本屋と焦り

好きな作家の作品を追う。
自然なことである。

あれも読んでみたいな、あの作家さん興味あるな、いっぱい本読みたい!(キラキラ)
目と心の奥を輝かせてくれる場所が本屋だった。

それなのに今は、
「目の前にこれだけの本があるのに、一片しか知らない私」という途轍もない不安に襲われることがある。

営業、経済、商売の存在を知っているはずなのに、理解しようとちょっとでも寄り添ったからこそ、それに蝕まれた消費者に成ってしまった。

あれ知らないの? これ知らないの?
みんなが知ってる、より良い暮らし、自己成長なんて言葉に翻弄され、それらにあてはまらない自分の、意識低いから社会から見放される不安が肥大化していく。

大好きな世界で不安に襲われるなんてなくていいのに。

勉強って不安を減らすためにあるって聞いたことあるけど、
知れば知るほど、
白紙が黒で覆われるほど、
なんだかしんどくなることもある。

シェルターや道しるべがそこにあれば、ただそれだけでいいじゃないか。
そう思ってしまうのです。

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