あの言葉

「なんでそんなに辛そうなの?」

僕は高校2年生だった、確かコートを着ていたので冬だったと思います。

 普段どおり教室で青チャートを開いると急に後ろから「おはよ!」と声がかかり、振り向いて返答しました「おはよ」でも彼は、「なんでそんなに辛そうなの?」と声をかけてくれました。その時は「ん?そんなにやばい顔してる?」と言いましたが、思えば最悪な顔をしていたと思います。

 僕は中学生の冬決意したのです。頭の悪いやつはいじめられ、頭のいい子は好かれ気に入られる。なんでこんなに理不尽なのか、カネのある家は頭がいい、ない家はいじめられる。もちろんお金だけの理由ではありません。でもお金がないのは致命的でした。服はずっと3着のルーティーンこんな生活やだ。じゃあ大学こそはいい大学に通いたい。僕は高校受験は何も考えていなくて、気づいたら部活が終わり高校生になろうとしていました。

 しかし絶対変えたいこのまま生きた未来だけはやだ。そうして、勉強の分からない僕はどうしたらいいか分からなかったので、プロである塾に通うためバイトをはじめました。コツコツ勉強しざっとやり方が分かり、塾を辞め高校で一緒に勉強する友達を作りました。

 塾に入れた時は感動でした。自分でつかんだんです!ずっとはいれなかった。ずっと入りたかった塾高校一年の7月の出来事です。そこから、朝バイト週4土日のどちらかが始まったのです。言い忘れてましたね、高校は定時制の夜間です。定時制高校は通常4年卒です、しかし面白いことに大学のように授業を朝や昼に入れると、3年で卒業できます。僕は3年で卒業だったので、7時起床、8時~11時バイト、13時~18時選択した授業、19時~22時が自分の通常の授業でした。

 中学生の時、勉強は全くやっていなかったのでなおさら大変でした。0→1ですから。でもその時のおかげで今は苦なく勉強できています!

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