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第4夜「冷たいドラえもん談義」

TOCINMASH SHIBUによる読み物コンテンツ。ここでは TNSB. 部員からいただいたお便りをもとにしたりしなかったりして毎月1回「ひとり談義」をお届けしています。※お便りはこちらから〈毎月1回更新〉

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私は小さい時からドラえもんが大好きです。
なにかきっかけがあったわけでは無いですが、気づいたら好きになってて、27になった今でも大好きです。
青春時代に、短足小デブということもあり、いじられて悩んでる時期がありました。
思春期ならではの悩みで傷ついたこともありましたが、今となるとドラえもんのようなこの容姿に愛着が湧いてきます。
普遍的にある好意が、今では自分を救ってくれてきます。
いつか墓場のラジオでもドラえもん談義が聞きたいです。

私はどうやら他人に冷たい人間のような気がしています。
友人が失恋をしようが、仕事で失敗しようが、どうでも良い。それはどんなに仲が良い人であっても変わらず所詮人は人でしょ?と思ってしまうんです。
友達と話をしていても、自分の話を聞いてもらいたいという気持ちもありませんし、聞かれたら答えますが、どんなに仲が良くてもその友人に何かを聞きたいかというと、別にないんです。
また軽蔑されるのかもしれないのですが、悲しいドラマや映画を観ても、泣いている人の気持ちも理解できません。
シブちゃんを見ていると、とても人に興味のある人なんだと、だからたくさんの人を巻き込むことができるんだと、尊敬いたします。こんな私はもっと変わるべきなのでしょうか?

僕の知り合いに、こんな人がいます。

人付き合いが極端に苦手で自信を持てるものも特になく、高校で入ったテニス部では、あまりの運動センスのなさに何度やってもラケットにボールが当たりません。
ひとりだけ顧問とマンツーマンで行われる屈辱の別練習。試合では前衛ポジションにも関わらず相手のサーブをボレーするという暴挙に出るなど、自身の不器用さに嫌気がさして早々に退部。何をやってもうまくいかない彼。けれど昔から読書だけは惜しまない人でした。

あるいは、こんな人もいます。

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