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RSGT2024に登壇しました

表題の通り、Regional Scrum Gathering Tokyo 2024に登壇しました。

この記事では自身の備忘録も兼ねて、登壇までの流れを記録として残したいと思います。


資料公開しています

資料も公開しているので、もし興味がありましたら見ていただけると嬉しいです!

登壇準備

プロポーザル出す期

自分はこれまでRSGTに参加したことがなく、今年は絶対参加するぞ!という気持ちでいました。また参加だけじゃなく何かしらプロポーザルを出したいなって思っていたので日々ネタがないかなと思いながら過ごしてました。
そんな中で去年の7月ごろから行ってきた活動が自分としてどこかで喋りたいなって思う活動だったので、それをプロポーザルとして出そうと決めました。

話したい内容はおおよそ決まっていたのでプロポーザルの内容はそこまで迷わなかったのですが、自分は特に登壇実績もない人間でした。
なので、プロポーザルを見る人にとって具体的に話す内容がイメージできるようにすることで「知らない人だけど、ちゃんと話す内容はありそうだ」と思ってもらえるようなプロポーザルを目指しました。
そのために自分がやっていること、話したい内容を書いたテックブログをプロポーザルを出す前に書き上げ、そのリンクも載せることで話す準備ができていることが伝わるような状態を作ったりした上で、プロポーザルを提出しました。

それが一要因だったかどうかはわかりませんが、結果としてプロポーザルを採択いただきました。本当に嬉しかったです。

余談ですが、同日に健康診断で異常値が出たからすぐに再検査してくれメールが来て実際は素直に喜べなかったのも今では良い思い出です(結果問題なかった)。

こうして登壇が決定したので、プレゼンの準備をしていく期間に入っていきます。

インプット期(2ヶ月前)

登壇が決まってからの土日の空いてる時間は登壇への準備を主に進めていきました。話したい内容のアウトラインは大体決まっていたので、しばらくは関連内容などの再インプットをしていました。

具体的には

  • Mobius Outcome Delivery研修の資料を再インプット

  • 発表に関係する活動の中で自分が残してきたドキュメント等のふりかえり

  • 過去のRSGTや別カンファレンスの動画を見たりして、伝わりやすいプレゼンの研究

過去のRSGTの動画は下記チャンネルで見られます。面白くて見入っちゃって登壇とか関係なく見てた。

こうしてインプットしながら、改めて自分のやってきたことや思考などを言語化していきました。その時にマインドマップを書きながら思考を広げていきましたが、その広がり一つ一つをスライドに反映させていってスライドの叩きを作ったのでプレゼンをやるときは自分に合ってる方法だったかもなぁと振り返って思いました。

アウトプット期(1ヶ月前)

大体1ヶ月前くらいからスライドを作り始めました。概ねインプット期に作ったマインドマップがあったので、それをもとに一旦ガッとキーワードだけ書いたスライドを作成していきました。作成してから流れで見てみて繋がりに違和感があれば修正し、文字じゃなくてイラストを使って伝えられそうな部分はビジュアル的に伝えられるように修正していきました。ビジュアル的にといっても、自分は絵や写真だけで伝えるのはそこまで得意ではないので、「キーワード+イラスト」みたいな構成が作りやすいかなと改めて思った気がします。

途中でマイルストーンないとなぁって気持ちになったので、カレンダーに以下のような予定を入れてました。

  • 12/18~22:ここらへんで一回RSGTの練習する

  • 12/26~27:資料直し

  • 1/4,5:発表練習2回目

  • 1/6~8:資料直し

この予定を入れた時に焦ったこととしては「年末年始自分はよくても、他の人は休む可能性高いから、年始の発表練習とか難しいのでは…?」でした。
結果的には大丈夫だったのですが、場合によっては詰む可能性があったので、この辺は気を付けておかなければいけないな、と思ったポイントです。

マイルストーンを作ってスライド作成しましたが、計画通りにいくわけもなく、作っては直し作っては直しを繰り返してたら全然12/18週に練習はできませんでした。
実際のスケジュール感は

  • 12/26:資料の叩きを見てもらいフィードバックをもらう(発表形式ではない)

  • 12/27~:資料直し

  • 1/5:チーム内で発表練習

  • 1/6~8:資料直し

という感じでした。
正直1人だけだとスライド修正に行き詰まりを感じてたので、発表形式でもないし不完全な状態でしたが、見てもらってフィードバックをもらうことで進み方が加速しました。良いところは良いって言ってもらえたのも自信を持てた一つの要因だったと思います。
発表練習に付き合ってくれたチームのみんな、発表練習だけじゃなく1回目の資料フィードバックをしてくれた同僚には感謝しかありません。

運が良かったのは初めて通し練習をやった段階でほぼほぼ45分くらいで収まったので、発表練習が安定して行えたことかなと思います。その後の練習も44分前後で安定していたので、割と安心して本番に臨めたのは大きかったかなと。なので1/7,8くらいは資料直し+発表練習を比較的余裕を持って進めることができました。

ちなみに本番が近づくごとに発表者の方達のスライドの進捗だったり、発表練習の予定だったりがX(Twitter)で投稿されるようになり、それも自身の進捗具合の目安(自分遅れてるんだっけ?とか)にしていました。

本番当日

本番前日はあんま眠れなかったんですが、起きた時はそれなりにスッキリしてたかなって思います。いつも通りの朝を過ごし、会場に向かいました。
家を出て一番最初にかけた曲は10-FEETの第ゼロ感です。「オレ(たち)は強い」って心の中で叫びました。

午前中は終始フワフワしてたな〜。午後になってもうちょっとで自分の番だ〜ってそわそわし始めたのですが、この時にRSGT前から知り合いだった方と話させてもらったり、本番直前で座っていたらふと声をかけてもらって喋ったりしてました。これが本当良かったと思っていて、一人で閉じこもってるよりも言葉を発することで「あ、今日自分いつも通り喋れそうだ」ってなんとなく安心しました。この時話していただいた方たちには本当感謝でした。ありがとうございました。

ある、自分の名前があるぞ〜とパシャリ

自分のセッションまでには30分間の休憩時間があり、すぐにPC接続準備をしたので20分くらい余裕を持って準備完了しました。
いざ準備完了したら不思議と落ち着いていました。
知り合いの方だったり、0日目に知り合った方も会場に入ってきてくれたのを見てより落ち着いたし、嬉しかったのを覚えています。

発表も(たぶん)落ち着いてできた気がします(動画見たら違うかも)。終わった後も3名の方が質問に来てくださり、とても嬉しかったです。
質問いただいたところは自分自身も今課題に思っているようなところだったので「あ、やっぱりそこ気になるよな〜」と思いました。なので、今後も自身の発表した活動を続けて知見をためて、またどこかで話をしたいなと思っています。

終わった後もDiscordでのコメントやXでも感想などいただきとても嬉しく思いました。回答できてないものでもっと聞きたいことなどありましたらいつでもお話しできますので、Xなどでメッセージ、フィードバックいただけたらと思います。

発表を終えて

まず今回のような貴重な機会をいただけて、自分にとって大きな経験ができたこと、運営の方たちに感謝を申し上げたいです。イベント中あまりお声がけできなかったので、また別の場所で改めてお礼を言いたいなと思います。

また、噂には聞いてたのですが、想像以上に熱量高いイベントで色んな人と話していく中でもっと自分自身学んでいかなければいけないな、とモチベーションも上がりました。純粋に「みんな知識量がすげぇ…」と圧倒されました。
そして英語もね…

来年はもっと自分の中で楽しめるように、今年はコミュニティに入っていこうという気持ちも強まった4日間でした。年始にこの経験ができたことがホントラッキーでした。

やっていくぞい!!

登壇に関して裏話:このためにiPad Airを買いました

半分本当で半分冗談ですが、登壇に向けてiPad Airを買いました。元々買いたかったので半分冗談なのですが、このRSGTがきっかけで買ったのは本当です。
なんで買ったかというと、外出先の資料編集のために買いました。

完全に私事なのですが、年末年始は海外旅行に行くのが恒例行事となっており、今年も海外で年越しをしてました。
ちなみに墾丁(ケンティン)という台湾の南の方に行ってたのですが、想像以上にリゾート地だったので、結構おすすめです。
墾丁の年越しはとんでもなく派手で、もはや危険すら感じました。

4泊5日で行ってたのですが、さすがに5日間RSGTのことを考えないのはちょっと怖すぎるって思ったのと、資料作成間に合わんってなりそうだったので、海外でも資料編集をしたくなりました。
とはいえPC持っていくのは重いし、スマホだと小さすぎてきつい、となったのでiPadを買うなら今しかない、と思い購入に至りました。
初iPadだったので、初めの1歩として無印iPadでいいかなとか思ってたんですが、色々調べていくうちになんだかんだスペック上げてiPad Airを購入しました。大は小を兼ねますからね!

実際飛行機の中でいい感じにNetflixも見れたし、ビーチリゾートのカフェでiPad片手に仕事するイケてる男のフリもできたので買って大満足でした。

そんなこんなで買ったiPadでしたが、本番当日でも大活躍してくれました(てかこれなかったらちょっとヤバかった)。
今回僕の発表ではデモのために動画を流す予定でした。練習時はサブディスプレイにスライドと動画、手元のPCはスライドモードの操作を行っていたのですが、よくよく考えると「サブディスプレイ(みんなに見せる画面)は自分が見えないから動画みなから操作できないじゃーーーーん!」ってことに3日前くらいに気づきました(遅い)。動画を見ないで話すのは無理だし、ちょっと前に出て動画を見ながら喋るのも辛い…ということでどうしよっかなって思ったそんな時に、ふと横に目をやった時思いました。
「いやなんとかなるかもしれない、そう、iPadならね」と。

iPadでスクリーンをミラーリングして手元で見ればいいじゃーん、となってその構成がいい感じでできそうでした。
なので本番では下記のような構成で発表をしました。

発表時の構成

ということでデモ動画を流しながら説明してる時は手元のiPadを見ながら一時停止を行い説明してました。いただいたコメントの中に「動画に合わせてピッタリ喋っているのすごい」とあったのですが、がっつり見ながら喋ってましたm(_ _)m

それ以外にもセッションのメモを取ったりで大活躍iPadだったので、今後はiPad中心に学習していくスタイルになりそうです。


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