見出し画像

「シュラバ」のすすめ(#新社会人に伝えたいこと)

早くも日本は4月に突入しようとしています。前職の頃は、4月といえば花見で騒ごう!な季節でしたが(それもコロナでできなくなり…)、最近は学生アルバイトの方と働く機会もあるおかげで、「あ、別れの季節だった!」てなことを思い出しております。

そもそも3月が終わることにも気づいていなかった私が、突然季節感に思いを馳せ始めたのには理由があります。それはnoteのトップ画面に「#新社会人に伝えたいこと」というハッシュタグを発見したことでした。そういえば確かにお店に訪れるお客様の中にも振袖姿の人いたなぁ…。

新卒と言えば、特に印象に残っているのは5月の内命でした。私の前職では4,5月の2ヶ月間はがっつり研修を受けて、6月から本配属となります。私の営業同期は7人。東京に4人、大阪・名古屋・福岡に1人ずつという結果でした。そう思うと、半分近くは地域配属だったことに驚きます。

私が配属された部署は平均年齢も高く、なかなか昔ながらの感覚が漂う部署でした。リュックで出勤していることを怒られ、歩く速度が遅いと怒られ…トホホな始まりだったと記憶しています。

その後異動の機会に恵まれつつ、4年間働いてきました。その中で何回か自分の意識が変わったタイミングがありました。それは良い意味での変化であり、ありていに言えば「成長」ってことだと思います。

これから会社に入る皆様にも起こりうることかもしれません。特に入社時期は「成長したい!」という気持ちも最高潮であることも多いかと思います。ぜひ一会社員の一例として読んでいただけると幸いです。

自分自身の失敗によって体験する「シュラバ」

2年目の頃の話でした。
早々に部署異動を体験し、1年目の頃とは全く異なる業務に携わることになりました。担当企業を他の人から引き継ぐこととなり、いわゆる大企業なんかもその中には入っていました。

ただ、とにかく業務がわからない。誰に聞いてもたらい回しにされるし、上長からも信頼もまだなくフォローが望まない状態でした。

そんな中で起こったのが、顧客からのクレームでした。先方からの問い合わせに返答するスピードが遅過ぎたことが理由です。「あなたは信用できない、営業担当を変えてほしい」とお客様からは言われました。
上長からも「ほとほと呆れる」と言われてしまい、会社の中にも外にも拒絶されたような衝撃がありました。

メインの担当企業で大企業だったこともあり、「他社に切り替えされたらどうしよう」とご飯も喉を通らない日々が続きました(リアルに3日間くらい食べられませんでした)。

結果上長にもフォローいただき、どうにかその場は取り繕うことができました。思えばそれまでは「業務がわからない」ことを免罪符に、お客様にも甘えており、最低限の仕事しかしていなかったように思います。これをきっかけに「お客様対応はスピードが命」と身に染みて感じ、こつこつと信頼回復に努めました。退職の際には「あなたにはたくさん頼ってしまった」とのお言葉も頂くことができました。

なんか就職活動みたいな文章になりましたが、上記が私の意識が変わったと感じるいちばんの瞬間です。「自分のせいで起こした失敗に対峙する」ということです。

仕事をしていると、少なからずこういう場面(=シュラバ)に遭遇せざるをえないです。本当にその時は辛くて、正直消えてしまいたいとも思いました。ただもし、もしできればそれと向き合ってみてほしいと思います。

常々私は強くなることは他人に寛容になることだと思っています。自分のしでかしたことと向き合うことで、私は以前より少しばかり強くなれたと思います。
「誰もがミスをおかすもの」という価値観が内面化されている人は、他人のミスをやたらに責めることはしないと思います。

他人が「シュラバ」を強制するのは違う

とはいえ、上長が部下に対して無理やり逆境を作り出すことは違うと思います。できればシュラバを体験している部下の精神的・業務的フォローに注力するべきだと思っています。心理的安全性があるチームで働いていると、なぜか辛い時も踏ん張ることができます。まずは環境づくりに取り組んでほしいなーと思っております。

あくまでもシュラバは遭遇してしまうものであり、無理やり対峙させるものでは無い!ということは言っておきたいです。


最後に、本記事ではシュラバのすすめをしましたが、「本当に辛い」「味方もいない」という状況であれば、迷わず自分を守ってほしいです
でも「頑張れそう!」と思える状況なのであれば、辛いけどぜひ向き合ってみてほしいです。
どうか、ひとりでも多くの人がより良い仕事ライフに臨めることを心より祈っています。

とはいえ私は怒涛の連勤中でして、説得力も何も無いのですが...。みんなほどほどに気張っていきましょう!!

#新社会人に伝えたいこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?