見出し画像

4K 対応の USB HDMI キャプチャー を Momo 基準で比べて見た

僕の休日プログラミングの吐口な WebRTC Native Client Momo なんですが、Jetson Nano で 4K 配信に対応しているのが大きな特徴になっています。

しかしながら、USB HDMI キャプチャー を使うと安定しないと伝え聞いたのでちょっと試して見ました。

比較した機種

試したのは下記の2機種です。Momo においては汎用性の高い規格である V4L2 に対応しているのが必須条件ですので条件を満たして普通に入手できるのはこの辺りでしょう。

- AVerMedia GC553
    - 3万円台
    - 国内で普通に販売されている
    - USB 3.1 Type-C
    - HDMI パススルー付き (ディスプレイの同時接続可)

- INOGENI 4K2USB3
    - 4万円台
    - ファンレス
    - USB 3.0 Type-B
    - HDMI パススルー付きのモデルもある

雰囲気比較要素も書いておきました。
意外と大きいのは AVerMedia GC553 の USB 3.1 でしょうか、デバイスもケーブルも選ぶようです。Type-C は変なケーブルがゴロゴロしてるので同梱ケーブルを必ず使うのが安定動作への近道です。

INOGENI 4K2USB3 は @ShooOrca さんから貸していただきました。ありがたや。ありがたや。

結論

まぁ、ほら、note 買ったけど知ってた。ってみんな嫌じゃないですか。なので先に結論書いておきます。下記の項目のどちらかに一方でも当てはまったら、そっちを買いましょう。

- AVerMedia GC553
    - PS4 みたいな 4K 60fps をキャプチャしたい
    - キャプチャするなら元の色空間が保たれた RGB 24bit でしょ
    - 0.1秒に命かけてる

- INOGENI 4K2USB3
    - YUV420 でもいいからDCI 4K がキャプチャしたい
    - HD とか FullHD, 4K だけじゃなくて昔の 4:3 とかもキャプチャしたい
    - 安定して動作して欲しい

さて、なんでそんな結論が出たのか会社にレポートしないといけないとか。どうやって調べたのか知りたいとか (あ、遅延はアバウトです。アバウト) tnoho の WebRTC を使った休日プログラミングに T2 チップの Mac で快適に H265 が使えるように支援したいとか。そんな人だけしかこの先は特にいらない内容がこの先に続きます。

値段って悩みますよね。。。文字数のほとんどはコマンドの出力キャプチャーなので記事の分量からすると100円か無料でいいかなぁと思いつつ。つなぎ変えて検証しての繰り返しが結構面倒だったなぁ。ニッチな検証方法のノウハウを売っていく感じだしなぁと、ちょっとお高めでもいっかーと、この値付けにしました。でも、 v4l2-ctl とか xrandr コマンドとか叩いてるだけなので、不満だった時に返金処理は遠慮せずやってください。

ここから先は

18,526字 / 4画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?