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チャンピオンズカップ 枠前展望

今年のチャンピオンズカップはどうやらレモンポップセラフィックコールが2強オッズを形成。

そして両者ともに中京ダート1800mで走るのが初であり、舞台適性の有無が重要となっています。

そこで中京ダート1800mの特徴を復習すると、ダートコースの中では珍しく内枠有利の特徴があるコースです。

これは中京ダート1800mが3コーナーからの下り坂で外を回す負荷が大きく、インでじっと構えていた馬が余力を持って直線に向けるというのが理由となっています。

例えば昨年、2022年チャンピオンズカップでは単勝1.5倍のテーオーケインズが内から4頭分外を回したことで4着に敗戦。

2020年、2021年は人気を背負ったカフェファラオが砂を被れず大外を回し、どちらの年も馬券外に敗れています。

つまり中京ダート1800mで内枠が有利な理由は。道中で内に潜り込み、ロスなく競馬ができるためと言い換えることができます。

そこで2強それぞれのタイプを見てみると、レモンポップは抜群のスタートで先行するタイプです。
メンバー的にもテンは負けていないほうですし、すんなり前が取れれば中京ダート1800mをこなせるタイプと言えます。

一方でセラフィックコールは後方から差す競馬を好むタイプです。また、砂被りを苦手とするタイプのため、これまでのレースはすべて3コーナーから大外を回す競馬でした。つまり、中京ダート1800mを苦手とするタイプです。

以上から、もし2強オッズが形成されるのであれば、レモンポップを上位にとるべきであると考えています。

【各馬解説】

レモンポップ
前走のマイルチャンピオンシップ南部杯は例年通り馬場が湿ったことでイン前有利。加えて1400m質の競馬になりやすい舞台で、スピードを活かして圧勝となった。
そして今年のフェブラリーSはHペースで前に厳しい展開になったが、先行して完勝とこちらも強い競馬。すくなくとも1600mなら全く問題ないと言えるレース内容だった。
今回は初の1800mになるが、比較的スピードが求められやすい中京ダートであれば無難にこなせる可能性が高い。すんなり先行できれば大崩れするイメージはないし、初距離で人気が落ちるくらいであればしっかりとおさえるべきと判断。

セラフィックコール
無傷の5連勝馬。
前走のみやこSはいつも通り後方からの競馬になると、外目から押し上げて差し切り勝ち。最後はむしろ伸び続けるような脚を使っており、余力の大きい中での勝利だった。
ポイントは2点
①古馬との斤量差減少
②砂被りがNG
負担重量に関して、ダート1800mは12月より斤量差が1kgに減少。前走のみやこSでは古馬と2kg差あったが、負担重量のアローワンスは減少することになる。
そして2点目は砂被りNGであること。中京は3コーナーから下り坂のため、とにかくイン前で競馬をする馬に有利になりやすい。大外回して競馬をした馬は不利が大きく、直線で止まってしまうのが大半。どうしても砂を被らず外を回したい本馬にとってはマイナスとしか思えず、人気想定であれば嫌いたい。


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