とうけいば
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スプリンターズS 枠前展望①
現在、JRAの芝1200m路線におけるG1競走は高松宮記念とスプリンターズS。
この2つは距離こそ芝1200mと同じですが、コースや開催時期は大きく異なっています。
前者の高松宮記念は馬場が荒れやすい3月の涼しい時期。
一方で後者のスプリンターズSは芝張り替え後の9月末であり、まだまだ気温的にも暖かい時期になります。
これだけ芝の状態が異なり、気温も異なれば走る馬も当然異なる傾向になります
オールカマー 枠前展望
オールカマーはとにかく牝馬の活躍が目立つレースです。
昨年こそ牡馬の一線級が出走したために馬券内はなかったものの、一昨年は牝馬のジェラルディーナとウインキートスがそれぞれ1着、3着。
3年前もウインマリリン、ウインキートスがワンツー決着と、牝馬の好走が目立っています。
しかし、いくら“夏は牝馬”の格言があるからといって、すでに涼しくなってきた9月末に行われるオールカマーで牝馬の成績が良いのはス
セントライト記念 枠前展望
セントライト記念は3歳限定の重賞であり、主に牡馬クラシック最終戦である菊花賞のステップレースとして行われます。
3歳限定の芝重賞は7月頭に行われるラジオNIKKEI賞以来であり、ここに出走してくる馬は毎年のように「春の実績馬」vs「夏の上り馬」という構図です。
結論から言えば、ここで狙うべきはシンプルに「春の実績馬」です。
まず、セントライト記念の出走馬を「前走が春の馬」と「前走が夏の馬」に
セントウルS 枠前展望
今年のセントウルSは中京芝1200mで行われます。
中京競馬場は3コーナーから下り坂、また直線が長いという構造上の特徴から、ねらい目は以下の2点です。
①内枠
中京競馬場は3コーナーから下り坂になることで、コーナー区間でもペースが落ちにくい競馬場です。
コーナーでペースが落ちないレースは、外を回して押し上げることが難しくなります。
そのため、中京競馬場は内枠が強いコースです。
もちろん芝
キーンランドC 枠前展望
札幌は年中涼しい気候のため野芝の生育が悪く、オール洋芝の競馬場です。
洋芝は根が垂直に張っているため、使い込まれると剥がれて馬場が悪くなります。そのためキーンランドCは毎年のように時計がかかる馬場になっています。
実際に近10年における芝1200m重賞(世代限定戦を除く)の走破タイムを調べると、キーンランドCが最も遅くなっていることがわかります。
走破時計が遅くなるということは、今まで120
クイーンS 枠前展望
札幌競馬場はローカルでは珍しい大回りコースです。
実際にコーナー角が大きい順に並べてみると、東京競馬場の次に大きい競馬場となっています。
コーナー角が大きいコースは遠心力が少なくなるため、コーナーでスピードを落とす必要がありません。
よって後方の差し馬はコーナーからスムーズに加速することができるため、一般的に差しが決まりやすくなります。
対照的に逃げ馬からすれば終始速いペースで走る能力が要求さ
北九州記念 枠前展望
今年の北九州記念は夏の小倉競馬開幕週で行われます。
北九州記念の開催は年ごとにマチマチであり、近年の開催日程を振り返ってもほとんど同じ条件ではありません。
これだけ開催日が異なれば当然のように異なるため、馬場や枠順についてのデータは意味を成しません。
しかし、一つだけ共通しているのが「夏の暖かい時期に行われること」です。
小倉競馬場の開催は1~3月の冬の時期と、7~9月の夏の時期に大きく2つ