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学校のマドンナと新マドンナの○○争奪戦は激化していきます

○○:いってきまー…ってなんでいるの?

咲月:なんでって失礼ね!!

和:そうだよ!せっかく迎えに来たのに!!

○○:でも家の方向逆でしょ?朝早いの大変だろうに…

咲月:それはもちろん大変だけど○○と一緒に学校行きたいからいいの!

和:そういうこと!だから○○は気にしないで!

○○:明日からも来るつもりだよね?

咲月、和:うん!!

○○:2人家隣同士なんだよね?

咲月:そうだけどどうしたの?

○○:じゃあ明日から僕が迎えに行くよ。

和:え!?でもそしたら…

○○:大丈夫、普段も早起きしてるし咲月も和も女の子なんだから準備時間かかるでしょ?それに2人が寝不足でクマなんか作ってたらせっかくの可愛い顔が台無しだよ

咲月:そ、そんな可愛いだなんて…///

和:……分かった、ありがと///

○○:うん、じゃあ学校行こっか

〜〜〜〜〜

咲月:○○は髪の毛切らないの?

○○:切る予定は無いかな。

和:なんで?○○前髪無い方がかっこいいのに

○○:中学校の時に顔が原因でいじめられたんだ。だから高校でも余程のことがない限りは切らないよ

和:そうなんだ…(多分そのいじめの原因って○○の顔がかっこ良すぎるからだよね…)

咲月:その余程のことって例えば?

○○:んーそうだなー、飛鳥ちゃんが髪切れって言ってきたら切るかも。

咲月:飛鳥ちゃんって齋藤飛鳥のこと?

○○:そう

○○の言う飛鳥ちゃんとは現在トップアイドルで人気モデルの齋藤飛鳥のこと。日本で知らない人はいないほどの人気でライブなどは即完売してしまう

和:○○齋藤飛鳥が好きなの?

○○:うん、大好き。初期の頃から応援しててライブも握手会も全部行ってる

和:す、すご…

○○:だから飛鳥ちゃんに言われたら切る。

咲月:うーん、それは無理だね…

○○:でしょ?まぁ僕が切りたくなるのを気長に待ってて

咲月:はーい…

そうこうしていると、3人は学校に着く

○○:じゃあ和は隣のクラスだからここまでだね。

和:うん、またお昼迎えに行くね

咲月:お昼までは和の分まで○○とラブラブしてるね😘

和:なっ…○○お昼覚悟してなさい!!

そう言って自分のクラスへ入る和

○○:なんでそんなめんどくさい事になるようなの言うかな…

咲月:いいでしょ?そっちの方がお互い白熱して楽しいし!

○○:白熱?楽しい??

咲月:あぁいやいや!こっちの話、忘れて!

○○:ふーん…

○○達がクラスに入ると

「あいつまた咲月さんと来てるぞ…」

「最近は隣のクラスの和さんとも来てるらしい」

「え!?あの新マドンナの!?あいつ陰キャのくせにどこまで…」

○○:(なんか前より言われるな😅)

ーーーーーーーーーー

和:○○、咲月迎えに来たよー

咲月:今行く〜!ほら○○も早く!

○○:分かってるって

「あいつほんと調子乗ってるな…イケメンでも無いくせに」

「お前顔見たことあんの?」

「いや、無いけどどうせイケメンなわけないだろ。」

〜〜〜〜〜

いつも屋上でご飯を食べる3人、○○の両隣には和と咲月

咲月:そういえば○○って兄弟とかいるの?

○○:兄弟はいないけど、お姉ちゃんなら1人いるよ

和:そうなんだ

咲月:いいなぁ、私一人っ子だから羨ましい…

○○:そうかな?

咲月:そうだよ!和も弟いるからそれが羨ましいの…

○○:和、弟いるんだ

和:うん

咲月:しかもめっちゃ仲良いんだよ!

○○:そうなの?

和:そ、そんなことないと思うけど…

咲月:嘘だ〜!仲悪い姉弟は休日一緒に映画行ったりしないよ!

和:確かに…○○はお姉ちゃんと仲良いの?

○○:んー、悪くは無い

咲月:何それ?

○○:僕はそんなだけど、お姉ちゃんが僕のこと好き過ぎるから

和:それ自分で言っちゃう?

○○:いや、冗談抜きで。なんなら今度お姉ちゃんいる時に家来な?分かるから

和:う、うん…///(これってお家デートのお誘い!?)

咲月:むぅ…私は!?

○○:もちろん咲月もだよ

咲月:良かった😊

和:私だけだと思ったのに😗

○○:あ、咲月ちょっと

咲月:え、どうしたの?

○○:………

無言で咲月に近づく○○

咲月:(これってもしかして…キス!?)

○○:………

咲月:(どうしよ…お昼食べたばっかりだしまだ心の準備が…//)

和:(○○キスしようとしてる!?と、止めないと!!)

咲月は目を瞑り○○との距離がゼロ距離になる直前、和が2人の間に割って入ろうとしたその時

○○:……よし、取れた

咲月:…ふぇ?

○○:ぷっ、何その情けない声😁

咲月:き、キスは…

○○:キス?なんの事?僕は咲月の前髪についてたゴミを取っただけだけど

咲月:そ、そうなんだ…//

○○:あ、もしかして僕が咲月にキスすると思った?

咲月:う、うるさい//早く教室戻るよ!!///

そう言うと足早に教室へと向かう咲月

○○:なんか変な勘違いさせちゃったかな…和、僕達も教室戻ろっか

和:う、うん(良かった、咲月にキスしなくて…いつか私もされたいなぁ//)

ーーーーーーーーーー

帰り、学校の正門周りに人だかりが出来ていた

咲月:ねぇねぇ、あれ何かあったのかな?

和:有名人でも来てるんじゃない?

○○:まさか…

咲月、和:?

咲月と和が疑問に思ったその時

??:あー!○○いた!!

○○:げっ…

??:会いたかったよ○○ー!! ギュッ

○○:会いたかったって昨日の夜ぶりでしょ。それよりお姉ちゃんぐるじぃ…

??:何でお姉ちゃん呼びなの!!いつもみたいに呼んでよぉ!!

○○:わかったから!だから“さく姉”抱きしめるのやめて!!

咲月、和、その他大勢:えぇぇー!?!?

遠藤さくら、日本のトップモデルでその容姿と穏やかな性格から見るものを魅了し男女問わずファンが多い

「あの日本トップモデルの遠藤さくらが陰キャのお姉ちゃん!?」

「何かの間違いであってくれ…」

さくら:むー、しょうがないなー…ってあれ?この子達は?

○○:あぁ、僕の友達だよ。

咲月:は、初めまして//菅原咲月っていいましゅ///

和:い、井上にゃぎです//

さくら:ふふっ、2人とも噛んじゃって可愛い!可愛いのはお顔だけじゃないんだね😊

咲月:そ、そんな可愛いだなんて…//さくらさんの方が何倍も可愛いですよ///

和:あの!私ずっと前からさくらさんが好きです!応援してます!///

さくら:2人ともありがと〜!

○○:それよりなんでここに来てんのさ。

さくら:近くで撮影があって今日はもう終わりだから○○のこと車で迎えに来た!

○○:さく姉車運転出来ないでしょ

さくら:マネージャーが送ってくれるって!

○○:あぁ、なるほど…

さくら:2人もお家来る?

咲月、和:行きます!!!

さくら:よし!じゃあ皆乗ってお家までレッツゴー!!

車中では…

さくら:あ、今日お家に特別ゲスト呼んでるから!

○○:特別ゲストって誰だよ…

さくら:それはお家着いてからのお楽しみ😊

○○:はいよ。

さくら:○○絶対びっくりするよ!

○○:そうかなぁ

マネージャー:さくら着いたよー

さくら:ありがとう!特別ゲストはもう着いてるらしいから私達も行こっか

○○、咲月、和:ありがとうございました

咲月:ねぇ和、特別ゲストって誰だろうね

和:さぁ、○○でも分からないって相当じゃない?

咲月:そうだよね…

さくら:たっだいまー!!

??:遅いぞえんぴー!いつまで先輩を待たせるんだ!!

さくら:ごめんなさい!でもほら、連れてきましたよ!!

○○:えぇ!?!?

咲月:特別ゲストってこの人!?!?

和:ちょっとこれは…倒れそう……

飛鳥:お、ほんとだ。久しぶりだな○○

○○:お、お久しぶりです…覚えてるんですね…

飛鳥:当たり前だろ?○○は初期から応援してくれてる人だからな。けど最近はあまり会いに来ないよな?

○○:仕方ないよ…飛鳥ちゃん人気なんだから握手会とかサイン会とか当たらないんだもん

飛鳥:まぁしょうがないか。後ろの2人は?友達?んなわけないか、○○友達居ないもんな。

○○:し、失礼な!飛鳥ちゃんじゃないんだし僕にも友達はいるよ!2人は咲月と和だよ

咲月:よ、よろしくお願いします…

和:齋藤飛鳥が…私の前に……幸せぇ…

飛鳥:2人とも正気じゃ無いけど大丈夫?

○○:飛鳥ちゃんのせいだけどね。

飛鳥:そうなのかなー?

さくら:ちょっと飛鳥さん!“あれ”言うの忘れてますって!

飛鳥:あぁそうだった。○○、髪切りに行くぞ

○○:えぇ!?なんで飛鳥ちゃんが僕の髪を?

飛鳥:そ、それは○○の顔をもっとよく見えるようにしたいから…///

○○:よし、切りに行きましょう。

さくら:飛鳥さんナイスです!もう予約はしてあるので行きましょう!!

飛鳥:2人もついてくる?

咲月:い、行きます!和起きて!行くよ!!

和:……はっ!!行くます行くます!

飛鳥:あはははは、2人とも面白いね😄

ーーーーーーーーーー

美容師:はい、終わったよ!

○○:ありがとうございましたー

さくら:おぉ!イケメン○○が帰ってきた!!

飛鳥:うん、良いね。これで私に見合う男になったな

○○:ん?私に見合う男??

飛鳥:な、なんでもない!気にするな///

咲月:やっぱりかっこいい…//

和:ますます好きになっちゃう…//

次の日

「ねぇねぇ!1組にイケメンが転校してきたらしいよ!!」

「そうなんだ!私話しかけに行ってくる!!」

「あの陰キャ、めちゃくちゃかっこよかったのかよ…」

「そりゃあ姉が遠藤さくらだったらイケメンだよなぁ…」

○○の周りには女子達が溢れ、質問攻めにしていた

咲月:もう!皆前までは○○のこと避けてたのに顔がイケメンって分かった瞬間態度変わるんだから😡

和:ほんとそうだよ!私達が最初に好きになったのに!😤

○○:あぁ、どうしよ…咲月、和助けて〜😭

咲月:しょうがないなぁ、ほら皆下がって!○○困ってるから!

和:そうだよ!皆して○○を質問攻めしないの!

○○:ふぅ…ありがと、2人とも助かったよ。やっぱり僕は2人がいればそれでいいや

咲月、和:……○○大好きー!! ギュッ

○○:ちょっと咲月、和…柔らかいとこが当たってる…//

咲月:○○は私の方が好きだもんねー!

和:ちょっと勘違いしないで!○○は私の方が好きなんだから!!

咲月:何よ!私の方に決まってるじゃない!!

和:むー…

咲月:むぅ…

○○:2人とも落ち着いて…一旦離れて//

咲月:だめ!○○が私を選ぶまで離さない!!

和:いやいや!○○が私を選べばいいだけ!!

咲月、和:○○…

「どっちを選ぶの!?」



































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