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令和6年ごあいさつ

こんにちは、小清水志織です。
新年があけまして、5日目となりました。
本年もよろしくお願い致します。

元旦の夕方、能登地方を中心に広い範囲で強い地震を観測しました。私が住んでいる金沢も大きく揺れました。私自身は無事でしたが、この地震による被害の報道を知るたびに胸が塞がる想いをしています。心よりお見舞い申し上げます。

余震などの心配もありますので、引きつづき細心の注意を払いながら、生活を続けて参ります。よろしくお願い致します。

* * *

私は昨年、ひとつの試みを行いました。
おそよ二年前に挫折してしまった小説の原案を大幅に見直し、新しく作り直すという作業です。
これは読者の皆さまのおかげもあって、『言葉くづし』全21回をもって無事に完結することができました。誠にありがとうございました。

そして、『言葉くづし』の原稿データをまとめるかたわら、まったく別の作品に着手することにしました。

キャラクターの造形にかなりこだわって作っていますし、前作の反省点だった全体構成の面でもリベンジできないか、あれやこれや模索しています。一定の準備期間をおいて、どうにか今月中に皆さんに公開できるレベルまで至っています(これを書いている現在も鋭意制作中です)。

その最中、今回の地震に遭遇しました。

連日、痛ましい被害の状況が報道され、震災による影響がいまだ落ち着かない状況で、新しく作品を公開することに、いろいろな面で非常な迷いがありました。

正直なところ、いまでも迷っています。

また、一度この作品をスタートするからには、前作以上のスパンで連載を行う必要があると判断しています。それだけの長編に自分が耐えうるのか、創作の実力という観点からも不安がつきまとっていました。

総合的に考えた結果、次の作品は本日から3週間後の令和6年1月26日(金)に連載を始めることに決定しました。事を急ぎすぎず、かといって公開を先延ばしにしすぎない期間を設けようという理由で、この日を設定しました。

せめてこの頃には、各地域の復旧が進んでいることを祈るばかりです。

県内で大きな震災が起こったことを無視することは、できません。
それとともに、大切に育ててきた物語を長く閉ざしてしまうのも、私が物語を作る本来の目的に反しているように思えました。

もしよかったら、この日に私の note に遊びにきてくれると嬉しいです。
皆さんが遊びにきてくれた時間のぶん、楽しさをお返しできるよう努力致します。

そこで!
本日、タイトルだけを特別に公開致します!

新作タイトル:『蒼生のレファレンス』

どんな物語になるか、皆さんはご想像できますでしょうか? 3週間のうちに、内容をすこしずつお伝えしていくつもりですので、ぜひ楽しみに待っていてください。

それまでは、どうかお元気で。
では。

令和6年1月5日
小清水志織






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