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日経平均株価の暴落/下落の条件

先週末の雇用統計は結果が悪く、市場予想を下回る結果となった。市場予想は失業率が3.7%に対し、結果は3.9%(直近3カ月平均の失業率は、3.77%)失業率は単月単体で見るものではなく、直近3カ月平均で見ていく指標。直近3カ月平均で3.90%を超えると暴落の条件に当てはまる。つまり今回は暴落の条件には当てはまらず、下落の条件に当てはまった形になる。だから下げたと。

土日合わせて30時間以上寝ていてまだ完全に見てはいないんだけど、Twitterを開けばタイムラインには暴落するぞ暴落するぞとお祭り騒ぎなので、「マジ?」と投稿しておいた。

いま囁かれている暴落/下落の要因を並べると・・

  1. 失業率が市場予想より悪かった

  2. ドル円の下落

  3. cisさんが株を売り払ったこと

  4. 半導体銘柄の大きめの下落

かな?

失業率については冒頭で書いた通り。ドル円は日足・週足単位で見ればそこまでの下落には見えない。確かに日本円に資金が流れてくるのは暴落の合図だけどまだそこまでの量ではないと思う。(気が早いというか、早計というか)、cisさんは素晴らしい方だけど、市場に与える影響が大きいから(たぶんわざと)外す様なことも書いている。過去投稿を見れば分かるけど当たることの方が少ない。

半導体関連銘柄の下落も確かに5%超の下落は大きいけど、過去チャートで見ればそこまで大きな下落にも見えない。

暴落になる時は

過去の暴落もその背景を見て回って欲しい。だいたい次に掲げる事項が含まれていると思う。

  • 大手企業決算の悪化またはその影響が著しい時

  • 経済的背景の鈍化またはその兆候が顕著になった時

  • 主要な国での地政学リスクの悪化

  • その他天災等

上2つは結構しつこい下げだったり反発も弱かったりするけど、下2つは直ぐに回復する傾向にある。だから下2つが要因で下げた場合は押し目買いも検討するといいと思う。オススメは先物では無く、現物株の買い漁り。

過去に大きく下げたときや〇〇暴落(ガッキーショックみたいなふざけた奴以外で)を遡って見ると上記事項に8~9割沿っている。ワイがファンダメンタルを主軸に置いている理由が正にこれなんだけどね。

Twitterではトレンドにもなったけど、エヌビディアの急落が最も市場インパクトを与えているのだけど、肝心のエヌビディアのニュースもひどく希望的観測に偏っている。

「株式分割するんじゃね?」って理由と「利食い売りでしょ」って理由がBloombergにあがっている程度。肝心の業績悪化とか半導体関連材料の供給不足とかそういう売上に直接的な影響を及ぼす様なニュースは目に見えていない。

・・・にも関わらず、MSQが終わったからとか、有名個人投資家が売ったからという程度のニュースに踊らされている様な気がする。

ドル円も2月初旬に戻った程度だし、アメリカの利下げ期待と日銀の金融政策正常化への思惑からドル円が下げただけ。期待と思惑はハッキリとした状況ではない。

今後どうなる?

いま現在、現時点(3月10日)の段階で出揃っている内容だけを見ればまだ上昇に分があると感じる。ただそこまで強いかというとそれも微妙なので、割合的には6:4で上昇。もっと細かくすれば58:42とか、56:44とか本当に僅差に思える。

だから大きめのヨコヨコ、レンジ相場になる様な気もするし、もちろん悪い材料が重なって暴落するかもしれないし、それは週明け以降にまたその時々の状況で判断していきたい。

肝心のワイがどういうポジション持って行くかは有料の方でやるお(;´・ω・)

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