シティリーグ優勝、エレキガノンの感想
0.自己紹介
はじめまして。とおぺんと申します。
ポケカ歴は2021年秋からブームで始めて丁度1年くらいの比較的新参者です。TCG自体はアプリ版のシャドバやMTGA、遊戯王MDをサービス開始当初から何となくプレイして今も気が向いた時にぽちぽちやっているくらいのレベルです。それ以前は学生時代にMTGメインでプレイしていましたが10年以上紙のMTGはプレイしていないですね。
ポケカではショップ大会等にあまり参加せず身内やPTCGOでひそひそとプレイしていたのですが、地元でシティリーグが開催されるということで参加してみることにした次第です。結果、運にもかなり恵まれ優勝することができました。実際問題BO1の大会では運が一番大事という考えですが要求される運のレベルを引き下げることができるプレイングや構築も当然必要かと思いますのでの考察記事を投稿させていただきます。荒い面も多いため「それは違うよ！」という声はコメントにて是非お聞かせください。
1.デッキ解説
こちらのデッキが当日使用したエレキガノンです。名称がガノンエレキだったりクワガノンだったりブレていますがエレキガノンで統一したいと思います。実際にはライコウバレットの側面も強く、ルギアを始めとするvstar主体の相手に関してはライコウがいなければまず負けると思うレベルですがメインはやはりエレキガノンになりそうです。
基本コンセプトは初動1－2ターン目に勝負を決めるというクワガノンの強みを活かす構築です。ここで肝なのが「初手パラライズボルト」にこだわらない点です。相手が非Vの場合は脳死で「初手パラライズボルト」していいですがVが並んだ場合はサイドレースとしても相手にVstarを立たせないためにも「初手ライトニングロンド」が優先される場合があることを忘れないでください。とはいってもグッズロックでそのまま勝てるのが一番強い動きです。
以下、ポケモン、グッズ、サポート、スタジアム、エネルギー別に採用理由と採用を切ったカードの所感です。
●採用ポケモン
・クワガノンV2枚
主役です。3枚採用のデッキが多いですがヒスイのヘビーボールやバトルVIPパスを採用している都合上2枚で十分と判断しました（あと金銭的な理由）。後攻スタートの場合メロンからパラライズボルトの動きが大前提ですしこいつがいなければ始まらないです。下技のちょうでんじほうもレジエレキVmaxとこだわりベルトで+90打点があればVstarをワンパン可能なのも忘れないでください。先行の場合は2ターン目でノコッチなしルギアVを+60打点でKOできます。そのため先行で相手にルギアが見えたら1ターン目に必ずこいつへエネルギーを手張りしましょう、ノコッチを出さないルギアはカモなのでボスの指令の準備が大事です。最悪でもライコウなどに手張りしてVポケに対して圧力をかけたほうが良いと感じます。
・ライコウV2枚
準主役です。クワガノンが2枚なので合わせて2枚の計4枚採用です。他の方のレシピではクワ3-ライコウ1ばかりなのでクワガノンの採用枚数も併せて正直好みだとは思いますが計4枚のアタッカーラインは流石に崩せないかなと。ライコウの強みは自身が後攻で相手がVポケを1体しか出さなかった場合（特にルギア）、メロンやあなぬけで無理やりにでもライトニングロンドを撃つことでほぼ勝負を決めることができる点です。あと特性のしゅんそくは毎ターン使いたいほどの神特性なので初動の種ポケとしてクワガノンより優先度高い場合があります（初期手札にふうせん、あなぬけがある等）。他にも最高打点が単独で220点あるため、レジエレキVmaxとこだわりベルトで+90打点あれば310ラインのVmaxポケモン（ミュウ）やノコッチ+Vガードエネを貼ったルギアVstarも狩れます。が、ルギア対面では崩れたスタジアム等もあり最高打点はなかなか出せませんのでその時はクワガノン先輩の下技に一肌脱いでもらいましょう。
・レジエレキV3枚-Vmax3枚
ここは黄金比です。2-2はあり得ないくらい弱いと感じるレベルになりますが4-4はたまに欲しい時があります。Vmax主体の環境になれば4-4採用も十分あり得ます、Vユニ発売後は検討してみてください。並べば並ぶだけ相手を狩りやすくなるため先行後攻問わず2枚は初手で並べたいです。こいつを並べるためだけにVIPパスとサイド落ち警戒のヘビボを投入しているレベルです。3枚並べるのはちょっと……という場面はVmaxが2枚サイド落ちしていたりネオラントが邪魔している時くらいなので是非並べましょう。また、Vmaxが逃げエネ0なのでアタッカーが落ちた場合はとりあえずこいつを前に出しておくと安定しますので忘れずに。風船ライコウがいればそちらが優先です。同様に先行を取った場合はVmaxに進化する前提でレジエレキVスタート、ベンチにアタッカーという並びは強いです。ライコウのしゅんそくが使いたい場合は手札と相談してください。
・かがやくゲッコウガ1枚
最強のデッキエンジン。メロンでのエネ加速だけでなく毎ターン2枚山札を掘り進めるキーパーツです。こいつがサイドに行っているとその後の展開が全て遅れるため1ターン目にこいつが出ない時点で事故ったと思ってください。ヘビボ採用理由その2です。
・ネオラント1枚
保険枠。メロンにアクセスする手段として安定性の面でどうしても採用せざるを得ません。こいつで種ポケスタートした場合は本当にしんどいです。それでもクイボからサポートを引っ張れる唯一性を持っているため1枚は欲しいです。ただ、ベンチをこいつで埋めるというのがエレキガノンにおいてかなり弱いムーブなのは理解して使ったほうが良いです。技を撃つためにメロンが欲しい場合、森の封印石があればそちらでサポートを引っ張ってくるほうが強いとすら思います。
●非採用ポケモン
・クロバットV
ネオラントと同じ枠ですが、メロンやボス、キバナへのアクセスができるネオラントに軍配が上がります。また、初動の安定感をクロバットVではなくバトルVIPパスに重きを置いているため採用を見送りました。あとは純粋にネオラントと同じで種ポケスタートすると死んだ気持ちになるのとベンチを埋めるのがどうしても弱い点です。先行1ターン目2～4枚のドローのためにその後の打点+30やサブアタッカーの育成を捨てるほどではないと判断しました。クイックボールはクワガノン、かがゲコにどうしても切りたいですしね。ネオラントと1枚ずつ採用されているデッキが多いので採用を見送るかどうかは好みの問題にはなりますね。
・サンダー（ポケGo）
正直採用してもよかった枠。要求エネは重いですが非V枠で打点のある雷タイプの種ポケモン、かつ特性のエレキシンボルが何だかんだ腐らないので初手サンダーもネオラントほど悪くない……と思える性能です。また、大会後に気づいたのですが「ミルタンクで詰む」ことを防ぐことが可能です。当日当たらなくて運がよかったね……（一応かがゲコを酷使すれば突破できますが現実的ではないです）。
・ドラピオンV
対ミュウ用決戦兵器。こいつは悩みましたがミュウの環境数とミュウ以外に対する種ポケスタートが本当にきついので採用を見送りました。ミュウに関しては先行の場合「ゲノセクトをボスで呼んでパラライズボルトお祈り→ミュウVmaxを打点+90の最高打点ライトニングロンドで2回倒すサイド3-3プランorメロエッタ挟んで2-1-3プラン」、後攻の場合も同様にパラライズボルトお祈りかVが前に出ているなら「ライトニングロンド3回でサイド2-2-2」をするしかないと思っています。オドリドリがかなりきついですがその点も含めてレジエレキが3枚ベンチに並ぶとミュウに対する安定度が上がると思います。
・その他
ゼクロム：麻痺は強いですがパラライズボルトのほうが強いです。
モココ：エネ加速として強いですがレジエレキの打点のほうが強いです。
レジエレキ（非V）：どちらもベンチに負担をかけれますがマナフィ採用率の高さと3エネ要求がきついので採用見送りです。
●採用グッズ
・こだわりベルト1枚
神器です。V相手には絶対捨てないでください。ただでさえ低い打点がさらに下がってしまいます。2枚採用も検討ありです。これがなければ弱点をつけるルギアに対しても勝率がかなり下がると感じるレベルです。というかルギアが異常です。
・クイボ4枚、ハイボ3枚
ポケモンにアクセス+水エネトラッシュ手段です。2ターン目以降はレジエレキVmaxを立てたいのでハイボを種ポケモンに切るのは手札的にも厳しい状況と考えて良いです。かがゲコ、メロン、スピード雷でドローがきちんとできているならば盤面優先で1ターン目からしっかり使いたいです。クイボの優先順は手札にスピード雷がある場合だと雷アタッカー、基本エネがある場合はかがゲコでドロー優先でいいかなと。VIPパスがある場合はそちらのほうを先に使ってください。ネオラントをVIPパスで呼ぶと特性が発動しないので注意しましょう。採用は4-3、最低でも初動を考えて4-2かバトルVIPパス4枚のクイボ3とかだと思います。
・ヒスイのヘビーボール1枚
保険枠。サイド落ちケア+手札消費なしで種ポケモンにアクセスできる優秀なカードです。できるだけデッキを確認してサイド落ちした種ポケモンの有無を確認してから使いましょう。不要な場合はクイボハイボの餌で容赦なく捨てられます。割とかがゲコがサイド落ちして泣いているプレイヤーがいる気がするので1枚は欲しいです。
・ふうせん1枚、あなぬけのヒモ2枚
入れ替え札です。エレキガノンはエネ要求がかなり厳しく、逃げエネをできるだけ使いたくないのでベンチのネオラントやしゅんそくを使い終わったライコウに風船は貼りたいです。また、あなぬけのヒモは劣化ボスの指令になりますのでいれかえカートより使い道があります。
・エネルギー転送2枚、エネルギーつけかえ1枚
転送はともかくつけかえは他のデッキで見ないアレンジだと思います。マナフィ置きをさぼった非V相手（ゾロアークバレット、ロストバレット等）だとエネつけかえ+キバナ+手張りでのかがゲコ起動がかなり強い動きになりますし、エネ要求が厳しいためメロンなどでとりあえずレジエレキに貼った水エネルギーなどを次のアタッカーに移しつつボスを撃てたりする器用な動きが可能になります。実際のシティリーグでは活かせる場面がありませんでしたがシンオウ神殿でバトル場のスピード雷が機能しない時にすっとベンチから移動させたり要所で欲しくなるカードなので1枚採用ですが、序盤の起動に影響しなさすぎるのでトレッキングシューズ等に入れ替えるのはありです。転送はデッキ圧縮+ポケストで持ってこれるエネルギーとして有能なので2枚採用です。水エネ2枚減らして4枚でもいい気がしますがトレッキングシューズでメロン用の水エネを落としつつカードをドローする動きは強いので無難に2枚が限界かも。
・タフネスマント1枚
打点ずらし用。こちらもシティであまり活きた感じがしませんでしたが1枚採用です。クワガノンがウッウに2パンで落とされるのを防ぎますしルギアVstarにパワフル無色エネを2~3枚要求できるのは何だかんだ強そうです。
・森の封印石2枚
神器その2です。全てのカードにアクセス可能で発動条件もこのデッキなら無いに等しいです。このカードがなければここまでエレキガノンは戦えなかったでしょう。シティ当日では手札が事故りすぎて1ターン目Vstarパワーからエネルギー転送を持ってくるというクソ雑魚ムーブをかましたりもしましたが森の封印石がなければそれすらできなかったので本当にありがとう。3枚採用もありですが2枚目以降はどうしても腐るのと枠の都合で2枚です。雑にベンチのレジエレキに貼れるのもいいところです。一応2枚目を引いてレジエレキを狩られそうなら2枚目も貼ったほうが無難です。基本的に手札がぶん回っているなら2ターン目以降の展開に合わせて使用自体は温存ですが1ターン目にベンチが全く並んでいない状況でバトルVIPパスを持ってきたり無理な動きをしたい場合（ネオラントを使わずメロンを持ってくる等）は即起動したほうがいいと思います。
・トレッキングシューズ3枚
神器その3。ある意味全てのカードにアクセス可能で要らないカードをトラッシュしつつデッキ圧縮もできる超有能カードです。無限の可能性を秘めており初動の安定感をかなり高めてくれます。4枚欲しいですが枠の都合で3枚採用。
・バトルVIPパス3枚
神器その4。他のエレキガノンでは採用をほぼ見ない上にトレッキングシューズとの両採用は確認した限りyoutubeに一つくらいしか見かけませんでした。初動が命のエレキガノンにおいてこれの採用を見送るのは無いというレベルですがみんな使わないので自分がおかしいのかと疑っています。先行1ターン目に「クワガノン、かがゲコ、レジエレキ、レジエレキ」の並びからレジエレキVmaxを2ターン目に並べられる動きは明確な強みなので是非採用を検討してみてください。ライコウバレットの側面が強いと前述した理由もこのレジエレキVmaxをさっさと並べて打点を上げられる点にあります。
●非採用グッズ
・クラッシュハンマー（うねりの扇）
コインが嫌いなので非採用です。ただエネルギーをトラッシュできるグッズという点で非常に強力なカードとなります。グッズロック中でも相手はエネを手張りして何とか動こうとしてくるのでそれを阻害したり、やっと動いたルギアやミュウ、ロストヤミラミのエネを落として戦意を削ぐことができるグッズは唯一このカードのみです。コインが嫌いというのもありますが初動に全く寄与しないため採用を見送りました。うねりの扇はデッキに戻す効果でルギア相手ではむしろ損、ミュウに対しても弱く非Vレジくらいしか効果が見込めないので採用はクラッシュハンマー以上に難しいでしょう。
・いれかえカート
好みです。あなぬけのヒモを採用していますが相手が動くのが逆に邪魔になることもあるためいれかえカートでもいいです。森の封印石の択を増やす意味で1-1採用が丁度いいのかもしれません。
・ふつうのつりざお
いろいろ考えて非採用です。初動の安定に寄与はしませんがポケストップで落ちてしまったポケモンや少ない雷エネルギーを回収するムーブは欲しいです。クワガノンやライコウを拾うのはサイドレース的にもあり得ないと思っており、つりざおの枠をバトルVIPパスやトレッキングシューズに割いたほうが逆に安定しそうです。対戦相手がクラッシュハンマーを打ってきたら泣きましょう。
・やまびこホーン
欲しいです。ライコウの打点UPにもなりますしボスやまびこで試合終了の場面も多いと感じます。ですが枠の都合とボスを撃てるエネ余裕があるのはイケイケの時なのと初動に寄与しないのが辛いです。
・ターボパッチ
コインが嫌いなので非採用です。ただクラハン同様に決まればクソつよいです。後手でメロンなしに2枚目のエネを貼れる唯一性を持っています。ただ運ゲーが加速するのでやはり非採用です。
・ばつぐんグラス
正直微妙じゃない……？と思っている枠です。最近はノコッチ未採用のルギアも多いので要求打点を減らせるのは利点ですがルギアパルキア以外に全く無意味なのが辛いです。ベルトで十分ですしレジエレキを並べるほうに注力したほうがV系デッキ全般に強い気がします。個人的にはばつぐんグラス採用するくらいならベルト一本増やします。
・ロストスイーパー
欲しいです。雪道とシンオウ神殿が非常に辛いので相手のグッズを剥がしたり器用な動きも可能なロストスイーパーは採用すべきだった気がします。枠としてはエネルギーつけかえ辺りが入れ替え候補ですが如何せん好みと練習不足でどちらがよいか判断つきませんでした。
●採用サポート
・メロン4枚
説明不要です。いないと話にならないので4枚です。
・ボスの指令2枚
3枚欲しいけれど2枚で妥協しました。実際3枚目が欲しい盤面はありましたし他の構築でも3枚採用が多いです。あなぬけのヒモ2枚採用でなんとか凌いでいる感じが強いので切実に3枚欲しいです。枠がなかったです。使い方としては初動で1枚だけの相手Vを狩る、最後のサイド2枚をVで取り切る、といった動きがやはり強いです。それ以外にも逃げエネが多いポケモンをバトル場に呼んでとりあえずパラライズボルトでお茶を濁したりできます。非Vレジやミュウ相手にはこれが強いと思うので狙っていきましょう。
・マリィ2枚
初動はメロンしか見えていないので2ターン目以降に打ちたいサポートです。ですが前述のボスの指令であるように先行2ターン目で相手ベンチにVポケ1匹ならばボス優先になったりします。パラライズボルトとセットで使うと相手の事故を誘いますがクワガノンが見えた時点で相手はグッズを全て使い切る動きをしますので変にマリィで手札交換させないほうがいい場合もあります。運と雰囲気で乗り切りましょう。
・キバナ1枚
珍しい枠です。中盤以降のメロンに代わるエネ加速+あなぬけや追加のベルト、レジエレキVmaxなどなど、器用な動きをします。後1はメロン打ちたい、先2はボスかマリィ打ちたい、となるのでその後のアタッカーが倒れた時の保険枠です。エレキガノンでキバナ採用は少ないと感じますがツツジで事故らせるよりキバナで相手Vを倒して押し切る動きができるのがライコウバレットの強みです。非V相手だとツツジのほうが欲しいです
●非採用サポート
・博士の研究
一気にデッキを引けるのは強いですがレジエレキVmaxやボス、あなぬけ等はどうしても捨てたくないので非採用です。そもそも後攻はメロンが絶対条件なので博士はどうしても弱いです。悪型エレキガノンやターボパッチ採用型ならば博士はかなり強いです。
・セレナ
非V呼べないのが弱いので非採用です。特に非Vレジ相手だとロック、アイス、スチルを呼んでレジパーツを枯らせる動きができるボスが強すぎます。ドローソースとしてもエネ加速できるメロンがかなり有能ですしセレナ入れるならばボスの採用を増やしたほうがいいと感じます。
・ツツジ
正直欲しいですが非採用です。エレキガノンでは相手のサイドが2-2-2で進む点と2-2取られた時点でこちらのパラライズボルトがほぼ機能していないためそこからツツジを撃っても打開につながりにくいと感じます（ルギアが特にそう）。それでもワンチャンのお祈りが可能という強みはあるのですが枠の都合上採用は難しかったです。
●採用スタジアム
・ポケストップ2枚
ドラピやクロバットを切っておりグッズが厚めなのでかなり有能です。水エネトラッシュもこいつが担う場面がありますし相手のスタジアムを割る意味でも何かしらのスタジアム採用はしたほうがいいです。パラライズボルトで相手に全くメリットがないのも強みです。3枚目も欲しいですがロストスイーパーのほうが優先度高そうですね。
●非採用スタジアム
・嵐の山脈
持ってないので使用感が不明です。初動の安定には寄与しますがポケストップのほうが個人的に良いと感じています（バトルVIPパスがあるおかげですが）。また、2ターン目以降に種ポケモンしか呼べないスタジアムは割と腐りがちでこの点でもポケストップの安定性に劣ると感じます。ライコウバレットするにしても相手が2ターン目で動いてこちらのバトル場が落とされてからの後2か先3以降になります（4ターン目にもなると手札がかなり溢れているのでわざわざ山脈でアタッカーを呼ぶ必要ないです）。相手が起動している状態なのでサイドレースで差がついていないときついですね。マリィ打った後に雑シャッフルされるのもしんどいです。ただ、エレキガノンでの採用率は高いので初動の安定度への寄与は強いと感じます（使用感教えて欲しい）。神殿や雪道を潰したいことを考えて1ターン目温存もあるスタジアムですが山脈は温存するメリットが薄そうなので使う場合は多めに採用するかロストスイーパーを積むかしたほうがいい気がします。
・頂への雪道
どうしてもキュレムやルギアを嫌がらせしたい場合は採用してください。今回のデッキではレジエレキの打点とライコウ、かがゲコのドローが強いので雪道はかなりしんどいです。エレキガノンと対面した場合は雪道を是非貼ってください。
・シンオウ神殿
ルギアや非Vレジ、ミュウに対して強いです。が、スピード雷エネルギーがゴミになるので非採用です。ドローは大事ですし色的にも雷が消えるときついです。エレキガノンと対面した場合は神殿を是非貼ってください。
・崩れたスタジアム
採用理由はないです。せいぜいがクロバットやネオラントをトラッシュできる程度ですがベンチの枠を削ってまでやることではないでしょう。逆に相手からするとライコウの打点を落としたりサブアタッカーの育成を阻害できるのでとりあえず貼り得だと思います。
●エネルギー
スピード雷4、基本雷3、基本水6
かなりオーソドックスな配分だと思います。シンオウ神殿がかなりきついですがそれでもドローソースとしてスピード雷が優秀過ぎます。エネ配分の理想値は計算すればあるのかもしれませんが体感と周りの採用枚数に合わせているのが正直なところです。
2.当日の対戦履歴
当日にメモ取っていなかったのでかなりうろ覚えですが以下のような感じです。間違っていたらすみません、
予選1回戦：連撃ゼラオラ 6-2？
予選2回戦：ルギア 6-4？
予選3回戦：ルギア 6-4？
予選4回戦：非Vレジ 6-0？ 後攻
決勝1回戦：非Vレジ(再) 6-2？ 後攻
決勝2回戦：ルギア 6-2？ 後攻
決勝3回戦：パルキアインテ 6-0 先行
※サイド差はうろ覚え
見ていただいたら分かる通り、かなり一方的な試合とルギア相手に2回ギリギリなバトルを繰り広げています。特に3回戦目のルギアは25分の時点でサイドが両者残り2枚ずつでしたので一歩間違えていれば負けていました。厳しかった要因としてはノコッチの採用とルギアvstarが起動した点です。クワガノンのちょうでんじほうでルギアVstarを落としたのはよかったもののエネルギーをトラッシュするのでやはりこちらの動きがかなり制限されましたね。レジエレキVmaxも打点としてはVを落とせるレベルなので最後はここを育てて〆た……のかなぁ？という薄っすらとした記憶です。緊張も相まって本当に覚えていないですね、他のルギアと混同していたらすみません。
3.所感
デッキとしては初動を徹底して相手にひたすら嫌がらせするような形になり、決まると一方的なゲーム展開に持って行けるのは流石の強みです。環境デッキのルギアに対してもかなりの勝率を誇っておりノコッチ非採用のルギアが主流になってくれればもっと暴れると思います。というよりルギアが強すぎてそれに短い練習期間で対抗するためにはエレキガノンを握らざるを得なかったという事情もあります。（純粋に何か持ってたクワガタを使いたかったという想いもあります。）
個人的にはスピードザシアンやダンデリザードン、ゾロアークバレットも好きなデッキタイプなのでこの辺りで環境入りする方法とかを模索していきたいですね。
4.最後に
世に出回っているエレキガノンとはちょっと違ったレシピなので解説の価値あるかな？という点とシティの余韻で思いのほか熱くなったので筆を取らせていただきました。この手の記事を書くのはほぼ初めてなので至らぬ点等あるかと思いますが読んでいただきありがとうございました。VIPパス採用型として広まり、去年と同様にクワガタの季節がやってきて欲しいですね。
また、大会を運営してくださったスタッフの方々と対戦相手の方々にこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。
各カードの解説にちょっとしたプレイングも記載しましたがいろんなデッキに対してここはどうなの？という質問等ございましたらコメントやTwitterのDM等でください。正直対戦歴が短くロストバレット、ミュウ、キュレムあたりも遭遇していないので脳内妄想を勝手に語ることになるかと思います。
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