ライブを鑑賞する上でのマナーや文化の違いについて

こんにちはあたつなひかこです。RIOTMUSICを応援し始めてかれこれ3年以上になります。いわゆる界隈のリスナーで「古参」に分類されてくるわけですが、別に長く応援していること自体はなんら偉そうにできることではないんですけどね。ただアーティストやリスナーの変化に目を向けてみるという意味ではやはり長くお付き合いすることの意味が出てくるわけではあります。

何事においても比較というのは大事なものです。頭を冷やして大事なことをまとめるためにもですね。と言っても所詮は主観的な判断にしかなりませんのでそこは何卒ご容赦を。

さてさて先日のライブで相も変わらず出演者の素晴らしいパフォーマンスを見せつけられましたが一方で一部の観客の行きすぎた行為で不快な思いをした方もいることはこれを読んでる人にとっては周知のことでしょう。

以下問題点をまとめてみました
1、MIX(今一つ何のことかわかってない)をはじめ、一部の界隈独特のコールがあった。
2、とんでもなく声が大きく出演者の歌が聞こえなかった。
3、オフィシャルではないペンライトを持ち込んでる人がいた。
4、ぶつかってくる人がいた。
5、ペンライトを高く振ってる人がいた。
6、ジャンプや周囲の迷惑になる動きをする人がいた。

こんなものでしょうか。何か他にもあるよという方がいれば僕が落ち込まないような言い方で教えていただけると幸いです。

わかりやすいところから確認をしていこうと思います。
まず3についてですが、これはRIOTMUSICのライブ全体で禁止されています。論外です。

次にわかりやすいのは4ですかね。単純に言うと周囲への配慮が足りないと言うことですね。自分はぶつかられても大丈夫だから自分が他の人にぶつかってもいいと言う理屈は通用する界隈もあれば通用しない界隈もあると思います。参加してる観客が一人でも多く楽しめるように自分基準で考えないようにして欲しいです。ライブに慣れてない人にとって肘がぶつかったりするの普通に痛いです。

5はちょっと話が複合的になります。5について考える上でポイントは2つあると思います。1つ目は注意事項では胸の高さまでと書いてあるけどなし崩し的に認められていた。2つ目はとは言いつつもそれを不快に感じる人もやっぱりいたこと。ライブによっては後ろの方から出演者がほとんど見えなくてそこでさらに手を高く上げられると本当に何も見えなくなるからなどの理由があるかと思います。他にもペンライトはよくも悪くも一体感を強制されるので時には周囲のペンライトの動きが自分のペースでライブを楽しむ上で障害になる・ストレスに感じることがあると言った理由も考えられます。
正直なし崩しになることは仕方ないと思ってます。だって楽しいもの。ペンライトを振らないVtuberのライブなんてどこにあるの?って感じですし。と言うふうに開き直りたくなります。ではなぜ今回特に問題になったかといえば、最近界隈がピリピリしている中で今まで通りが通用しなくなったと言うのが一番大きいと思います。運営が今までより厳しく取り締まると言うのは事前にわかっていたと思うので(知らなかったことは言い訳にならない)注意事項に従わなかった観客に非があると言わざるおえません。

6については4と5を足し合わせた感じですかね。

2はこれも非常に難しい問題ですね。盛り上がってたらそりゃ声だって大きくなりますもの。それを自制できる人なんて普通いないです。とは言いつつこれも事前に注意事項として他のお客様の迷惑なるような大声は出さないようにと言う記述があります。基準が分からねえよと文句を言いたくなる気持ちは想像に難くないですが,,,。
これもなぜ今回問題になったかについて考えていこうと思いますが心苦しいことに特定の層に対する偏見がかなり関わってきてしまいます。心当たりのある方はどうか寛大な目で読んでいただけると助かります。
まずこれも今までは特に問題にならなかったというのが大事です。ではなぜ今回は問題になったかといえば今までは参加していなかった層のリスナーが参加していたからだと思っています。私は特にこの一年間Vtuberだけでなくアニソンフェスやプロの歌手のライブなど自分なりに見聞を広めてきたつもりです(広めた見聞もかなり偏りはありますが)。その中で界隈によって熱狂の仕方に大きな差があることも肌で感じました。RIOTMUSICをはじめとしてVtuberのライブはプロの歌手のライブと比べてかなり控えめな雰囲気です。なので他の界隈の雰囲気をいきなりRIOTMUSICのライブで持ち込むと場合によっては拒絶反応が起こることは念頭に置いておくべきかと思います。アレルギー反応というべきですかね。
オオスズメバチとミツバチとの関係とも少し似てるかもしれません。オオスズメバチがミツバチの巣に近づくとミツバチはオオスズメバチを囲んで殺そうとします。今回この界隈で起きてることもこれに似てるかなと思います。ミツバチ、オオスズメバチの力関係や攻撃性について今後は考慮が必要かなと思います。
話がそれましたが簡単に言うと他の界隈の声の大きさにRIOTMUSICのリスナーは慣れていなかったということですね。この点についてはまた後で少し触れたいと思います。

最後に1についてですが、これが個人的には一番話がややこしいと思っています。なぜならmix(僕は勝手に界隈独自のコールのことだと思ってます)は注意事項に書かれてません。また、コールは出演者の求めに応じてやることもありますがそれ以上に本家様のライブから取り入れてる部分もかなりあります。そのためどのように声を出すかについては良い悪いの議論は不可能だと思っています。
ですがやはり今回の問題点のキーワードとして上がってる以上は議論から逃げるわけにもいきません。
私なりの結論ですが、繰り返しになりますが、mix自体は悪くないと思っています。mixが悪い行いとされた理由はmixそのものにはないと考えています。大声を出す、周囲の迷惑になる動きをする、mixをするというように迷惑をかけてしまった観客の行為の羅列としてmixが上がってしまっているだけだと思っています。要はmix自体は悪くないけど迷惑行為の一連の流れとして一括りにされたってわけですね。

まとまりのない話を長々とした後でまとめをこれまた長々としていこうかと。

界隈にはそれぞれ文化があります。郷に入っては郷に従えです。そして経緯はどうあれ基本的には運営は絶対です。私もこれまで少なからずなし崩し的にルールを破ったことがありますが、これからはそうはいかないぞということを一人一人考え、今までの応援の仕方で何が大丈夫か何が問題となるか一つ一つ見極めることが必要になるかと思います。

リスナーは推しに似るものです。RIOTMUSICのリスナーは推しのどういうところに似たかというと、感性が鋭いこと(弱いことの別の言い方)、真面目なとこ、優しいとこ、音楽を愛しているとこだと思います。
僕にとってRIOTMUSICは最初の推し活の対象で、まだまだ他の界隈との比較が不十分で完全に主観的評価になります。RIOTMUSICのアーティストは勤勉で歌が上手くなることに全力を注いでいます。そして成長のスピードも他のVtuberよりも早いように感じます。RIOTMUSICの理念として感情を突き動かす歌を創出するというものがあります。アーティストはそれを実現するために曲の細部に命を吹き込む歌い方をしているように感じます。そんな音楽を聞く中で様々な感情の動きがあります。RIOTMUSICのリスナーは音楽を聞くのが好きで感情が豊かな人がとても多いように思います。だからこそ、推しの音楽を聞こえないことは大きなストレスになることがあります。アーティストが命を吹き込んだ細部が聞き取れないことはリスナーとアーティストとの感情のやりとりをする上で障害になり得ます。私もライブではないですが部屋で音楽を聴いてる時にバイクが大きな音を出していたりするととてもストレスに感じます。感性が豊かであるが故に周囲の環境の変化に弱くストレスを感じやすいという側面があると思います。そして真面目さや優しの裏返しに強い憤りというのもあると思います。
難しい課題ではありますが、ライブで盛り上がりたい人と音楽を聴きたい人が共存できるようにお互いに思いやりが必要になると思います。片方が譲歩すればいいという問題ではありません。

そして今回の一連のトラブルについて推しは全く悪くないです。人によっては推しが煽ったからペンラを高く振った、ジャンプしたという人もいるかもしれませんがそれは運営の注意事項と観客の理性の問題です。推しは悪くありません。しかし今回の騒動で誰が一番傷つくかといえば間違いなく推しです。みんなに喜んでもらえるために沢山練習してきたのに、それをきちんと見てもらえなかった。私(推し)が余計なことをしてしまったばっかりにリスナーに嫌な思いをさせてしまった。次からライブに来る人が減るかもしれない。Xで嫌な書き込みが増えるかもしれない。配信に来てくれる人も減るかもしれない。
今観客は一時の強い憤りを感じるだけで済むかもしれませんが推しはリスナーが想像できないような長い時間苦しむことになります。今この時もです。
綺麗事ではありますが今一度みんなで推しの幸せを願ってみませんか。今回を過ちを犯した人もそれに憤りを覚えた人も、一度冷静になって互いに歩み寄って推しのためにできることをみんなで考えてみませんか。

「優しを失わないでくれ 弱いものを労り、互いに助け合い、どこの国の人とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ たとえその気持ちが何百回裏切られようとも」
これはウルトラマンAが最終回で地球を去るときに子供たちに残した言葉です。博愛の極みなセリフですがウルトラマン史上最高の名言だと思ってます。何も博愛のもとに戦争を無くそうとか差別を無くそうなんて大層なことを言うつもりはありません。ただ互いに友達だと言える関係の中で、一緒に応援したい人がいる中で、手を取り合いたいなというだけです。推しの笑顔を守りたいなと言うだけのことです。

今回やっちゃったなという人も、憤りを感じた人もみんなで一緒にこれからもRIOTMUSICの応援をしたいなと思っています。私も沢山失敗することがあると思います。その時はそっと正してくれると嬉しいです。

とあるリスナーの心の叫びでした。

ついでに

僕は今でもウルトラマンが好きなんですよね。
ウルトラマンとか特撮って子供のものって思うけど実は大人でも楽しめるように出来でると思いますし。
ウルトラマンって大人が目指す姿だと思ってます。だから子供の時にウルトラマンを見ながら夢を膨らませることができるんだと思います。この曲(動画)にはそんな大人の理想を子供に伝えるためにできてて、だから大人になった今でも沢山聴いてます。こういう大人になりたいなって今でも思いながら。

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