進路は難しい

進路は難しい。
ハンディがあればあるほど高い山を越えなければいけない。
受験と言う関所?関門?そちらとまた違う。
通常なんてない、すべての子供によってそれぞれの関所ないし関門がある。

*意思疎通は困難
*発語なし
*麻痺があるので文字練習中、転倒しやすい
*心疾患・肺疾患有
ナドナド
息子のパターンなので参考程度に読んでいただけたら幸い。
かなりの長文になってます。

①療育センター通園
発達関係で某県の中でそこそこ大きい療育施設。
自分の住んでいる市内にも発達の教室はあるのですが重度向けでない。重度の場合は、電車で6つ先の駅(町と市を越え)とバスに乗り通う必要があるが利用優先順位はそちらの施設のある市在住の子となる。
発達に不安な子が通うクラス(ひよこクラス)と重心ケア必要な子が通うクラス(うさぎクラス)があり。
うさぎクラスに参加するには療育施設で診察のみの場合と1か月入院してから先生の判断で決まるシステム。
息子の場合は1か月入院し、医師の判断で翌年4月からうさぎさんに参加となり電車で通いました。
1年週2日通園。
鉄オタには最高の移動で不機嫌なことなくご機嫌さんで通えたのが幸いでした。

②市内の療育幼稚園
センター通園を半年経過。
発達が少し良くなってきたのとたくさんの子供にもまれるとよい方向になるかも?と、療育先生判断で市内の療育幼稚園に年中さん年齢で転園。
幼稚園で小学校に向けて面談を年に2回の他に発達関連検査とアドバイスなどいろいろしてくれる先生が訪問し支援学級と支援学校に向けての話をしていく中で、市役所から就学案内が来るのが年長の春先に届く。療育幼稚園園長と担任と話してから市の相談会に参加(夏前)
個別に手紙が届き、その時に日時指定されていることが結構多い。
子も一緒に参加しての相談なので落ち着かない可能性は高いがここは腹をくくって気にせず相談をするとよいかも。
場所は役所の会議室が多い。
支援学級の相談は市の教育委員と先生(役職者)だいたい2~3人。もう少し多い場合も有。
支援学校の相談は県の教育委員と支援学校の先生と市の教育委員3人
学校の管轄が市の場合はすべては市の教育委員会関係者が面談。
県の場合は県と市の委員が立ち会う形だが、これも6年前の出来事なので変更が起きているかもしれないので参考程度レベル。
息子は支援学校。
相談時の話の主導は支援学校の先生で今の生活と支援学校の場所の話など。
この時は軽めに終わる。
例えば支援学校でなく支援学級に、また逆を希望の場合は2回目の相談前に園経由で話をするとスムーズになるかと思います。個人的に記載されてる手紙の場所に連絡をするより、園経由のほうが確実(引継ぎミスが稀にある)
12月までに最終面談をして登校学校を決定。
支援学校は年明けには新1年生の見学会が開催。(小学校だけでなく中学も見せてくれる場合もあり)
支援学級の場合は通う学校で開催される健康診断などが年明けに開催されるのでそちらに参加という形になるかと思います。
4月から新1年生となる。

*看護師の配置も学校見学や相談で知る事が可能。
国の方針・県の方針で看護師が対応出来ることがすでに決まっているので、決定事項外の対応はほぼ不可(ex:酸素ボンベ関係)息子の場合は消防署が近くにあるので緊急で酸素投与が必要な場合は緊急搬送をお願いするように診断書と依頼書を提出している状態です。

③支援小学校
息子の小学校の場合なので参考程度に。
1年生の最初の面談で進路について話がスタート。
中等部卒業までの9年で何ができるようにしたいか?そんな話をやんわりと。高校に進学したいのか?はたまた働くか?そんな流れを含みながら。
読み書きの話、進学の話、宿題等々
大きな部分は職場体験の話。入ってすぐにその話をされても……となるが、なんせ田舎町。職場体験する場所がそこまでないのもあるが、子供にあった職場を探すのが親の仕事となるので早いうちから心構えを教え込まれる。
これは学校の考えもあるので出来たら学校の校風をHPで確認するといいかもしれない。
そんな進路関係は親のみ。
子供はお誕生会やイベント、体験学習をしたりと実になることが多く経験。もちろん勉強関係も国語と算数、社会関連は3年生になるとグループ勉強になっていく。教科書使う子もいれば、先生のお手製もあったりで様々。宿題も先生に言えば出してくれる。同じのばかり出されるという人もいたりするが、子供が出来る出来ないを見て出しているので任せてみるのもありだと感じた。
小5の最後の面談時に中等部の説明が開始され、中等部に進む場合は小6の秋に中等部見学会。
授業はグループに分かれて授業。
習字も掲示されていて達筆が多い……修学旅行の工程が張り出されていて小学部との違いを見てきました。もちろん、職場体験の掲示もあって、小学部での話はここにつながるとなる。

★通常級・支援学級から支援学校に転校は可能。
支援学校に転校は可能だし、要相談にはなると思うが子にストレスなければ一番かと思う。また、逆パターンは難しいが中学進学などのタイミングでアクションをすれば可能かと思う。授業がどこまでついていけるかが最大の関門かと思う。息子の学年では支援学級のある中学校に行く子はいなかった。

④支援中学校
現在ここ
入学して早々、職場体験の話が親に申し送り事項としてくる。
簡単に言えば職場探しは親の仕事。
子にあった職場を探すのは親。
親の責任が一気に増えていくのが中等部。
子はそこに行くまでの練習を中等部と高等部で作業の練習するのだから長い時間かけて二人三脚になる。
細かい話になるが支援学校中等部から近隣の施設で職業体験を行う。就労一般、A型B型、生活介護と分類があるがこれも障害によって子がどこの施設に行くべきか?を、親が判断しなければいけない。
夏休みに子と一緒に施設見学を何か所か行うことを学校から指導。
2年になると職場体験という形で施設訪問。
3年は1週間職場に行き作業を行う。
高校に向けては1年の時から話は始まる。
このまま繰り上がりで高校に行くか?
別の支援学校に行くか?
単位制通信制の高校に行くか?
就職?
等々
繰り上がりは、現在の高等部になる。
別の支援学校は通いで行けるのはなく寮生活前提の高校となる。2か所あり、そちらに進学した先輩もいる。
単位制通信制は受験しての高校となる。
もちろん繰り上がりでも受験はあります。毎年、試験日前の親はドキドキで過ごしていくのですよ……今年の高等部は結構な人数が入学したと聞くので需要は増えているのかもしれないです。

高等部までの道のりは今後記載出来たらにしたいと思います。

*単位制、通信制だけでなく普通科職業科農業科の高校受験も可能だが、中学の勉強が結構重要となっていくのでそちらの方に進学したい場合は早めに担任に相談が必要。
数年前の先輩の話。
知的にそこまで問題なく肢体部門のお姉さんがいて中学の勉強をし県立の進学高校に入学。そちらでも努力して国立大に進学した方もいます。
また、支援高校卒業して大学行かれた人もいるし、専門学校行った人も免許取って仕事している人もいるので、すべてできないとかでなく、様々と言うことを知っていただけたらよいかと思う。

いろいろな人がいるので参考程度に思っていただけたらいいかと。

支援学校に通う子は個々に違うのですべてが同じということはないです。
その子、その子によって違うということを頭に置いていてほしいし、知的・肢体部門で全く違う状況がそこにあります。もっと言えば重心クラスだとさらに違うので同じパターンはそうそうないのです。意思疎通ができればまた変わるし、動ければ違う。
そんな感じです。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。


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