【ショート漫才】結局地元

東京からお届けする、茨城県民コンビによる茨城県民に向けたネタ。(架空)

◆どうもー。よろしくお願いしますー。
 ねー、私たち2人とも茨城育ちなんですよ。
◇ああもう茨城茨城いわないで。せっかく東京出てきたのに。
◆なんでよ。
◇地元なんてなんもないから。東京なんて何だってできるから。
◆そーだけど。
 そんなんいうなら休みの日とか何して過ごしてるの?
◇YouTube見てる。
◆家出ろや。あんなんどこでもおんなじの見れんだから。
 そこまでして何見てんの。
◇渡辺直美さんでしょ。
 ピース綾部さんでしょ。
 カミナリさん。
◆すがってんなぁ! 茨城臭強すぎて納豆匂ってくるわ。
◇やめてよぉ~。◆やめてよちゃうわ。
◇臭ってくるとか。
◆大丈夫だわ。自分の自に大きいじゃなくて、こう!(つつみがまえの体現)いうやつにカタカナのヒのやつだから。
◇ならいいわ。
◆いいのかよ。
◇ちがうよ、方言にキュンとくるの。
◆茨城訛りじゃ。
 耳から安心求めんなよ。
 東京でどっか行きたいとことかないの。
◇ある。
 世田谷にある等々力渓谷行ってみたい。
◆あぁ、都会のオアシスらしいね。
◇あとあれね、東京にでっかい大仏があるらしいね。東京大仏って。
◆へぇ、知らんかった。
◇大仏なんてデカければデカい方がいいよ。
◆おん。
◇あとは高尾山登ってみたい。
◆…花貫渓谷行って牛久大仏見て筑波山登れや!
 大仏なんてデカければデカい方がいいんだろ!
 縦に120mを目に焼きつけろ。
◇あともう1個ある。
◆何よ。
◇サービスエリアとか道の駅楽しみたい。守谷SAみたいな。
◆今すぐ高速バス予約して実家帰りな。
 どうもあざしたー。

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東京に道の駅は八王子に1箇所しかないし、SAはないらしいです。

(以下、関係あるっちゃあるけど関係ないっちゃない話)
漫才ワークショップに行ってきました。
講師の方(プロ)が作ってくれたテキストに沿って、穴埋め形式ではじめましての人とコンビ組んでネタ作って実演する、といった貴重な体験ができました。

やるならクオリティーを求めたいところではあったけれど、初心者のくせにできないとできないで落ち込むし、緊張する場所に行くと、家帰って記憶消すように虚無状態になる私なので、今回は「とにかく楽しむ」ことだけを考えて。あと普通に、いざやってみたら自分の頭の回らなさに直面した。日々のアウトプット不足がたたってるなと。考え出したら長いタイプなので余計。案の定、みんなが立ちでネタ合わせ入ってるのにも気づかず、うちらだけ取り残されてた。←いっつもそう。私すぎる。

相手の方とは年の差があって、若さをキャラに!って自由にやらせてくれたのに、ボケのくせにニコニコしてマイルドに収着しちゃったところ、もっとうまくやりたかったなぁって。漫才とか自分の魅せ方分かりたいし、ネタの内容でボケ・ツッコミ面白い!みたいなんしたい。

相手の方が明るくて優しい方でよかった。
帰り道、お話しながら帰って、
最後握手して別れたの、忘れない。

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