ようりゅう)とは、縦方向に線のようなシボ(糸の撚りによって生地表面
に現れる凹凸)がある織物のことです。素材としては、綿や麻、絹、ポリエス
テルが使用されます。
生地は薄く、軽いです。シャリ感(涼しげな見た目と、さらりとした少し硬め
の質感)があります。
楊柳は柳の別称でもあります。生地独特の縦シボが、柳の細長い葉が連なっているように見えるため、このように呼ばれます。

長所は3つあります。
1.さらりとした着心地
シボがあることによって肌と服の間に隙間が生まれ、通気性が良くなります。
このため、汗をかいても肌に貼りつきにくく、さらりとした着心地を保つことができます。

2.シワになりにくい
シボは、タテ糸にねじれの無い糸を、ヨコ糸に強くねじった糸を使って織物にすることで、ヨコ糸がねじれた状態から元に戻ろうとする力で出来ます。
糸に反発性(元に戻ろうとする力)があるため、生地にシワがつきにくいといった長所もあります。

3.速乾性・吸汗性に優れている
通気性に優れている点から、風を通しやすく乾きが速いです。
特に、綿を使用した綿楊柳は吸汗性があります。綿の特徴であるこの性質は、汗を吸い肌のベタ付きをやわらげてくれます。

楊柳は古くから作られていた生地で、歴史としては1573年頃(室町時代末~安土桃山時代)、明(昔の中国)から技術が伝わり、日本各地で発展をとげました。

本日のおすすめ商品は、そんな綿楊柳生地のキュロットを2点ご紹介します。

参考
テキスタイル用語辞典 テキスタイル・ツリー
アルテモンド 豆知識/楊柳 株式会社アルテモンド
楊柳とは ユニフォーム用語集:意味/解説/効果など ユニフォームタウン

■本日のおすすめ商品


今シーズンに最適な商品を2点ご紹介します。

(1) 綿楊柳リラックスキュロットスカート 日本製 総丈約70cm
https://yahoo.jp/5emtQE

ゆったりはけて動きやすい ひざ下丈のキュロット。
スカートのように見える裾の広がったパンツなので、カジュアル(日常的、実
用的)になり過ぎず、上品な印象があります。
普段着だけでなく、おでかけ着としてもおすすめです。

縦シボのある綿楊柳生地。
夏におすすめ。汗をかいても肌に貼り付きにくく、さらりとした着心地を保ちます。
肌にやさしい綿100%。吸汗性と通気性に優れた素材です。

生地は薄めですが、透け感はありません。
両脇にポケット付きで便利。ポケットはスマホが入るくらいの大きさです。

▽商品ページはこちら
https://yahoo.jp/8cU3ii
サイズ:M~3L
カラー:ベージュ/グレー/紺

(2) 色柄おまかせ綿楊柳キュロット 日本製 総丈約63cm
https://yahoo.jp/sM9W_B

リラックス感のある ひざが隠れるくらいの丈のキュロット。
色柄おまかせ、どれが届くかお楽しみ。紺や黒の地に、柄が所々入っています。柄は和風で、市松柄や麻の葉柄、小花柄などが組み合わさっています。
柄込で丈が短めなので、カジュアルな印象があります。
お家でくつろぐ際や普段着としておすすめです。

縦シボがやや弱めの綿楊柳生地。
夏におすすめ。汗をかいても肌に貼り付きにくく、さらりとした着心地を保ちます。
肌にやさしい綿100%。吸汗性と通気性に優れた素材です。
ガーゼのような目の粗い生地で通気性が良く、柔らかな肌触りになっています。

生地は薄めですが、濃い色合いで柄込なので透け感はありません。
両脇にポケット付き。ポケットはスマホが半分くらい入る大きさです。

▽商品ページはこちら
https://yahoo.jp/Rezl-t
サイズ:M~3L
色柄おまかせ(紺や黒の地に、柄が所々入っています。柄は和風で、市松柄や麻の葉柄、小花柄などが組み合わさっています。)

■キュロットについて

本日ご紹介した“キュロット(culotte)”は、フランス語で「半ズボン」のこと
を指します。
日本ではキュロットスカートと呼ばれ、スカートのように見える ゆったりと
した幅広の型が一般的です。ひざ丈を中心に様々な長さがあります。
フランスでは、半ズボンだけでなく、女性・子供用の下着のこともキュロットと呼びます。

キュロットの歴史は、250年ほど前にさかのぼります。
17~18世紀のフランスでは、貴族の男性がはく ぴったりとしたひざ丈の半ズ
ボンのことをキュロットと呼んでいました。1789年フランス革命時には、キュロットは貴族の象徴とされ、対して平民は長いズボンをはき「サン・キュロット(キュロットをはかない者)」と呼ばれました。
その後、19世紀末のイギリスで、女性の乗馬用スカートとして、ディバイデッドスカート(divided「分割された」の意)が開発されます。
20世紀には、フランスのデザイナー、ポール・ポワレによって、動きやすさを追求したキュロットスカートが発表されました。19~20世紀誕生したこのスカート風パンツが、現在日本でなじみのあるキュロットの型に近いです。
1960年代後半日本で流行した丈の短いキュロットはキュロットパンツと呼ばれ、キュロットスカートと使い分けられるようになりました。

丈の長さやデザインの変化はありますが、キュロットには長い歴史があります。
由来や歴史をたどっていくと、思いのほか古くから誕生していたことが分かりました。

参考
ファッション用語辞典『apparel-fashion wiki』
フランス語単語集 服飾、かばん、くつ、宝石、デザイン、素材 Tozaki Tra
duction
キュロットとは?ガウチョとの違いは?2019年秋キュロットコーデに注目! 
ヒカリモノガタリ


最後までお読みいただきありがとうございました。
こんな風に週1回を目処におすすめ商品の紹介やお客様の「困った」を解決していきます。

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https://yahoo.jp/tUzSWD
おばあちゃんのゴムパンツ専門店
戸田被服株式会社
粟根夢咲

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(メール)r-shop@toda-hifuku.co.jp


最近良いと思った言葉
「ハロ・日暈(ひがさ)」
太陽に薄い雲がかかった際、周りに現れる光の輪のこと。以前教えていただいてから、ようやく最近はっきり見えました。キレイで、ひがさという名前もおしゃれです。

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