無職転生が「人生」である話

私と無職転生の出会いは2年前の2021年放送のアニメ1期だ。ちょうど放送が終わったあたりで友達に勧められ一気見した。そこからドはまりして2クール目はすべてリアルタイムで視聴した。

それから約1年半の時が経ち2023年6月。無職転生2期1クールが始まった。
エリスに振られ失意のまま母を探す旅が始まる。私は1話「失意の魔術師」をリアルタイムで見て感動した。1期放送終了から1年半ほど経っていたため、時間経過によって記憶は薄れ私の中で無職転生はそれほど特別な作品ではなくなっていた。しかし、1話を見てみると無職転生がやはり超面白い作品だっところを思い出した。

私が原作勢になったのは7話あたりだったと思う。ルーデウスがラノア魔法大学に入学し、シルフィと再会するけどルーデウスが全然シルフィの正体に気付かなくてもどかしかったので原作を買って読んだ。

これが本当に面白くて47日で26巻まで読破した。

ここからは原作のネタバレを含みます。

無職転生は主人公のルーデウスが生まれてから死ぬまでの物語である。
読み終わったあとは壮大な人生を見終わった感じがして虚無感に襲われた。
赤ん坊の頃から知っているから老衰で亡くなった時は身内のように悲しくなった。

ルーデウスの人生は決して楽なものではなかった。
確かに無詠唱ができたり魔力量が多いなど人より優れたところはあるが、闘気を纏えなかったり、前世の影響で負け腰であったりする。
そのため戦いではいつも負けそうになるのだ。

ルーデウスは前世で無職の引きこもりだったことから転生した世界では本気を出すことを決意する。人よりできないことがあっても精一杯努力し、仲間を集め、敵に勝つ方法を必死に考える。
いわゆる主人公が無双する作品ではない。無職転生の世界には主人公より強いキャラクターが多くいる。強さランキングがあるとすればルーデウスはTOP15あたりではないかと思う。

無職転生に出会ったことで、私も主人公のように本気で生きていこうと思った。人生のバイブルになっているのだ。
これからも苦しいことがあっても無職転生のルーデウスのように強く生きていこうと思う。