余生も半ばを過ぎて
ちょっぴり辛いお酒を少々と、それほど強くない煙草を少々、それと、新種すぎて恐らく違法性も認知されていない(されていたらごめんなさい)ドラッグの力を借りて書き上げた僕の新作小説『余生も半ばを過ぎて』の原稿が、なぜかレイ・ブラッドベリの短編『とうに夜半を過ぎて』にタイトルはおろか中身まで酷似しているという理由で没になってしまった。
なにがブラッドベリだと僕は思った。
ブラッドベリだかブラパットベリベリだか知らないが、僕が死に物狂いで捻り出した妙案を、あろうことかこのジジイは、何