大阪公演2日目&ゲスト公演
ライブ前のルーティン。
開演の30分前に着替えだし、
開演の約5分前くらいから袖に行って始まるのを待ちます。
その時聴こえる客席の「ざわつき」を聞きながらその日のウケ具合を想像するところから僕のライブが始まるイメージです。
大阪2日目、昼の単独公演は、その「ざわつき」を聞いた瞬間に「あ、今日は盛り上がりそうだな。」と思えました。
案の定、この日のライブはやっていてとても気持ちよかったです。
そんないい「ざわつき」が聞こえた日は、公演中にどんなハプニングが来ても慌てずアドリブが出たり、ちょうどいいタイミングでセリフが出てきている気分になれます。
可能なら、その「ざわつき」を常によいイメージがもてる量、質にしたいのですが、そればかりはなかなかコントロール出来ないものです。
場所、時間、気温、曜日、音楽、椅子の硬さ、周りのお客さん、いろんな条件によって変わってくるようです。
ライブは不思議で面白いです。
そして夜のゲスト公演、この日のゲストはラフレクランとザ・ギース。
僕の中で、ギースとラブレターズはお友達で、いるだけでほっこりするおばあちゃんみたいな存在です。
でも企画ライブをやるなら、おばあちゃんだけじゃなく、体育会系のおにいちゃんみたいなエネルギーが欲しいなあ、という事を意識してオファーをかけます。
なおかつネタが面白い人は誰だろなあ、ということで、今回はラフレクランさんに来てもらいました!
そして開演5分前、僕はいつものように袖に行き、客席のざわつきを確認しました。
「うん、いい感じ!」
そう感じていると、横にいたマイクを持った大水さんによる開演前アナウンスが始まりました。
主催者自らのアナウンスに、さぞかし客席は盛り上がるだろう、僕らはそう思っていました。
しかし、これが始まると、面白い事を言いそうで言わない読み方がよくなかったのか、びっくりするぐらい客席が静かになってしまいました。焦った大水さんは、最後の一言を歌舞伎風に「あ、しばらく〜、お待ち〜くださいませ〜」と声を変えて読み上げ、笑いを取りにいきました。
それでも何も反応がなく、「ざわつき」はゼロになってしまいました。
この開演までの4分間は、会場で流れている曲の歌詞がよく聞こえました。
そこからは急は不安が襲いかかります。
「やっぱり大阪での企画ライブはこんなノリじゃ笑わないんだ、、チケット代安くすれば良かったかな、、」など。
そんな中ライブはスタート。
始まってみると、不安はなんのその、ゲストのおかげで大盛り上がり。
個人的には、コーナーの企画のひとつ、「エア綱引き対決」が最高でした。
ギースとラフレクランがエアの綱を持って、なんとなくの空気を読んで引っ張り合うだけなんですが、腹を抱えて笑いました。
ギースもラフレクランもありがとう。
いつか、エア綱引きだけの大会を開きたいものです。
終わってみれば、始まる前の「ざわつき」なんかどうでもよくて、ただ面白い事をやれば盛り上がる、ということの気がしました。
まだまだ全国各地での単独ライブは続きます。
面白い事を見せたいと思いますので来てくださいね。
執筆活動の糧になります。いつもありがとうございます。