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今後の日本株はどうなっていくのか

レンジを上抜けし、30,000円台での安定を見せる日本株に対し、個人投資家は再び20,000円台へシフトする期待を抱いています。多くの個人投資家は、日本指数を売り建てしており高騰する日本株へ暴落の期待を寄せています。では実際、日本株は今後どうなっていくのでしょうか?

日経平均株価35,000円も

9限29,200円で先物をショートしていましたが、ステージは移動し、今後は30,000円台がマストになってくるのではないかと思っています。上昇トレンドは継続し、2024年は35,000円台にも載せてくるのではないかと考えています。

経済誌にはこの日本株の上昇を外国人投資家による日本株買いという何ともパンチの弱い理由でした。欧州投資ファンドのポートフォリオは確かに日本株比重が高まっており、その根拠はありますが、彼等以外にも理由があるのではないかと考えています。その1つが為替で、ドル円は今後150円前後を底値として落ち着き、更には200円台へ目指す様な展開も起こり得るのではないかと警戒しています。(僕は海外居住派なのに円収入が大半なので、ポジショントークやポジティブな考えではないです。かなり震えています・・・)

そもそも日本株を1年足で見てみると、下記の様な上昇トレンドが継続しています。リーマンショック後からはずっと上昇していることが分かりますね。

年足チャート

35,000円もドル円200円もかなりぶっ飛んだ発想なので、否定派の意見が大多数だと思いますが、こうした事態に突入する可能性は考えておかなければならないですし、下目線であっても不測の事態として上昇相場も頭に入れておくのが投資家であると思います。(頭ごなしに否定せず、どっちに転んでも利益が出るように考えるのが投資で生計を立てる人の思考でしょって話です)

ドル円(月足チャート)

ドル円は長年200ヵ月移動平均線を下に推移していましたが2022年にこれを上抜けし、200ヵ月線をサポートに再び上昇しようとしています。為替は正直あんまり詳しく無いのですが、

ドル円(月足チャート)全体

200ヵ月移動平均線を上回ることが過去を見る限りでは異常で、更にはこれをサポートにしているところを見ると、上昇トレンドへの転換を意識せざるを得ないのが率直な感想です。

2023年後半は下落か?

ではこのまま上げ上げ相場が継続し、35,000円まで目指すのか?と言われるとそれは厳しいのではないかと思います。

週足

青色の線が5週(短期)線ですが、ここまでの調整はあるのではないかなと思っています。それも恐らくは9限月での調整としてです。早ければ週明けから調整目線に変わるか、順当にいけば7限終わりあたりがオプション建玉を見るとそんな気がします。

根拠はオプション建玉のみならず、The World Bankが出している実質GDPの成長予測も根拠としてあって、

https://www.worldbank.org/en/home

先進国のみならず、多くの諸外国が2023年後半から冷え込みを予想しています。日本はやや横ばいといったところですが、密接な関係にあるアメリカやユーロが大きく下げているところを見るにこれに影響されない筈がなく、日本も下振れする影響は避けられないと思います。

その影響が為替に出て、日本円は120円台まで円高にシフト。ウォーレン・バフェットが投資した商社株も円高には悪影響を受けるので、為替やYCC解除の流れを受けて大きな調整局面を迎える。そして、上記表では2024年には再び上昇に転じるところからそこを押し目として日経35,000円に・・・。

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