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マイルCS 枠前展望

マイルCSが行われる阪神芝1600mは各馬が能力を発揮しやすいコースになっています。

これをコースの特徴から解釈すると、以下の3点をあげられます。

①最初のコーナーまでの距離がやや長い
→馬群が縦長になりやすく、外枠の馬でも馬場の大外を回される心配が少ない。結果、枠の有利不利が少なくなる。

②コーナー角がかなり大きい
→外を回す馬も遠心力を感じにくい。結果、内外の差が少なくなる。

③最後の直線が長い
→差し馬が末脚を発揮しやすい。結果、脚質の有利不利が少ない。

上記のように枠、ポジション、脚質と有利不利が少ないため、冒頭で申し上げたように各馬の能力が発揮されやすくなっているコースです。

特に芝1600mのコースの中では東京芝1600mに似ていることもあり、近年は東京芝1600mで行われる安田記念で好走した馬が“順当に”マイルCSでも好走しています。

昨年(2021年)は安田記念で2,3着だったグランアレグリア、シュネルマイスターが同年のマイルCSにも出走し、それぞれ1,2着と上位。(※安田記念1着だったダノンキングリーはマイルCS未出走)

一昨年(2020年)は安田記念で1,3着だったグランアレグリア、インディチャンプが同年のマイルCSにも出走し、それぞれ1,2着になるなど、完全に結果がリンクしています。(※安田記念2着だったアーモンドアイはマイルCS未出走)

今年の安田記念上位組からは2着のシュネルマイスター、3着のサリオスが出走。

中でもシュネルマイスターは昨年の2着馬でもある上、今年の安田記念はやや詰まって追いだしが遅れる不利もありました。
前走のスプリンターズSはさすがに距離が短く、追走に苦労しての敗戦です。得意舞台に戻れば順当に好走してくる馬と考えています。

【各馬解説】

ソダシ
前走の府中牝馬Sでは3勝クラス勝ちのイズジョーノキセキに差され、2走前は力負け。3走前は前残りの展開が向いての好走だけに上積みはなく、それ以前はダートである。
シンプルに古馬になってからは3歳時の衝撃はなく、2歳から完成していた馬だけに成長力に疑問が残る。得意のマイルに短縮は好転するが、それを加味してもやや過剰人気になるのは間違いなくここは軽視。

サリオス
前走の毎日王冠はやや詰まりぎみの競馬になったが、前が空くと一気に突き抜け着差以上の完勝。過去のレースからも道中がやや流れた中でロングスプリント的な競馬になるのが得意なタイプで、前走は展開面に恵まれたところもあった。
今回は阪神芝1600mに舞台が変わるが、ペースが落ち着いてキレ勝負になると安田記念のような競馬になりそう。とはいえ、それでも能力上位判定は間違いなく、ここでの好走率は人気なりに高い。

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