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飛ばしたい。

大陸を超えてやってきた ひだまりのような君
大学の入学式 初めてできたともだち
数千年にわたる往来の歴史の埠頭に立つ
大きな君の志を知りたくて
小さな僕はつま先立ちをした

親の存在さえ拒む鉄壁の鎧を
君は壊すことなく ただ慰めて
自然と脱がしてくれたよね
雨と雪に濡れた黒髪を
優しく乾かしてくれたよね

飛ばしたい 飛ばしたいんだ
真実の空へ向かって 
ありたけの語彙と思考を飛ばしたい

飛ばしたんだ 飛ばしたんだ
信頼の夜を迎えて 
ありたけの魂を飛ばしたんだ

千鳥足でも 片足立ちでも
君は受け止めてくれたから
国と国が 近づいていく日を待たずに
人と人が 近づいていけばいいから

過去と出会い 現在を見つめ
未来に向かって 手を握ろう

子どものころの夢を語りあって
大人の世界を 生きていこう













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