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口臭の原因

🔲タンパク質

● 剥がれおちた粘膜のカスや唾液、食物のカスに含まれるタンパク質が、口内の細菌により分解・発酵される過程で出るガス
●口臭の素となるガスには主に次のような種類がある
メチルメルカプタン :たまねぎが腐ったようなニオイ
硫化水素 :卵が腐ったようなニオイ
ジメチルサルファイド:キャベツが腐ったようなニオイ
✔︎メチルメルカプタンは口臭の強弱と強い相関がある

🔲唾液

● 口臭は唾液の分泌に影響され、唾液には口の中を洗浄・自浄する作用がある。
●口を動かして、唾液腺を刺激することによって分泌が増える。
●唾液が減って口の中が乾燥すると自浄作用が低下し、タンパク質を分解する細菌が増える

🔲寝起きの口臭

● 睡眠中は、唾液腺が刺激されず唾液の分泌や流れる量が減り、口呼吸や水分不足などで口の中が乾燥しやすい
長時間食事をしていないときも、唾液の流れる量が減り、口臭が強くなる

🔲自律神経

● 唾液の分泌は自律神経(交感神経と副交感神経)が調節している。
●分泌が促進されるのは、リラックスして副交感神経が優位になっているとき
●交感神経が優位だと唾液の分泌が減り、口臭が強くなる

🔲舌苔

舌苔とは舌にたまった食べカスや粘膜、細菌のカス。歯周病も口臭の原因になる
✅舌の表面にある舌乳頭という細かい突起の中に食べカスなどが溜まる

● 舌苔は口臭を引き起こす細菌やタンパク質を多量に含んでいる
●多少の舌苔は健康な人にもあり
●口の中が乾いているとき、体調がよくないとき、胃腸の病気や脱水を伴う病気があるときなどに厚くなると口臭の原因となる
●胃腸の調子がよくないときに舌苔が増えるのは、舌の感覚を鈍らせて食欲を減らし、食べる量を減らして胃腸を守るため

味覚障害
● 舌の表面にある器官である味蕾(みらい)が舌苔で覆われると味覚障害を引き起こす

舌苔の原因
●コーヒー豆の微粒子が舌の隙間に入り込み舌苔になる

🔲血液中の成分

✅ 血液中に流れる成分のニオイが肺を通して吐く息に出てくることもある

◼️臭いの強い食事、飲酒
 ● 臭いの強い食事、飲酒のあとは消化吸収後、血液中に移行したニオイの素となる成分が、肺を通して口や鼻から出てくるものです。

◼️空腹時、疲れてる時
 ● 空腹や疲労があると、肝臓が体にエネルギーを供給しようとしてケトン体という物質を作り血液中に放出する。
●ケトン体が増えすぎると甘酸っぱいニオイのするガス(アセトン)となって肺から出てくるので口臭が強くなる

🔲口以外の病気

扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)が原因で口の中に膿みが流れ込むと口臭を発生させる。
逆流性食道炎などでは、すっぱい胃液が食道に逆流することによって口臭が発生
●その他にも全身の病気による代謝産物が血液中に増えて息が臭うことがあります。肝機能低下(アミン臭)、腎機能低下(アンモニア臭)、糖尿病(アセトン臭)、悪性腫瘍(腐敗臭)などが知られています。

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