#26 10年後の夢|とべちゃんの副音声
あるセッションで「10年後の夢は?」という問いが投げかけられた。
登る山を定めていないと麓をぐるぐるして人生が終るのだという。正直、私は未来を考えたり、人生をゴールから逆算して考えることがとても苦手だ。
麓をぐるぐるして終わったとしても、それが楽しい人生だったならいいじゃないか、とも思う。だけど、せっかくの機会なんだから、素直に考えてみようと思った。
今から10年後。確実に10歳、歳をとる未来に思いを馳せて、考えた。そして、直感的に頭の中に浮かんだ言葉を夢として整理することとした。
朗らかに生きていること
10年後の夢を一言で述べるなら、「朗らかに生きていること」だ。10年後まで生きられるかはわからないので、まずはまだ生きていたいと思う。その上で、どんな風に生きているかも重要だと考える。そこで、朗らかに生きるために次の要素が必要だと考えた。
経済的自立
現状維持以上の収入があること
将来に向けた投資ができていること
心身の健康
痛いところ悪いところがないこと
心にゆとりがあり、物事を乗り越えたり、楽しめる状態にあること
役割
興味を持って新しい事を学べる役割
意思や意図を持って表現できる役割
周囲から求められる役割
自身に適性のある役割
「夢」と名付けるほどの壮大さはないかもしれない。だけど、どれもこれまでの人生でとても大切であることを身をもって実感してきた。
現時点で得られているものが多く、すでに叶っているとも言える。でも、世界はものすごいスピードで変化していくし、歳を重ねることで変わっていくこともある。特に健康面は気を使っていてもコントロールしきれない部分があるように感じている。だから、トータルで現状から上がっていくだけではない未来も十分にあり得る、これから直面する様々な変化に適切に対応していけないと、10年後に思い描く状態を手に入れることはできないと思う。
だから10年後の夢は、周囲には保守的で物足りない夢に見えたとしても、私にとってはチャレンジングな山であり、それ以上の何かが得られたら、大儲けなのだと思う。