CBC賞 枠前展望

【馬場】

昨年に引き続き、小倉競馬場で行われるCBC賞。

CBC賞が行われる週は小倉競馬の開幕週であり、昨年はレコードが連発。
使い込まれていたBコースからAコースに代わり、内をついた馬が好タイムで勝利しました。

実際に、昨年のCBC賞の勝ち時計1.06.0秒は芝1200mの日本レコード。

今年も同様の開催スケジュールで行われることから、超高速馬場でのレースになると予想されます。

【高速馬場における枠番傾向】

時計勝負になればなるほど重要になるのが「道中の位置取り」です。

芝1200m戦において、勝ち時計が1.06.9秒以内だったレースは近10年で16レースあります。
このレースにおける枠順別成績を集計してみると、内枠有利の傾向がみられることがわかります。

1.06.9以内で決着した芝1200m戦の枠番成績
1~4枠

複勝率24%
複勝回収率94%
5~8枠
複勝率18.5%
複勝回収率53%

昨年もCBC賞でも逃げたファストフォースはラチ沿い
2着のピクシーナイトもラチ沿いを差しての好走でした。

現段階では枠順がでていませんが、内枠、もしくは内を通れそうな馬を重視して予想すべきと考えています。

【ダート的な適性】

昨年のCBC賞で3着に入ったアウィルアウェイは、超Hペース時に強い馬であり、具体的には前半3Fが32秒台に入るレースで好走していました。

(例:アウィルアウェイの好走レース)
2020年スプリンターズS 32.8-35.5
2020年北九州記念    32.4-35.4

いわゆる他馬がバテる展開における相対的な粘りが強みであり、ダート短距離に被る適性です。

超高速馬場の芝1200mや新潟芝1000mはバテ合いになるのでダート的な適性が問われやすく、実際に昨年の同週に小倉で行われたレースを見ても、過去にダートで好走経験のある馬が馬券になっています。

(例:2021年7月3日(土)) 
小倉10R

1着プリモダルク
3着マッスルマサムネ
小倉12R
1着スティクス
3着テンシノエア

今年のCBC賞出走馬を見てみると
ダート好走経験のある馬は
・アネゴハダ
・シホノレジーナ
・スティクス
・スナークスター

超Hペース好走経験のある馬は
・ファストフォース(CBC賞)
・アンコールプリュ(福島TVOP)
・ロードベイリーフ(韋駄天S)

です。

この中で内目の枠を引いた馬を重視する予定ですが、特に昨年の超高速馬場で好走したスティクス、ファストフォース。
さらに近2走で不利の多いアンコールプリュ、前走で高速適性を見せたロードベイリーフに注目しています。

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