中京記念 枠前展望
今年の中京記念は小倉芝1800mで開催。
毎年のように開催場所が変わるコースなので、今回は小倉芝1800mの特徴からアプローチしていきます。
小倉芝1800mはスタートから初角までの距離が短く、１コーナーから２コーナーまでは緩やかな上り坂。
向こう正面からゴールまでは下り坂～平坦であり、スローからのロンスパ戦になりやすいコースです。
このようなコースでは残り1000mをいかに速いスピードで走れるかが問われやすく、中距離馬よりはマイラーが得意とする舞台です。
実際に過去10年、前走の距離別成績を調べてみると同距離路線よりも、芝1600mで走っていた馬の複勝率、複勝回収率ともに優秀な成績です。
一方で小倉以外の芝1800mでは、前走の距離別成績では大差のない結果となっています。
このことからも、小倉芝1800mはコースの特徴から、芝1600m組の巻き返しが狙い目となることがわかります。
≪小倉芝1800m≫
前走距離 複勝率 複回値
1600m 38% 88%
1800m 33% 79%
2000m 30% 72%
≪小倉以外の芝1800m≫
前走距離 複勝率 複勝回収値
1600m 34% 77%
1800m 36% 78%
2000m 35% 79%
また、中京記念が小倉芝1800mで行われた2022年は１～３着馬はすべて1600mからの距離延長ローテ。
2021年は１着アンドラステと３着クラヴェルは前走マーメイドS（阪神芝2000m）でしたが、どちらもマイルでの勝利経験のある馬です。
以上から、今年の中京記念も狙いは芝1600mでの好走経験があるようなスピードタイプを狙うべきだと考えています。
中でも明らかに距離延長がプラスになるだろうエルトンバローズ。
また、距離延長ローテではないですがマイラーズＣの内容からもスピード豊富なニホンピロキーフに注目しています。
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