空想科学劇『kappa』

主演:織山尚大、青木滉平

舞台について私が感じたことを想ったことをまとめてみました

尚大主演舞台が決まってめちゃくちゃ喜んで、東京に行くには仕事上厳しいから京都行こうと心に決めてました
千穐楽狙いで申し込むと前楽のチケットを当てさせてもらって、しかも5列目(実質4列目)という奇跡
チケット届いた時はビビって1回落としました…
1回でも尚大の初主演の晴れ舞台に立ち会えることが本当に嬉しくてめちゃくちゃ楽しみにしてました

舞台が始まってすごくドキドキしてたにもかかわらず尚大を見て、あ、尚大。となんとも落ち着いた気持ちになって、いつもの尚大がそこにいて、だけど尚大の目力に一気に引き込まれました
原作を読んでたから内容は把握してました
でも舞台にするとどんな風になるのか想像がつかなくて、でもいざ見てみるとちゃんと河童の世界観で難しい本であるが故に尚大や青木くんの表現力にとても感動しました
第23号、バッグ、ラップ、トック、マッグ
目付きや仕草、声色に行動に表情
小説通りに進む中、ひとシーンひとシーン細かく演じられてて、小説を読んだ時の私の世界観よりも鮮やかで豊かで鮮明な世界で、小説の世界観が舞台になるとこんなにも迫力があるのかと感慨深かったです

表情や声色がコロコロ変わるところ、アーティスト、表現者としての織山尚大
そこに垣間見える尚大の素だったり人間性
今回の稽古のこともたくさん雑誌で話してくれてた分全部全部読みました
尚大の舞台に対する熱意は舞台上からしっかり伝わった
尚大のこだわりや挑戦、その姿勢を見てるといつも励まされるんです

青木くんのトランペットもいい音、青木くんらしい音で舞台に馴染んでて聞いててすごく心地よかった
緊張なんて感じられないくらい堂々としててめちゃくちゃキラキラしてました
青木くんも確実に成長してて、努力してて、すごく刺激になった
そしてなによりめちゃくちゃ可愛かったです
おちゃめな青木くんにきゅんです

第23号、織山尚大の無音ダンス
音のない世界の中で自分の想いや気持ちをダンスで表現すること
めちゃくちゃ難しいことのはずなのに尚大は大胆にやってのけてしまう
ここにたどり着くまでにどれだけ研究して、どれだけ試行錯誤してきたんだろう
尚大のことは応援してたけど、私が感じてるより想ってるよりもっともっと努力していたんだと思う
自分のパフォーマンスに誰よりもストイックにダンスについて向き合ってたからこそ尚大だからこその表現の仕方なんだと思う
ISLAND TVでも尚大の無音ダンスは見てきたけど、生で見るのはやっぱり迫力がありました
メッセージ性もあって力強いダンスしかも無音
私が1番見たかった尚大の姿は鳥肌ものでした

第23号という1人の人間
私が原作を読んで想像してた人がそのまま現実に出てきたようで驚きました
目付きと声より鮮明で私の記憶と重なってすごくわくわくしながら見てました
低音の声を響かせて発狂して、『精神病棟』の世界観にどっぷりです

河童たち
バッグ、ラップ、トック、マッグのイメージもほとんどそのままだったけどやっぱり舞台の方がキャラが強く、舞台の醍醐味だなとしみじみしました

第23号が河童に馴染んでいく
河童の言葉を練習してるところ、言葉がはっきり言えない演技もリアルな感じで、だんだん言えてくるにつれてテンションが上がるところ、みんなでわいわいしてるところ、とても胸がほっこりしました

滑舌悪い感じを頑張ってるところ、だんだん打ち解けて会話が弾んで質問する時、声色に幼さが出てきて最初とのギャップに悶絶しました。
あとは尚大の三角座り
幾度となくする三角座りがこじんまりしてて可愛くて可愛くて仕方なかったです
なんなんですかあれは狙ってるんですか
ごめんなさい、取り乱しました

尚大のお気に入りのシーン
尚大、青木くん、コングさん3人のセッションはみんなの顔がイキイキしてて心の底から楽しそうで手拍子をしながら世界観に吸い込まれてました
コングさんの歌に青木くんのトランペット、ノリノリの尚大
私の記憶にもすごく印象に残るシーンでした
あんなに楽しくて仕方ないって表情されたら目を離せない

何よりも1番印象に残っているのは最後の第23号とバッグの掛け合いから後のシーン
この後のシーンも原作で読んで知ってたはずなんです
逆に読んでたからこそ感極まってしまったのかもしれない

バッグのまさかの告白に涙を流す第23号を見てると気づいたら私も涙涙でした
誰かを想って流す涙には本当に勝てないんです
とても綺麗な横顔で息を止めてしまうくらいに引き込まれました
耐えてたのに尚大の涙の筋を見てしまって制御が効かなくなってしまった

河童の国へ帰りたいと思っている第23号の元にもう会えないと思っていたバッグが現れて泣きじゃくるシーンは釣られに釣られて号泣してしまいました…
クワッとしか言ってないバッグの言葉は日本語訳なんて出来ないし分からないけど、見て感じたままに涙が溢れて止まらなくて、第23号の泣きじゃくる姿にも心が締め付けられました
去っていく第23号、尚大の背中はとても儚いものでした

人間界に戻った第23号が帰りたいと思った思考
第23号が感じた人間という生き物について
河童の世界と人間の世界の価値観の差について
私たちの当たり前を果たしてそれを当たり前だと思っていいのか
私たちが知らない世界にある未知数の選択肢
感謝しなければいけないこと
やっぱりたくさん考えさせられる内容でした

そしてそれを多くの人に伝わるようにスズカツさんが台本を書いてくださって、尚大達が演じたことでどれほどの人が魅了されたんだろう
人の感覚はそれぞれだから、これらのことについて考え直させられたり、癒しを貰ってたり、勇気を貰ったり色々な人がいると思う
私もそんな中の1人にすぎません
舞台の内容に関して考えさせられました
それと同時に尚大と青木くんのこれからの表現力の可能性がもっと楽しみになりました

最後、挨拶『尚大』が出てきて深々とお辞儀をしてその姿に感極まって号泣
私の応援してた尚大はこんなにもたくましい子だったんだと痛感しました
青木くんもしっかりお辞儀して、手を振って最後には投げちゅーまで
尚大も手も振ってくれて、投げちゅーしてピースでありがとうってはけていって
ちゃんとジャニーズしてました
尚大がはける方の前から5列目にいたから、少しだけ、少しだけ視界の隅にでも見えてたらいいなぁなんて思いながら

スズカツ監督、尚大、青木くん、木ノ本嶺浩さん、川口龍さん、市川シンペーさん、コング桑田さん、スタッフさん、関係者の皆さんこのコロナ禍の中にも関わらず、京都までいらっしゃって素敵な舞台を見せて頂き本当にありがとうございました
12日間にわたる全17公演、怪我なく終われて本当に本当によかったです

そして尚大、初座長本当にお疲れ様
たくさん悩んで考えて今の尚大の全力を死ぬ気でぶつけてくれて、こんなにも心を動かされました
また一回り大きくなった尚大
舞台での凛々しい表情は忘れません
これからも経験と時間を積み上げてどんどん上に前に進むんだろうなぁ
尚大の伸び代には本当に驚かされます
負けてられない

舞台でも尚大は尚大でした
忙しい時期だったし、ほかのこととも重なって大変で苦しい思いもしたと思う
それでも手を抜かずに全力でぶつかってストイックに『死ぬ気で頑張る』を貫いてくれた
舞台の尚大の目からは私の想像以上のものが伝わってきました
がむしゃらに直向きで一生懸命な尚大が私は大好きです
これからも尚大は尚大らしく自分のペースでたくさんの可能性を広げていってね
私は全力で応援させて頂きます🔥

本当に素敵な作品でした
ありがとう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?