記事一覧

50年後も同じ気持ちのラブレター

幼少期から少女漫画が大好きだった。 そんなわたしがあなたの作品に出会ったのは小学5年生の頃。 美容室でのカット中、目の前に置かれた1冊の漫画が始まりだった。 やっと…

綿貫
11か月前
5

かっこいい話。

難しいあの文章はかっこいい。 難しいあの絵画はかっこいい。 難しいあの動画はかっこいい。 "難しい"は"かっこいい" 本当に? 難しいことはかっこいいことじゃなかった…

綿貫
1年前
2

本と、私と、ある詩人。

幼稚園の頃、私は本が好きだった。 たくさん絵本を読んでいた。 そこに書かれている言葉が好きだった。 絵に示されていないことでも自由に思い描くことができる、明瞭で曖…

綿貫
1年前
57

50年後も同じ気持ちのラブレター

幼少期から少女漫画が大好きだった。
そんなわたしがあなたの作品に出会ったのは小学5年生の頃。
美容室でのカット中、目の前に置かれた1冊の漫画が始まりだった。

やっと2桁を迎えたくらいの当時のわたしには少し難しいお話で、その反面作中の世界がやたらキラキラとして見えた。
今まで読んできた少女漫画とはどこか違う。
詳しい理由なんかわからなくても直感がそう感じていた。

あなたの作品に出会う2年ほど前か

もっとみる

かっこいい話。

難しいあの文章はかっこいい。
難しいあの絵画はかっこいい。
難しいあの動画はかっこいい。
"難しい"は"かっこいい"

本当に?

難しいことはかっこいいことじゃなかった。
だって難しい本を読んでもすごいとは思わなかった。
そのとき感じたことは、何がしたいんだろうということだけ。

Z世代向けのための物語。
読んでほしいのはまだ世界を知らない子供たちで。
それなのに多用する比喩表現。
ストレートに

もっとみる
本と、私と、ある詩人。

本と、私と、ある詩人。

幼稚園の頃、私は本が好きだった。
たくさん絵本を読んでいた。
そこに書かれている言葉が好きだった。
絵に示されていないことでも自由に思い描くことができる、明瞭で曖昧な"言葉"が好きだった。

小学生の頃、私は本が好きだった。
学校の図書館にある本を片っ端から読んでいた。
知らない漢字、知らない知識、知らない言葉遣い。
いろいろな未知に出会いそれらを知っていくのが好きだった。

中学生の頃、私は本が

もっとみる