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札幌記念 枠前展望

近年の札幌記念を振り返ってみると、昨年は牝馬のウインマリリンが5番人気で3着に好走。
一昨年は牝馬のソダシ、ラヴズオンリーユーがワンツー決着になり、3年前も牝馬のノームコアが勝利しました。

このように近年は牝馬の好走が目立っていますが、これは何も札幌記念に限った話ではありません。
「夏は牝馬」という格言がある通り、この時期の牝馬はパフォーマンスを上げる傾向にあります。

一般的に性別による能力差が少ない芝の短距離ほど夏は牝馬の格言は有効ですが、札幌記念が行われる札幌芝2000mも例外ではありません。

札幌芝2000m、単40倍以下、近10年
牡/セン 複勝率30.8% 複勝回収率80%
牝馬  複勝率34.3% 複勝回収率90%

しかし、牝馬にとって芝2000mというのはタフな条件です。

特に札幌芝2000mは最初のコーナーまでの距離があり、メンバーレベルも高いことから、レース前半からペースが上がりやすい舞台。
つまり、より一層タフな舞台設定になります。

そこで牝馬の中でも距離適性が長めの馬がねらい目です。
特に牝馬限定重賞の中で最長距離となるオークスで馬券になった経験のある馬の好走が目立ちます。

近10年で振り返ると、オークスで好走し札幌記念に出走してきたのは9頭おり、内6回馬券になっています。

札幌記念に出走した馬の中で
過去にオークスで馬券になった馬

2022年
3着 ウインマリリン
11着 ユーバーレーベン
2021年
2着 ラヴズオンリーユー
2020年
3着 ラッキーライラック
2018年
3着 モズカッチャン
2016年
4着 ヌーヴォレコルト
2014年
1着 ハープスター
3着 ホエールキャプチャ
2013年
14着 ホエールキャプチャ

そもそも、定量戦で行われる札幌記念はG1馬が斤量のハンデなく出走できる舞台。過去にG1でも能力を示してきた馬が好走しやすいレースです。

さらに札幌は東京コースに次いでコーナーが大回りなコース。小回り適性はほとんど求められず、東京のように長く脚を使うことができる馬でも好走しやすいコースです。

以上のことからも札幌記念でオークス好走経験馬が適性を示すという仮説はリーズナブルといえます。

今年のメンバーでオークス好走経験があるのはウインマリリンウインマイティー。どちらも穴候補でしょう。


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