ハグしよう!…と言えない日本人

去年の夏…
「大通り公園でフリーハグしようぜ!」と先輩とノリノリで看板を作って公園まで行ったのに、なかなか看板を上げる勇気がでなくて

「お酒買いに行こ…」
とコンビニで一緒に缶チューハイを買って公園のベンチで飲んでハァーーーーーってため息ついてから
「うわーー怖。こええー。やりたくねー。」とうなだれてから
「いや、やったもん勝ちだ!やるぞ!」
と言って立ち上がってフリーハグを始めたら
結構ハグしてくれて、どんどん乗り気になって気づいたら何時間も経っていた。

「俺、もうなんも怖くない気がしてきた。」
といった先輩もいて、その笑顔は嬉しそうだった。

私はフリーハグをしてた唯一の女性だったわけだが、何もフリーハグといってもギュって強く抱きしめるわけでもなければ、いやらしい感情を持ったり持たれたりするものではない。

なのに、「フリーハグをした」
というと結構、すごい、驚かれるし、大丈夫なの?と心配されるのだ。

そう!
日本ではハグは本当にする相手を選んでするものであって、それこそ付き合ってる人などとしかしないのだ。

(私は、辛そうな人がいるとするけれど、これは日本人として例外なのでしょう)

辛いことがあった時とか、何かに挑戦することを話したときなど、留学生の友達は「ハグしてもいい?」とか「ハグしよう!」と言ってくれて、その言葉になんと助けられたことか。

オーストラリアに留学した時も、初めてあった人みんながハグをしてくれた。

やっぱりハグをすると元気が間違いなく出るし、安心する。
ここにいて良いんだ!って感じがする。

でも、わかっていても自分から言うのは、なかなか難しい!!

でもでも、よく考えてみると子どもの時は言えていたのだ。

ボランティアしてるときに、「抱っこしてーー!」という子どもたちを抱っこしていたら
「気持ちいい!」と言ってて
やー、その通りだよなぁと思って子どもたちを抱っこし続けていましたが、日本でも子どもたちはハグへの餓えに忠実なのだ。

(抱っこをするこちら側も満足度が高いし、やっぱ子どもに定期的に会うのはいいなぁなんて思いました)

いつ私たちは日本人としてかしこまってしまったのでしょうか

こんなストレス社会で、ストレスを1/3に出来るハグなのにしないなんてもったいないんじゃない??

(まぁたしかに、ハグしたくない人だっているけど、それは置いておきましょう。だって合意は何にだって必要なことは当たり前でしょう?)

ということで、フリーハグしてみなさい!
と言いたい私でした。

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