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九州北半分乗りつぶし(計画立案編)

はじめに

2023年5月、9連休になったので乗りつぶしの旅を計画しました。せっかくのまとまった休みなので遠くへ行きたい、北海道は8月に行く予定、ということで行き先は九州に決定。まずは、計画立案時の右往左往っぷりをご紹介します。

今回の目的

  • 九州のご無沙汰線区めぐり

    • ただし、西小倉~鳥栖~武雄温泉~(西九州新幹線)~長崎等は昨秋乗ったばかりなので、除外

    • 2023年7月に南阿蘇鉄道が完全復旧した後で乗りに行くことになるので、豊肥本線も除外

各種条件(全体)

  • 出発地・帰着地:自宅(川崎市多摩区 小田急沿線)

  • 期間:7~9日

  • 利用きっぷ:旅名人の九州満喫きっぷを中心に、各社一日乗車券・JR一筆書き乗車券も検討

注意点

ただでさえコロナ警戒が解けて旅行者数が多いうえに、5月の九州は大きな集客があるイベントが多数あって、手ごろな価格の宿の確保が難しい。

プランニング

7日以上の旅ともなると、着替えだけでなかなかの大荷物。何とか「飛行機内持ち込み可能サイズ」レベルのミニトランクひとつで済ませたい、出来れば、大きな荷物を宿に置いたまま身軽に動ける日を多く作りたい、と考えると、複数泊の宿を確保することが大事。
でも、なかなかそう都合よく宿が空いてないんですよね。
ひとまず、博多・福岡空港を仮の起点・終点として、サブプランを作成。

プラン1:佐賀・長崎

  • 初日:博多近辺を昼出発。筑肥線・唐津線等に乗って、長崎県入り、県北のどこかに宿泊(二泊)

  • 二日目~三日目:佐賀・長崎県内各線乗車し、博多に戻る

このプランの肝は、江北(旧・肥前山口)~諫早の長崎本線と、唐津~西唐津。あと、乗り継ぎがあまりに綺麗に進むと乗り損ねが生じやすい、佐世保線の各区間。
特に長崎本線は、西九州新幹線開通で特急ワープが使えなくなって、格段に難しくなっているはず。
唐津~西唐津は、福岡市営地下鉄まで乗り入れるような列車が走っているのに、運転間隔が意外に広くて不均等。佐賀・長崎県内を3日かけて回るので、寄り道するチャンスが多いので、何とかうまく計画に組み込みたい。
意外と時間がかかる長崎電軌についても、しっかり検討する必要があるので、じっくり検討。

プラン1-1:長崎電軌

長崎電軌の路線は、端的に言うと「長崎駅前~市役所~西浜町~新地中華街」のループに長短のヒゲが4本ついている形。ループを決まった方向に回りながら各ヒゲを往復することになる。一番長いヒゲである「長崎駅前~赤迫」については、途中の浦上駅前でJRに乗り換えられるし、JRの浦上~長崎も盲腸線なので、浦上駅前~赤迫(折り返し)~長崎駅前~(各ヒゲを乗りつぶしつつループ1周)~長崎駅前と回るのが自然。

長崎電軌概略図

長崎電軌の路面電車は、日中ほぼ一定間隔で運転しているので、所要時間は読みやすい。ただし、混雑による遅れも多々あるので、多少のマージンは必要。乗換案内アプリによると、おおむね2時間40分。
(浜町アーケード~市役所間の本数が少ないせいか、乗換案内アプリが崇福寺~蛍茶屋のルートとして長崎駅前回りのルートを提示することがある点も要注意。)
ただ、長崎電軌には1か所、「乗り忘れそうな路線」(?)がある。それが西浜町電停・浜町アーケード電停の三叉路。他の分岐がすべて単純なY字分岐であるのに対し、ここはどこから来ても他2線に直接抜けられる作りになっている。そのため、上図のような乗り方をするとどれか1線乗り損ねることになってしまう。

単純に考えると、上図のように西浜町~浜町アーケード直結線に乗りそびれる。
かと言って、単純に西浜町に戻ってから浜町アーケードに向かうと、
今度は浜町アーケードと崇福寺方面を結ぶ軌道に乗りそびれる。

崇福寺方面と浜町アーケードを結ぶ軌道を通る「4系統」の電車は、2023年5月現在、朝夕6本ずつの12本のみ。県北を起点にする関係上、今回は夕方の1本目をキーに、以下のようにルート設定することにした:
浦上駅前~赤迫~石橋~浜町アーケード(1駅戻る)西浜町~崇福寺 17:10~17:26 蛍茶屋~長崎駅前
あるいは、ループ巡回方向を逆転し:
浦上駅前~赤迫~蛍茶屋~西浜町(1駅戻る)浜町アーケード17:22~17:28崇福寺~石橋~長崎駅前
(ちなみに、1駅戻るところは、おそらく次の電車を待つより歩いて移動する方が早い。)
改めて乗換案内アプリに掛けると、15時過ぎにJR浦上に着ければ、18時前にはJR長崎から出発できそう、とわかった。ひとまずこれで、長崎電軌ルートは仮決定。

プラン1-1’: 諫早~長崎

長崎電軌のルートがほぼ固まったので、そこに接続する諫早~長崎ルートも固める。5月上旬の九州と言うことを考えると、景色が見えるのはせいぜい19時が限界。よって諫早に戻ってからのルートは特に考える必要なし(列車自体はあるから県北の宿に戻ることは余裕で可能)。
この区間のポイントは、喜々津~浦上間の新線と旧線両方に乗車すること。
私が使っている乗換案内アプリだと、経路指定が上手くいかないケースがある(「現川駅経由」を指定すると、現川駅通過列車も弾かれてしまう)ので、冊子版の時刻表を参照。良さげな組み合わせは以下のとおり:

  • 諫早→新線経由長崎方面

    • 諫早 14:38(快速シーサイドライナー)15:02 浦上、15:08 長崎

    • 諫早 14:58(普通)15:29 浦上、15:34 長崎

  • 諫早→旧線経由長崎方面

    • 諫早 14:14(普通)14:56 浦上、15:00 長崎

  • 長崎→新線経由諫早方面

    • 長崎 18:14(快速シーサイドライナー)18:45 諫早

    • 長崎 18:39(普通)19:11 諫早

  • 長崎→旧線経由諫早方面

    • 長崎 18:05(普通)19:02 諫早

出来れば14:38、遅くとも14:58に諫早に着く列車に乗ってくる必要があることが分かった。
また、諫早に戻ってから島原鉄道や長崎本線江北方面に乗っても日が暮れてしまうことも判明。

スケジュール案調整

ここまでで、「長崎電軌に乗る日」には、帰りに島原鉄道・長崎本線 江北~諫早・大村線に乗っても途中で日が暮れてしまうことが判明しました。私の個人的な乗り潰しルールですが、地下を走る路線を除き、日が暮れて暗転した後の乗車はカウントしないことにしています。
大村線・長崎本線の内1本は県北からのアプローチ時に乗車することになりますが、もう一方は別の日に回すことが確定です。
長崎本線 江北~諫早間はもともと普通列車の本数が大変少なかったのに加え、西九州新幹線の開通で特急列車がなくなってしまったので、日中の踏破が大変難しくなっていますが、島原鉄道との組み合わせを捜す中で、以下のような乗り継ぎが見つかりました:

  • 江北 13:38(普通)13:56 肥前浜 13:58 (普通)14:57 諫早 15:48(島原鉄道)17:07 島原港

  • 江北 16:04(普通)17:25 諫早 17:31 (島原鉄道) 18:52 島原港

前者に乗れば、島原港から九商フェリーまたは熊本フェリーで熊本港に出ることが可能。逆に後者の場合は、長崎県北泊をもう1日延ばすことも検討する必要がありそうです。
また、自動的に、長崎電軌に乗る日は、大村線で諫早入りすることが確定。

プラン1-2:佐世保線以北

佐世保に泊まることを前提に、2日に分けて乗車(いずれの日も、午後は南下し諫早・長崎周辺へ)。乗車対象路線は以下のとおり:

  • 佐世保線 (武雄温泉以東は昨秋乗車済み)

  • 唐津線

  • 筑肥線(姪浜~唐津は初日乗車予定)

  • 松浦鉄道

細かい分岐がたくさんあって単純な一筆書きにならない、運転本数もさほど多くない、佐世保の宿の空きがなかなか出ず、武雄温泉や伊万里に宿泊する可能性もある等、様々な悪条件の中、いろいろと組み合わせを検討しましたが、以下のようになりました。佐世保連泊がベターではありますが、宿泊地が伊万里・武雄温泉などになっても多少の早起きで対応可能なスケジュールとなっています:

  • 1日目:博多 14:30(福岡市営地下鉄空港線・筑肥線)15:10 筑前前原 15:11(筑肥線)15:55 唐津 15:58(唐津線)16:01 西唐津 16:21(唐津線)17:21 久保田 17:29(長崎本線)17:38 江北 18:09(佐世保線)19:22 早岐(19:09着の有田くらいまで、明るい時間に乗れればOK)

  • 2日目:佐世保 8:20 (松浦鉄道西九州線快速)8:55 佐々 9:03(松浦鉄道西九州線)10:57 伊万里 11:30(松浦鉄道西九州線)11:54 有田 12:28(佐世保線)12:42 早岐 13:25(大村線快速シーサイドライナー)15:02 浦上/浦上駅前15:05(長崎電軌3系統)15:21 赤迫 15:24(長崎電軌1系統)15:56 新地中華街 16:06(長崎電軌5系統)16:14 石橋 16:17(長崎電軌5系統)16:29 浜町アーケード 16:40(長崎電軌5系統)16:41 西浜町 16:59(長崎電軌1系統)17:03 崇福寺 17:10(長崎電軌4系統)17:26 蛍茶屋 17:34(長崎電軌3系統)17:45 長崎駅前/長崎 18:05(長崎本線旧線経由)19:02 諫早

  • 3日目:佐世保 8:51(佐世保線)9:22 有田 10:00(松浦鉄道西九州線)10:24 伊万里 11:05(筑肥線)11:44 山本 12:00(唐津線)12:46 久保田 13:27(長崎本線)13:56 肥前浜 13:58(長崎本線) 14:57 諫早 (島原鉄道線)17:07 島原港 17:30(フェリー オーシャンアロー)18:10 熊本港

ポイントは、1日目に乗った唐津線を3日目にまた使うところ。逆に、有田~伊万里を2日連続で組み込んでいるのは(乗継の悪さを考えると)要改善。

プラン2:熊本市~福岡県南部

プラン1の出口が熊本港に変更になったので、そこに接続するプランを作成します(そういう意味では、プラン1’と呼ぶべきものかもしれません)。
対象路線

  • 鹿児島本線 鳥栖~熊本(鳥栖以北は昨秋、熊本~新八代は昨冬乗車済み)

  • 熊本電鉄全線

  • 熊本市電全線

  • 西鉄全線(貝塚線以外)

  • 甘木鉄道線

冒頭述べたとおり、豊肥本線乗車は見送り。

熊本泊は確定なので、熊本電鉄(藤崎宮~北熊本~御代志~北熊本~上熊本)と熊本市電(上熊本駅前~辛島町~健軍町~辛島町~田崎橋)に乗車後、鹿児島本線を北上。
大牟田以北は、JRと西鉄の2つのルートがありますが、熊本から福岡へ抜けるルートなので、2ルートのどちらかは往復乗車が必要。
以上を踏まえ、↓ここ↓まではルート確定:

  • 藤崎宮(熊本電鉄)御代志(熊本電鉄)北熊本(熊本電鉄)上熊本(熊本市電B系統)健軍町(熊本市電A系統)田崎橋(熊本市電A系統)熊本駅前/熊本(鹿児島本線)基山(甘木鉄道線)甘木(西鉄甘木線)宮の陣(西鉄天神大牟田線)大牟田(西鉄天神大牟田線)西鉄二日市

ここまでで、約9時間の見込み。ボトルネックは30~40分程度ごとの甘木鉄道線と西鉄甘木線。田崎橋~熊本駅前の往復は、時間がもったいないのに加え、田崎橋での折り返し乗車が少々気恥ずかしいので、前日に熊本港からのバスを田崎橋で降りて市電に乗っておくのが良さそう。
福岡市近郊のルート選定には、宿泊地の問題が大きく影響しそうなので、西鉄二日市以北の行程はいったん保留。

プラン3:北九州市周辺

小倉辺りを拠点に足掛け二日くらいで乗り潰す対象を選択。
対象路線(高優先度):

  • 鹿児島本線 門司港~西小倉

  • 日豊本線 小倉~西小倉(鹿児島本線との重籍区間)

  • 筑豊本線 若松~新飯塚、桂川~原田

  • 日田彦山線 田川後藤寺~添田

  • 北九州高速鉄道線(いわゆる「小倉モノレール」)

  • 平成筑豊鉄道各線(門司港レトロライン含む)

  • 筑豊電鉄

  • 皿倉山ケーブルカー(旧帆柱ケーブル)

追加乗車候補:

  • 日豊本線 城野~大分

  • 久大本線

  • ラクテンチケーブル

香椎線、西鉄貝塚線などは、福岡周辺各線と一緒に検討。篠栗線・後藤寺線・日田彦山線 城野~田川後藤寺は昨秋乗車済みなので除外。

何となく、「福岡方面から小倉入りする日」「小倉拠点で周辺を巡回する日」「福岡に戻る/関東方向に帰る日」に分けて検討。
観光鉄道の門司港レトロライン・ラクテンチケーブル・皿倉山ケーブルカーが肝。特に門司港レトロラインは、休日日中40分に1本しか走行しないうえ、定員を超えると乗せてもらえないというリスクをどこまで見込むかが大きな問題。逆に皿倉山ケーブルカーは、一日の行程の終わりの日没直前に入れるのがちょうど良い。ひとまず、「小倉入りする日」に門司港レトロラインの最終便(16時40分九州鉄道記念館発)に乗り、一往復してから皿倉山ケーブルカーに向かうことにする。
ラクテンチケーブルは、日豊本線~久大本線と巡回するルートに組み込まないと時間がもったいないが、ラクテンチケーブルに立ち寄りつつ普通列車だけで小倉~別府~大分~久留米と日中乗車するのは困難であることが判明。夏以降、豊肥本線の前後に大分から別府に立ち寄る形で組み込むこととし、この旅行からは除外。
「小倉拠点で周辺を巡回する日」について、いろいろな組み合わせを試行錯誤するうちに、JRのみの大回り乗車にするのが良いのではないか、と思い立つ。第一案はこういうルート:

  • 小倉(北九州高速鉄道)企救丘/志井公園8:44(日田彦山線)城野(日豊本線)大分(久大本線;一部特急利用)久留米(鹿児島本線)原田(筑豊本線)18:50折尾

志井公園~折尾は、ICカードで乗車すれば最短距離で運賃計算されるので570円。折尾で降りず小倉まで帰ってくればもっと安い。これは良いと思っていたら、逆回りがもっとすごかった。

  • 小倉 8:47(鹿児島本線・筑豊本線)9:37 直方 9:41(筑豊本線)10:09 桂川 10:21(筑豊本線)10:49 原田 10:53(鹿児島本線区間快速)11:11 久留米 11:30(久大本線)12:26 日田 12:29 (久大本線)14:51 大分 15:04(日豊本線)16:41 中津 16:49(日豊本線) 17:53 西小倉

小倉~西小倉は初乗り運賃の170円。激レア運行の原田線(筑豊本線 原田~桂川間)・久大本線普通がこんなにきれいに接続するとは思いもしなかった。朝もう少し早く起きて、若松スタートか、モノレール往復を組み込んでも良さそう。西小倉17:53着なら、この後に皿倉山ケーブルカーを組み込むことも可能。

残る平成筑豊鉄道各線・筑豊電鉄は、概ねパターンダイヤなので、田川後藤寺~添田に接続させる形で仮スケジュールを立案。若松線(折尾~若松)とも組み合わせ、以下のような形に:

  • 行橋 9:28(田川線・伊田線)10:36 金田 10:42(糸田線)10:56 田川後藤寺 11:01(日田彦山線)11:16 添田 11:21(日田彦山線)11:35 田川後藤寺 12:20(糸田線)12:33 金田 12:35(伊田線)12:57 直方/筑豊直方 13:15(筑豊電鉄線) 13:49 黒崎駅前/黒崎 14:03(鹿児島本線区間快速)14:09 折尾 14:31 (若松線) 14:47 若松

これは特に乗り継ぎが良い組み合わせだが、どの日田彦山線列車と組み合わせても6時間前後で全部乗り切れるはず。これと、モノレール・門司港レトロラインを「小倉入り」と「帰り」に割り振れば、柔軟なスケジュールが組めそう。

ここまでのサマリ

  • プラン1:博多を午後に出て、長崎県北(または佐賀県北部)に宿泊、2泊3日で佐賀・長崎各路線に乗り、夜熊本に抜ける

  • プラン2:プラン1の翌日、熊本県内熊本以北・福岡県南部各路線に乗り昼過ぎ西鉄二日市に出る

  • プラン3:北九州市に2泊し、筑豊周辺各路線に乗る日と、筑豊本線・久大本線・日豊本線 西小倉~大分に乗る日を作る

  • 乗車対象:豊肥本線以北(ただし豊肥本線は対象外)

    • 鹿児島本線 西小倉~鳥栖、長崎本線 鳥栖~武雄温泉、西九州新幹線、篠栗線、筑豊本線 新飯塚~桂川、後藤寺線、日田彦山線 城野~田川後藤寺、日豊本線 西小倉~城野は対象外

    • 乗車計画未定路線

      • JR:九州新幹線、博多南線、香椎線、筑豊本線 若松~折尾、鹿児島本線 門司港~西小倉、日豊本線 小倉~西小倉

      • 西鉄:天神大牟田線 西鉄福岡~西鉄二日市、貝塚線、太宰府線

      • 福岡市営地下鉄:全線

      • 平成筑豊鉄道:門司港レトロライン

      • その他:ラクテンチケーブル

往路予約と宿泊予約

サブプランの組み合わせ順を検討しつつ、往路と宿泊の予約を実施。連休日数に対し1日か2日余裕が出来そうだったので、復路の予約は後回し。乗車計画未定路線の細かいスケジュールは、宿泊スケジュールが決まってから。
往路
新幹線でのアプローチだと初日の午後早い時間までまるまるつぶれてしまいさすがにもったいないので、飛行機で検討。大型連休となると、ANA/JALやSFJ/SKYが高いのはもちろんだが、各種LCCも大して安くない。ANAのマイルがかなり溜まっていたので、相対的に割安なマイル予約で福岡入りすることにした。4月30日午前9時台に空席があったので、1席確保。
宿泊
出来れば行程の真ん中あたりに2連泊の宿を設定したかったが、連泊できそうなプラン1もプラン3も真ん中には持ってこれないので、そこのこだわりは断念。
福岡入り→プラン3→プラン1→プラン2の順も考えたが、どうしても長崎県北の宿が2連泊で取れないことに加え、気をつけないと門司港レトロラインに乗れなくなってしまう(5月1日・2日は平日で、門司港レトロラインが運転されていない)ため、プラン1→プラン2→福岡周辺乗車→プラン3で宿捜し。とりあえず、5月2日の熊本と、4日5日の小倉の宿を確保。
4月30日・5月1日は武雄温泉、3日は久留米に仮の宿を押さえて、あとは毎晩楽天トラベルやAgodaで空き宿捜し。何とか最終的には佐世保・姪浜の宿を確保したが、これは直前の話。

プラン4:福岡周辺

現時点で乗車計画が立っていない福岡周辺各線への方針は、以下のとおり

  • 福岡市営地下鉄

    1. 箱崎線は乗車予定。末端部分が地上走行区間になるので、日中乗車要

    2. 空港線は、初日福岡空港から博多に出るのに乗車、その後、プラン1で14:30博多発の筑前前原行きに乗車するので、自ずと初日完乗予定

    3. 七隈線は博多~天神南開業以来一度も乗っていないので、この機会に絶対乗車。全線地下なので夜間乗車でOK

  • 新幹線・博多南線(いずれも九州満喫きっぷ対象外)

    1. 山陽新幹線(博多以東)は昨秋乗ったので今回は見送り。ただ、プラン4への移動で博多から小倉まで乗るかも。

    2. 博多南線は、何かのついでに乗れれば乗る

    3. 九州新幹線は、プラン1の出口が熊本になったために大変乗りにくく、九州満喫きっぷの対象外であることと合わせ技で、今回は見送り

  • 西鉄太宰府線・天神大牟田線 西鉄福岡~西鉄二日市・貝塚線・香椎線

    1. 貝塚線は箱崎線・香椎線と組み合わせて乗車予定

    2. 太宰府線は、太宰府~宇美のバスと繋がれば面白いが、繋がったら繋がったで天神大牟田線の西鉄二日市以北が浮く。5月3日の宿泊場所次第。

宿泊場所探しと連携していろいろと切り貼りしていましたが、最終的には以下のような計画になりました。

  • 初日

    • (ANA247)11:30福岡空港→地下鉄で博多駅へ移動→九州満喫きっぷ購入→博多 13:09(博多南線)13:17 博多南線 13:42(博多南線)13:50 博多 14:30(→プラン1)

  • 4日目

    • (プラン2→)西鉄二日市 18:16(太宰府線)18:22 太宰府 18:33 (太宰府)18:40 西鉄二日市 18:43(天神大牟田線)19:06 西鉄福岡天神南 19:17(七隈線)19:20 博多 19:22(七隈線)19:50 橋本

  • 5日目

    • (福岡市西部泊→)中洲川端~貝塚~西鉄新宮~和白~西戸崎~宇美(→福北ゆたか線または鹿児島本線で東へ;北九州高速鉄道か、若松線にも乗車)

4日目の宿が福岡市近郊で見つからず、久留米辺りまで南下せざるを得なかった時は、4日目の太宰府線を5日目に回し、西鉄久留米~西鉄二日市~太宰府~(バス)~宇美~西戸崎(以下逆巡回)とする計画もあったのですが、結果的には、体力的にだいぶ楽なプランになりました。

プラン3再び:北九州市周辺

5日目の福岡市側スケジュールがほぼ固まったことで、筑豊周辺も含めて改めて乗車スケジュール検討。

  • 5日目

    • 中洲川端 8:18(箱崎線)8:28 貝塚 8:31(貝塚線)8:56 西鉄新宮 9:13(貝塚線)9:19 和白 9:34(香椎線)9:49 西戸崎 10:09(香椎線)10:30 香椎 10:48(香椎線)11:22 宇美 11:35(香椎線)11:51 長者原 12:05(福北ゆたか線快速)12:56 直方 13:04(筑豊本線)13:47 若松 13:59(若松線)14:14 折尾 14:30(鹿児島本線区間快速)14:55 小倉 15:10(北九州都市モノレール)15:29企救丘/志井公園 15:58(日田彦山線・日豊本線)16:16 小倉 16:17(鹿児島本線)16:31 門司港/九州鉄道記念館 16:40(潮風号)16:50 関門海峡めかり 17:00(潮風号)17:10 九州鉄道記念館/門司港

  • 6日目:省略

  • 7日目

    • 小倉 8:52(日豊本線)9:25 行橋 9:28(田川線・伊田線)10:36 金田 10:42(糸田線)10:56 田川後藤寺 11:01(日田彦山線)11:16 添田 11:21(日田彦山線)11:35 田川後藤寺 12:20(糸田線)12:33 金田 12:35(伊田線)12:57 直方/筑豊直方 13:15(筑豊電鉄線) 13:49 黒崎駅前

最終7日目が、14時前に黒崎駅前で終了してしまいますが、まあ、すべての計画が上手くいくとも限らないので、5日目(福岡~小倉)と7日目は、計画リカバリのためのマージンとすることにしました。
7日間の乗車ルートを色分けして記載したのがこちら(国土交通省 九州管内路線図に加筆):

2023年5月連休乗車予定

だいぶ長くなったので、実乗時の記録は別記事で。

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