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「誰と働くか」から「誰とでも働けるか」のススメ。|お仕事日記

こんにちは。とべちゃんの頭の中を書き残すnoteです。

さて突然ですが、就活などで

「何をするかより誰と働くか」

と言うセリフを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。 

憧れる人、尊敬できる人、優秀な人、価値観が似ている人がいるから、

最終的に企業を選ぶ際に「人」が決め手になるケースは多いと思います。

人は論理だけでは動かない。
最後は論理を越えるところで意思決定される。

そんなパターンも多いと聞いたことがあります。

そこに影響を与える要素の一つが「人」の魅力なのかな、と思います。

魅力的な人に囲まれて働くって素敵なことですよね。

でも、今日の私は少し違うことを主張したいです。
「誰と働くか」もいいのですが、

「誰とでも働けるか」

という観点をもつことのすすめです。

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仕事ではとにかくたくさんの人と関わるし、その相手は固定でないことがほとんどだからです。

プライベートでは絶対に仲良くなれないと思う人、背景が違いすぎて理解に苦しむ人、何故か距離を感じる人だって中にはいます。たくさんいるかもしれないです。

そこに利害も加わってくるので面倒です。相手が上司やクライアントなど、自分よりも目上の人かもしれません。

社内が大好きな人だらけでも、社外はそうとも限りません。逆もあるかもしれません。

面接で親身になって面倒を見てくれた先輩や、「この人について行きたい!」と思った上司の下で働けるとは限りません。

選考中に社員全員に会って見極めるなんて稀でしょう。仮にそれができたとしても、異動や退職をする人もいるし、新たに入社する人だっていて、人は入れ替わって行きます。組織が大きくなれば体制や役割も変わります。

一人の人にも様々な側面があります。時間の流れや置かれている立場で心情が変化することだってあります。

何が言いたいかと言うと、自分ではコントロールしきれないところで関わる人がたくさんいる、と言うことです。

だから、相手を選ぶより、相手が誰であろうとも気持ちよく働けて、必ず成果を出せる自分になる方が、運の要素が小さくてお得だと思うのです。

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社会人になりたての頃の私は色々なことに躓いていました。中でもビジネスにおける対人関係に大きく苦戦していました。

「人が好き」「コミュニケーションが好き」と自覚していた学生時代。今思えば、学生時代はとても特殊な環境だったと思います。

学力や興味に応じて学校や学部のメンバーは選出されているし、バイトもサークルも趣味や趣向、年齢の近い人が集まるコミュニケティだから共感しやすい。

交友関係では苦手な人とは距離をおけばいいし、フェードアウトしても構わない。だから、うまく付き合える人としか関わってこなかっただけで、それをコミュ力と勘違いしていたと思います。

そんなわけで、
あらゆる価値観を持つ人と良好な関係を築きながら物事を前に進めて行かなくてはならない、自分の仕事、自分の目標であっても、一人で完結するものはほとんどない社会ではうまくいかなかったわけです。

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どうにかして前に進むべく必死で打開策を考えた私は、苦手意識を抱く人との向き合い方を考えるに至りました。

なぜ、苦手意識を持っているのかに始まり、やがて、その理由を相手のせいでなく、自分側の要因で考えるようになりました。(そうせざるを得なくなりました。)

その結果見えてきたのは、
・自分と違うから関心がなく、それを良しとし、関心を持とうとすらしていない

・知っている情報が少なく、ネガティブな印象が強いまま変わらない

・距離があるから自分自身も心を開かない

・どこかで相手よりも自分の方が正しいと思っているところがある(自信ないくせに)

・相手を認められないプライドの存在に気がついているのに認められず、そんな自分がかっこ悪いので相手起因の理由で言い訳を作る

…ここまで考えつく頃には、自分は何て未熟で傲慢なのだろう、と見事な自己嫌悪。

しかしそこまで行き着くことができれば、同時に何をすべきかも明らかでした。

・相手を知ろうとする、行動を起こす

・そのために自ら歩み寄り、自己開示する

行動を起こすと気持ちや状況にも変化が起こります。

・知っていることが増えると共感するポイントを見つけ、親近感が沸く

・共感と親近感を糸口にコミュニケーションが増える

・相手が何に興味があり、喜び、傷つき、憤るのかが見えてくる

・相互理解が深まると相手のことがすきになる

・相手のためになることをしたいと考える

そうやって距離が縮まってからは、自然と協力体制ができて、仕事がうまく進むようになりました。

違いがわかるから、自分にない相手の強さがかわり、感謝や敬意を抱いて協同できるようになりました。

難しい関係だったからこそ、お互いに乗り越えたよね感のあるコミュニケーションは心が温まります。

そんな経験が何度かありました。

グループ5000人を越える職場での転勤や配置異動の経験、国内外のベンチャーで働く経験をした結果、その要素は地域や組織のサイズに関わらず共通していたと思います。

相手が苦手で難しい人であればこそ、いかにその人の心を掴み、信頼を勝ち取るか、これが自分にとってのエンターテイメントになれば無敵だと思います。

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若手の頃、ある先輩がさらりと口にした言葉があります。

「変えられるのは、自分だけだからね。」

ビジネス書や自己啓発本で読んだことあるような言葉。もう、みんな知っているよ、と言いたくなるようなこの言葉。でも、それを身をもって体感し、言葉にするまでに私は数年かかりました。

「誰と働くか」は自分の外側に向くのに対し、「誰とでも働けるか」はその矢印が自分に向きます。

「誰と働くか」で会社を選ぶことが悪いと言うことではありません。でも、その先には「誰とでも働ける自分であるか」も、一つの観点として持つことをオススメします。

周囲とのコミュニケーションで「わかってもらえない」とがっかりするとき、先輩や上司に対して「イケてない!」と思うときに、一度この観点で捉え直してみてはいかがでしょうか。

相手に期待して、勝手に振り回されるだけじゃなく、自分が主導権を握って現状を変えていく強さを手に入れられると思います。


はい、本日もありがとうございました。

다음 너트에서 만나자! 안녕~

とべちゃん: )